残された目先のリスク: 株式相場あれこれトレンドと投資タイミング

2015年01月21日

残された目先のリスク

ただし、最近の相場はボラティリティが高く、昨日もそうだったように25日移動平均線などの節目を上にも下にも簡単に抜けて動きます。米国株式はまだVIX指数が19と高めです。
今日は日銀の金融政策決定会合の結果が出ます。追加金融緩和があるかどうかで昼過ぎから動きが大きくなる可能性があります。引け後の黒田日銀総裁の会見も注目です。
明日はECB理事会があります。マーケットは既に量的金融緩和決定を織り込むような動きがあり、緩和策の内容が問われるでしょう。具体性に欠けたり、規模が小さい場合は失望を誘う可能性はあります。
目先で最も懸念されるのは25日のギリシャ総選挙後の影響です。急進左派の躍進が予想され、混乱がどの程度になるか気にかかります。影響がギリシャ一国に留まるのかどうかも懸念です。
昨日の株式相場の動きは底打ち反転相場に入った可能性が感じられました。1月に入って休んでいた銘柄群に急伸する動きもありました。まだ上記のギリシャ総選挙などのリスク要因はありますが、春に向けて上昇相場がスタートした可能性も念頭に置きながら来週にかけての相場の動きを確認すべきでしょう。ギリシャ総選挙後に再度安いところがあるかもしれません。
今日は17500円が重そうですし、値上がりが3日目になるので利食いが出やすいでしょう。昼過ぎの日銀の金融政策しだいで動きが変わるでしょう。

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