実際、救命胴衣の効果は高い。
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これは津波災害にも言えること。
しかし、救命胴衣を着けての事故か、着けなかった場合の事故か。
この差は大きい。
船長は釣り客に釣りに邪魔だからというような理由でせっかく装備しているライフジャケットの着用を見過ごしてはならないだろう。
慣れというのは怖いものだ。
yahooからmainichiより。
http://mainichi.jp/area/news/20140116ddf041040015000c.html
広島沖・海自艦と釣り船衝突:「救命胴衣着けていれば」 着用なら7割生存−−海保
毎日新聞 2014年01月16日 大阪夕刊
広島県沖の瀬戸内海で起きた海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船「とびうお」の衝突事故で、釣り船に乗っていた4人は救命胴衣を着けていなかった。海上保安庁によると、今回のケースでは着用の義務はないが、事故の際に生死を大きく左右すると指摘。改めて着用の必要性がクローズアップされている。一方、広島海上保安部(広島市)は16日朝から釣り船の引き揚げ作業など、本格的な事故原因の究明に入った。
第6管区海上保安本部(同)は16日、事故で2人の死者が出たことについて、「救命胴衣を着ていれば生存している可能性が高かった。着ていない場合、驚いて海水を飲んでしまうことがある」との見方を示した。 海上保安庁によると、2008〜12年の5年間に漁船から海中に転落した事故では、救命胴衣を着ていた389人のうち288人(74%)が生存。一方、着用していなかった986人のうち生存が確認されたのは449人(46%)にとどまった。また、釣り人を対象にした調査(08〜12年)では、救命胴衣の着用率は16〜26%で推移。同庁は「着用を呼び掛けているが、定着していない」としている。
一方、現場海域での実況見分を終え、海上自衛隊呉基地に近い沖合に戻ったおおすみでは、16日午前から広島海保が隊員への事情聴取を始めた。今後、業務上過失致死容疑も視野に入れ、両船の関係者から事情を聴き捜査を進める。運輸安全委員会も調査を行う。
報道陣に公開されたおおすみの船体の左側中央部や後部付近には、衝突した際についたと見られる白い横長の線が複数あった。
また、6管本部は16日、死亡したとびうおの2人の検視結果を発表した。船長の高森昶(きよし)さん(67)=広島市中区=は溺死、大竹宏治さん(66)=同=は溺水による出血性ショック死だった。2人が亡くなった山口県岩国市の病院には、防衛省の若宮健嗣政務官が弔問に訪れ「二度とこうした事故を起こすことのないようにしていきたい」と話した。
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