公務員である以上は非正規でも待遇は良いし、給料も良い。
図書館の指定管理とは非常勤職員を民間人のパートにして給料を半減するものだ。
これが指定管理の問題。
いつも不思議に思うのだが、指定管理になると人件費は下がる。
これが大前提なのだ。
民間に公務員を置き換えると給料が下がるということで、指定管理に切り替えると運営費が安くなるという、単純に人件費カットの手続きそのもの。
実際にこれまで公務員の非常勤が民間のパートのおばさんに変わるということ。
同じ人間で同じ仕事をして給与は半分。
同一労働、同一賃金なんてあり得ないのだ。
指定管理の問題としてこのシリーズを取り上げるなら分かる。
頑張る?関係ないではないか?問題が違う。
Yahoo!より、
これ以上、わたし頑張れません
2019年6月24日 19時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190624/k10011966571000.html?utm_int=news_contents_netnewsup_003
記事より、
・就職氷河期に大学を卒業して以来、「非正規公務員」として働き続ける女性です。
・「突然、給与が減らされる」「この先、働き続けられるか分からない」「抜け出したいけど抜け出せない」
取材班に寄せられた非正規公務員の声です。(「非正規公務員」取材班・ネットワーク報道部記者 國仲真一郎 水戸放送局記者 齋藤怜)
・声を寄せたのは非正規公務員として働く30代の女性。
・ある自治体で「学校司書」という仕事についています。本の貸し出しや返却、児童への読み聞かせ授業、新たに購入する本の選定など、小学校の図書室の業務を担っています。
・勤務時間は午前8時半から午後2時半までと決められています。そして勤務時間中はほとんどの時間を子どもたちへの読み聞かせの授業にあてます。このため授業の準備は家に帰ってから行っているといいます。
「大変ですけれど、子どもたちに本と向き合ってほしいと思いながらやっています。自分が選んであげた本を子どもが真剣な表情で読んでいるのを見るとやりがいを感じます」
・大学を卒業したのはいまから約15年前。就職氷河期の終わりごろでした。「どこへいってもうまくいきませんでした」と振り返るように、就職先は見つからず、実家に戻ることになりました。
・「その後1年間はほとんどニートのような生活でした。たまに街を歩いても『ここにいるみんな働いてるのに、自分は』と思うばかり。大学まで出してもらったのに何をしているんだろうと、申し訳なく、情けない毎日でした」
・そんな中で見つけたのが「学校司書」の仕事でした。一念発起して猛勉強を始め、司書の資格を10か月ほどで取得し、なんとか就職することができました。
・臨時職員としての採用で1か月の給与は約16万円。ボーナスを合わせて年収は230万円ほどでした。決して楽な生活ではありませんでしたが、ようやく仕事に就けたという達成感と、日々の業務にやりがいを感じながら、図書室での仕事を続けてきたといいます。
・ところが、働き始めてから10年ほどたったある日、思ってもみなかったことが起きたといいます。
・「給与がそれまでの半分に減らされたんです。有給休暇もボーナスもなくなりました。自治体からは『事業が変わったため』との説明を受けましたが、仕事の内容は何も変わることなくただ一方的に、待遇を下げられただけでした」
・年収は110万円余りと以前の半分に。1か月当たりでは10万円を切ることもあるといいます。昇給はなく、この金額から年金や交通費の差額(実額の半分ほどしか支給されない)などを支払わなければならないといいます。
・しかも、学校の夏休みにあたる8月は契約が切れることになっているため、給与はゼロになります。同じ自治体で「学校司書」として働いていたメンバーの半数以上が辞めたといいます。
・女性は休みの日などを使って、司書の正規職員としての仕事を探し続けています。地元だけではなく、遠く離れた場所でも受験を繰り返していますが、採用には至っていません。自治体の財政難などを背景に、司書の正規職員は減り続けているのです。
・文部科学省の「社会教育調査」によると、全国の図書館(企業やNPOが運営する「指定管理」を除く)で働く非常勤の司書は、平成2年度には513人、司書全体の8%にすぎませんでした。
・しかし、平成27年度には9593人と司書全体の63%に。
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