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2017年01月01日

亡き弟のアンプ TA-F5が蘇った日


生前「兄貴、アンプの左から音が出なくなったから直して」と預かったのを
思い出したのがSU-3000を押入から出した2015年の春に遡ります。

SU-3000の下に箱があり、何が入っているのだろうと開けたら
弟から修理を依頼されていたアンプでした。

DSCN4972_R.JPG


恐らくファイナルトランジスタがダウンしたのだろうと放置しておりました。
今年の正月のように朝から各自好きな事をして過ごすのも久し振りの事なのです。

レコードを聴きながら蓋を開け内部を確認しました。

DSCN4977_R.JPG

無線機でいうファイナル部分ですが、同じパワートランジスタは入手不可能でしょう。

次にスピーカーラインを確認しました。

DSCN4978_R.JPG

ケーブルを辿ると

DSCN4979_R.JPG

フロントのヘッドフォンジャックとスピーカーA・Bの切替の基板へと
繋がっておりました。

基板は

DSCN4980_R.JPG

この中で怪しいのはダイオード位でしょう。
テスターをあてたら異常無しであとは電解コンデンサのみ。

液漏れも無いので一旦スピーカーを接続し携帯型CDプレーヤーも接続して
電源を入れました。

確かに左側から音は出ません。
念の為、ヘッドフォンを挿入したらステレオで聴こえたのです。
従って異常はスピーカースイッチ又は入力切替部分だと判明しました。

DSCN4983_R.JPG

プッシュ式の入力切替ですが内部は接点接続の為、両方を清掃すると
良いかもと取り出したのは

DSCN4985_R.JPG


接点復活剤です。
少しずつ注入して音を確認してスイッチをカチャカチャしたら
何と音が出ました。

修理時間は30分でしたので、もっと早くに修理すると良かったと・・・
今頃天国に居る弟は「兄貴、直ったんじゃんか」と呟いているかも知れません。

置く場所が無いので床の上です。
スピーカーは「キーさんのオーディオ・音楽」時代に製作したNFJさんが
大量に放出した2.5インチのアルテックランシングの物です。

DSCN4986_R.JPG

これ3台分の木材をカットして読者プレゼントした物で
よくコメントを下さる「hide」さんと
もう一人の方が当選したのです。

この状態にて鳴らしたのが下記です。





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若かったはずが気付けば結構な年齢となりました。 多趣味で熱しやすく冷めやすいという生粋の道産子です。 自作が好きで無線機系を随分作りました 30数年前に作った無線機が現役です
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