それでも、ホヨンジュンのボールキープ力だったり、菅田の縦パスだったり、相良の仕掛けだったりと新加入選手の持ち味を出すシーンもあったりしたので面白かったのかなと。
そして、最後の部分で必ず身体を張ったこと。これは昨年からの変化だと思う反面、それを実践していた多くが新加入の選手達だったなという印象を受けました。
守備時のことで言えば陣形が532で分ブロックを組む。
FWは1枚がボランチへのパスコースを消していくのを意識していたように見えました。
ただ、その反面中盤の3枚の部分で横のスライド幅が大きくなる分で相手のサイドバックが比較的自由になっていたこと。
前半はそこのスペースを上手く使われてしまったかなと思いました。
攻撃に関してはウイングバックが幅を取り、サイドの優位性を保ちながら、アンカーのエヴェルトンを経由して細かく繋いでいく。
菅田がボランチの位置まで上がりビルドアップに関わっていく。
昨年から取り組んでいる可変システムを実践しているなと感じました。
その反面、エヴェルトンへ渡すことを優先しすぎているようにも見えました。
近すぎるくらいの距離で渡しているのが何度かありました。
完成度としてはこれからかなと。
開幕戦、アウェイというやりにくさもある中で負けなかったことはポジティブな要素だと思うのでこれからが楽しみだなと思います。
攻撃面でシュート数は多かったもののほとんどがボックス外からだったことを考えると、ボックス内に侵入していける回数を増やすことができればより面白いサッカーになっていくと思うので、その辺は伸び代だと思います。
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