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2014年10月12日
Sweet Seoul Music @Seoul
昨夜は宿に帰るとそのままベッドに横たわり、眠りに落ちた。
風呂に入ったとはいえ、シャワーも浴びず、汗まみれのまま、睡没。
朝になって熱いシャワーを浴び、完全復活。
3日間とも空の表情が異なり、風の感触も違う。
この時期のソウルの空は気まぐれなのかな。
古い街並みを探し歩こうと、鍾路(チョンノ)へ。
1号線「鍾閣駅」は明洞の北側、歩ける距離だ。
駅を出て、大通りから一本裏手に入ると、
細い路地を埋めるように飲み屋や定食屋がひしめき合っている通りがある。
「090」にも「03」にもかけられ、スマホの通話料が激安になる電話アプリ「050 plus」
通称「ピマッコル通り」。
「木の皮で作った家」というピナムが語源となった路地。
ところが地下鉄駅を出たところで出迎えてくれたのは、
工事現場のフェンスとなにもない空き地と建設現場だった。
「ピマッコル通り」は一部を残し、ほとんどが再開発されてしまっていた。
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小さな定食屋の裏手には背の高いフェンスが無機質にそびえている。
路地の向こうに背の高いクレーンが忙しそうに働いている。
路地には生き残った店がかろうじて再開発を拒んでいるようなありさまだ。
店と店がひしめき合っていた路地は、
その左右のどちらかが工事現場のフェンスになっていた。
そのフェンスの路地をくまなく歩いてみたが、
かつて2〜3,000Wで定食を食べることができた路地は、
どこも再開発の波に侵食されていた。
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東京の古い町並みが地上げされてしまったときのように、
ソウルにも開発の手が広げられているのだろう。
こうしてその街のニオイや色はどんどん新しいものに塗り替えられてしまうのだろう。
まだ営業を続けている店もたくさんあったが、
時代という名の波に抗っているだけのようにも見えた。
「古き良きソウル」は少しずつ失われている。
6月18日−DAY3
写真1; バイクも通れない幅の路地に店がひしめく
写真2; 定食屋の店先。焼サバが今日のランチ
写真3; 見るも無残に再開発の真っ最中
写真4; 右も左も工事だけど、生き残って営業中