メン子です。
今更ですが、適応障害とうつ病の定義を載せておきます。
適応障害からうつ病への移行や、適応障害なのにうつ病と診断されることなどもあり、
混乱している人も多いと思います。
私もその一人です。
下記が厚生労働省が定義している病名の内容になります。
「適応障害」とは (厚生労働省HPより)
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。
「うつ病」とは (厚生労働省HPより)
「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を抑うつ気分といいます。抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。うつ状態という用語のほうが日常生活でよく用いられますが、精神医学では抑うつ状態という用語を用いることが多いようです。このようなうつ状態がある程度以上、重症である時、うつ病と呼んでいます。
となっています。
では、
適応障害とうつ病の違いは?
まず適応障害だが、この病気は、「入学、就職、結婚、病気、事件などのはっきりとしたストレス因子によって、うつ状態や不安状態、攻撃的な行動などが引き起こされるもの」とされている。つまり、明らかなストレス要因があり、それに対する直接的な反応として、精神的に具合が悪くなっている状態が適応障害というわけだ。このため、心の状態を回復させるには、原因となっているストレス因子を取り除くことが必要とされる。なお適応障害では、原因となるストレスが始まってから3カ月以内に症状が出現するが、ストレス因子がなくなると、6カ月以内に症状は軽快するという。
一方、うつ病は、「特にはっきりした体の病気もないのに、体も心も調子が悪く、日常生活に支障をきたす病気」とされる。またうつ病は、ストレスにさらされれば誰でもなる可能性があるため、「心の風邪」とも言われている。このようにストレスがきっかけとなって発症することが多い点では適応障害と似ているが、原因が明らかでなくても起こることがあるという点で異なる。さらにうつ病の場合、脳の中の感情を生む場所である大脳辺縁系などに障害が起きて、感情がうまく働かなくなっていることが分かっている。つまり、心の状態を回復させるには、発症のきっかけとなったストレスを取り除くだけではだめで、脳の中で障害が起きている部分を治すための治療、つまり「抗うつ薬」と「休養」が必要とされている。
つまり、抑うつや身体症状の悪化に原因があるかないかというのがポイントかなと思います。
ちなみに今精神疾患で休職している人のほとんどが適応障害で、軽症うつのような人が多いのが最近の特徴だとおっしゃっていました。
どちらにしても休養が大事だということは間違いないので、
心身の異変を感じたら休むということを恐れずにしてほしいなぁと改めて思います。
どんなに仕事できて優秀でも体を壊していていつ休むかわからない人では使い物にならないですからね。
強い心身を作るためにも適切な休養と服薬、そして一番大事なのはカウンセリングだなと感じています。
それではまた。
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