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2020年06月14日

最高の出会い「ロッカ・モラ」!この価格帯の赤ワインで最高!!

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思えば4月5月と色々なお酒を宅飲みしました。

ウヰスキー、焼酎、日本酒、ワインなどなど。

その中で、1番の出会いと言っても良いお酒がありました。


それが本日ご紹介させて頂く一本、「ロッカ・モラ」だったのです。



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◆ たまにはイタリアワインを飲んでみよう

もともとそこまでワインに詳しい訳ではないジャックですが、以前は赤ワインを飲みたくなるとフランスのボルドーワインなどを選ぶことがほとんどでした。

しかし、横浜の「岡野」や「裏横二階」、神戸の「エノテカ・ラ・シレーナ」などと言うお店で勧められているうち、イタリアワインの陽気な美味しさに、徐々に惹かれて行きました。


そうこうしているうちに「ネグロアマーロ」と言う葡萄品種に出会います。

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イタリアのプーリア州(イタリアのロングブーツのかかとのあたりです)を中心に栽培されているネグロアマーロですが、なんとも歴史は古く、古代ローマ時代から栽培されている品種だとか!

味の特徴としてはチェリーやプラムの様な、若干甘みがある果実味をしています。

ネグロアマーロと言う言葉は「黒く苦い」という意味なので、若干の甘みという点が少し意外ですね。

しかし甘いだけではなく、遠くの方からスパイシーな味わいも漂ってきます。

この甘みとスパイシーの絶妙なバランスが、赤ワインになった時の奥深さを実現してくれる訳ですね。

今回の一本、「ロッカ・モラ」に使われている品種も、まさしくこの「ネグロアマーロ」なのでした。









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◆ 「ロッカ・モラ」との出会い

「ロッカ・モラ」はフルボディ(辛口)です。

フルボディの赤ワインを飲むと、たびたびジャックが感じてしまうのが「重めの酸味」です。


もちろんこれは、ジャック個人の感想ですよ。
味覚というのは100人居たら全員少しずつ違うらしいので。

もちろん、それが美味しくて飲んでいる訳なのでありがたいのですが、もうちょっと違う味覚が何か欲しい、とパズルのピースが合ってない様な感覚を感じていたのでした。


そのパズルをはめてくれたのが、「ロッカ・モラ」を飲んだ瞬間。


重厚な酸味はしっかり残っているのに、それに対してちょうど良い分量の香ばしい甘みが混ざってきてくれます。

ジャックが感じたのが、ウェルカムな感覚。

飲みやすい事この上ない、とはまさにこの事でした。


品種を見てみると、ネグロ アマーロ80%、マルヴァジア ネラ ディ レッチェ20%だそうです。

先程の「ネグロアマーロ」が80%も入っていると、これは飲みやすい訳ですね。


「ロッカ・モラ」に使われている「ネグロアマーロ」は、サレント半島の伝統的植樹法「アルベレッロ(株作り)方式」と言う方法で、仕立てられた葡萄の樹から手摘みで収穫が行われます。

ハサミで一つ一つ悪い房や実を丁寧に落としてゆき、良質な果実だけを使うことに専念しています。

なんとも徹底的なこだわりの収穫方法ですね。


これらの積み重ねが、この上ない飲みやすさに繋がっているのでしょうかね。


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「ロッカ・モラ」に対するプロの表現を覗いてみると、


「クランベリーやカシスなどの赤い実、ブラックチェリーなどのちょっと濃いめのフルーツの香りもあり、とにかくぎゅっと詰まった果実味!」

「ココアやコーヒーのニュアンス、ビーフジャーキーのようなパワフルな香り、そして余韻にはあんずやドライフルーツのような酸味のある果実の凝縮感を感じます。」

「元気のあるジューシーでボリュームのあるワインですが、飲み心地はスムースで滑らか。」


などなど。

やはり、果実の甘み、香ばしさ、ちょうど良い酸味が渾然一体となっている様が表現されていました。

ジャックの感覚がそれほどズレてなくてよかったです。

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◆ ワイナリー「スコラ・サンメルティ」

さて、この「ロッカ・モラ」を作り出しているのは、「スコラ サルメンティ(Schola Sarmenti)」と言うワイナリーです。

ロレンツォ マッラ氏とサンドロ カラブレーゼ氏と言う若者たちが立ち上げた、2004年に市場デビューした若いワイナリーです。

もともと「スコラ・サルメンティ」とは、若木(若者)のための学校といった意味です。

共通の志を持つ親しい仲間らとともに、「良い葡萄づくり」のポリシーの元、40haの畑でワインの製造に携わっています。

先程の、「収穫は手摘みで行う」、「悪い房や実はハサミで一つ一つ落とす」なども、良質な果実のみを用いることに専念するための大事なルールです。

トップワインの「クバルディ」がリリース後まもなく、「ガンベロロッソ2グラス」を獲得した事もある実力派ワイナリーなのでした、


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「ガンベロロッソ2グラス」と言うのは、イタリアで有名なグルメ専門の雑誌などを発行する出版社「GRHSpA」の評価のひとつです。

高評価の段階を高い方から、3グラス・2グラス・1グラス・グラスなしの4段階で評価する、ミシュランガイドの様なイメージの基準ですね。

レストラン評価の「リストランテ・ディ・イタリア(Ristoranti d’italia)」に並んで有名な、ワイン評価の「ヴィーニ・イタリア(Vini d’Italia)」での2グラス獲得は、「スコラ・サルメンティ」を一気に注目のステージに持ち上げた訳ですね。







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◆ フランスワインとイタリアワイン

さて、最後にフランスワインとイタリアワインについて少しだけ書かせて頂きます。


ワインはもちろん世界中で生産されている訳ですが、中でもフランスワインはあまりにも有名ですよね。

ワイン生産量ナンバーワンは当然のフランス…、だと思っちゃいがちです。

しかし正解はなんとイタリア。

年間40億リットル以上ものワインを生産している様です。
日本の生産量が1700万リットル弱なのでその凄さが分かりますよね。

ちなみに二位がフランス、三位はスペインだそうです。


ワイン発祥の地もフランスではなく、ロシアとイランの間のコーカサス山脈一帯らしいのでこれもちょっと以外です。


フランスでは、産地ごとに使用できるぶどうの品種や生産規格などが厳密に定められています。

これに対しイタリアでは、フランスほど厳密に規格が統制されていないこともあり、とにかくブドウの品種が豊富です。
各地特有の稀な品種も数多く、とても全ては覚えきれません。


フランスのワイン生産地は、ボルドー、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ、アルザス、ロワールなどどれも有名な名前です。
ちなみにブルゴーニュのワインは単一品種、ボルドーのワインは複数品種で作られる事が多いと言われています。

イタリアではワインを作っていない州は存在しないと言われるほどのワイン大国で、もちろん有名な地方もありますが、あまり聞かれない地方の名品も数多く存在する様ですね。


この様にファッションに対して厳格なフランスはワインにも厳格、料理に大らかなイタリアはワインにも大らかななイメージですね。


いずれにしても名品と言われるワインを数多く生み出している点は両国共通、と言ったところでしょうか。



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いかがでしたか?

陽気なイタリアが産んだウェルカムなワイン、「ロッカ・モラ」。

価格もお手頃で、ジャックの中ではコスパナンバーワンのワインです。


自宅で作ったパスタにも、名店のテイクアウトメニューにも、もちろんアニバーサリー肉弁当にも全てに寄り添ってくれます。


皆様是非、お試しくださいね。(^-^)


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