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2014年10月28日
Order Order @Seoul
7月の梅雨時季だが、午前中からすでに蒸し暑く、
このところの雨が湿度の上昇に拍車をかけていた。
4日目にして、暑さのピークだ。
朝一でクリーニング屋へ。
普通の街なかの店なので、英語も日本語も通じない。
店内ではオヤジサンが忙しそうにアイロンを動かし、
オバサンはミシンを走らせていた。
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「アンニョンハセヨ〜」
店に飛び込むときは無駄にでかい声でアイサツしたほうがいい。
こちらはアヤシイ外国人なのだから。
ローカルの言葉でアイサツするだけで店員の表情はかなり変わる。
これは韓国に限らず、どこの国でも通用する方法。
ミシンを止めて、オバサンが応対してくれた。
店先で短パンを見せ、ポケットの状態を示す。
オバサンは理解を示しながら短パンを改めた。
「ダイジョウブデスカ?」
「大丈夫よ」
両方のポケットのほかに、
ズレたウェストのボタンも付け替えてほしかったので、指で示す。
繰り返しオバサンはうなづいた。
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「イクラカカリマスカ?」
「3箇所で2,000Wね」
「ナマエハイリマスカ?
「大丈夫よ、預かるわ」
「キョウ、ヨル、ヨロシク?」
「大丈夫、できるわよ」
完全なブツ切り韓国語だが、オバサンは笑顔で受けてくれた。
観光客などやってくるはずもない店で、やさしい対応。
しかも相手はろくすぽ韓国語も話せないというのに。
「オネガイシマス」
受け取りも名前も残さないことにちょっとだけ不安を感じ、
宿の名前を告げて、店を後にした。
「ま、なんとかなるでしょ」
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古着の短パン=8,000W
修繕代 =2,000W
併せれば、新品の短パンが買えてしまう値段に苦笑しかけたが、
観光客では体験できない貴重な経験に感謝、感謝。
クリーニング屋でのやり取り=プライスレス?