参考)
2016年04月05日
自転車に乗ったままエレベーターに乗り込み亡くなった高校生がシンドラーを日本撤退に追い込んだ。
https://fanblogs.jp/mobilera8/archive/9590/0
失敗学会より,
http://www.shippai.org/shippai/html/index.php?name=nenkan2006_04_Schindler
ここには,
シンドラー社からすれば自転車に乗ってエレベータを利用するなど考え付かなったかもしれないし、事実そのような発言もある。 しかし自転車に乗っていれば後ろ向きでなければ出られないこと、自転車を一階に置いておいたら盗まれてしまうと自分の階まで持って上がること、 高層のビルに住宅を持ったら当然自転車は乗って入ることは当然想定されるはずである・・・
とあるのだが,それであれば,全てのエレベーターは自転車に乗ったままでも安全が確保できるように設計をしなければならないのではないか?
なお,このエレベーターでは当然ながら自転車に乗ったままエレベーターに乗ることは禁止されていた.
エレベーターに自転車に乗ったままで操作できる位置に緊急停止のスイッチがなかったのが原因?という話なら,全てのエレベーターにそうした自転車で乗車した場合に対応できるスイッチなどを設ける必要があるということだ.死んだ人間が高校生だからこういう話になっているのだろう.
Yahoo!より,
シンドラー社と遺族和解=エレベーター死亡事故—東京地裁
11/24(金) 12:06配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000032-jij-soci
記事より,
東京都港区の集合住宅で2006年、高校2年の男子生徒がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、遺族が製造元のシンドラーエレベータなどに2億5000万円の損害賠償を求めた訴訟は24日、東京地裁(岡崎克彦裁判長)で和解が成立・・・
代理人弁護士によると、和解条項には会社側が「遺憾の意」を表明し、再発防止策を履行することなどが盛り込まれた。謝罪の文言は含まれず、和解金額は非公表・・・
とあるように,あくまで遺憾の意を表明しただけであり,直接の責任を認めたものではない.
刑事事件にもならない話で,死亡の責任を負うような2億もの金はシンドラーは払う理由はない.
やっと遺族もそのことがわかったのだろう.
これ以上やっても金をせびることはできないと弁護士のアドバイスもあったのかもしれない.
シンドラーのエレベーターのこの事故は,自転車に乗ったままでエレベーターに乗ることを禁じていた(当然!)に横着をして自転車にまたがったままエレベーターに乗った高校生が,バックでエレベーターから自転車にまたがったままで降りたところで運悪く挟まってしまったということ.
こういう危険行為は絶対にしてはいけないというのが本当のシンドラーのエレベーターの教訓なのだ.
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