観光という面からは日本側にもメリットが大きいのがビザの免除だ。
ただし、中国との関係は今は良いものではない。
中国による邦人拘束事案、日本の排他的経済水域(EEZ)内へのブイ設置といったことがなされており、これらは未だ未解決の状況。
この時期に、中国側にメリットを与えるのはいかがなものかという話だ。
そこを議論していないというのが部会が主張していることだ。
Yahoo!より、
「誤解などしていない」岩屋外相発言が火に油 中国人向けビザ緩和で自民外交部会が紛糾
1/28(火) 13:31配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a0247a60d99710ab56e96f7c6b0b3934a94348
記事より、
自民党が28日、党本部で開いた外交部会と外交調査会の合同会議は、政府が観光目的で来日する中国人向けの短期滞在ビザ(査証)の緩和措置を決めたことを巡り再び紛糾し、岩屋毅外相への批判が相次いだ。
岩屋氏は24日の記者会見で、短期滞在ビザ緩和措置への異論が自民内で強いことについて「多分に誤解がある」と述べ、緩和措置について「事前に与党の審査を経て了承を得たことは、過去一度もない」と発言していた。
合同会議に出席した議員らは、岩屋氏のこの発言に対し「誤解などしていない」と次々に反発し、岩屋氏の合同会議への出席を求める意見も出た。
コメント
中国の短期ビザ緩和措置については、2024年11月30日から2025年12月31日までの期間、日本国籍の一般旅券所持者に対し、観光や商業目的など30日以内の滞在でビザが免除されるということが明らかになっています。この動きは日中間の交流促進を目的としたもので、人的往来を活発化させる狙いがあるようです。一方で、長期滞在や就労目的では引き続きビザが必要であり、この点で制限は残されています。
しかしながら、このような緩和措置が発表されている一方で、中国政府による邦人拘束や日本の排他的経済水域内での活動など、日中関係には多くの課題が存在しています。このような背景で短期ビザ緩和措置を受け入れることは、国内外で議論を呼ぶのも当然でしょう。特に、自民党外交部会での異論は、「中国側に過剰なメリットを与えるべきではない」という懸念を反映しています。
さらに、中国がこのビザ緩和措置を実施する理由として、ビザ不要化が訪日観光客増加を目的としている可能性がありますが、日本側としても、安全保障上の懸念を払拭する取り組みが同時に求められます。特に、邦人の安全確保や経済的なリスク評価が、緩和措置の前提条件として強化されるべきでしょう。
英語でのコメント
China's decision to relax short-term visa requirements for Japanese citizens from November 30, 2024, to December 31, 2025, allowing visa-free entry for stays up to 30 days for tourism and business purposes, reflects an effort to foster bilateral exchanges. While this move aims to enhance people-to-people interactions, it is worth noting that restrictions remain in place for long-term stays or employment purposes.
However, these measures come at a time when Japan-China relations are fraught with challenges, including incidents involving the detention of Japanese nationals by China and activities within Japan’s Exclusive Economic Zone (EEZ). The timing of this visa exemption naturally raises questions, particularly given ongoing concerns about granting excessive advantages to China. The dissent within Japan's ruling party underscores fears that this move may not align with Japan's broader security and diplomatic priorities.
China's visa relaxation likely seeks to encourage increased inbound tourism from Japan, yet Japan must concurrently address its security concerns. Safeguards for Japanese citizens and a thorough evaluation of economic and political risks should form the basis of any engagement under these eased measures. Such considerations are essential to ensuring balanced and mutually beneficial bilateral relations.
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