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2018年03月22日

自民・和田氏「政権おとしめるためか」 太田理財局長に

朝日新聞 より 

自民・和田氏「政権おとしめるためか」 太田理財局長に

 財務省の決裁文書改ざん問題を巡り、 19日の参院予算委員会で自民党の和田政宗氏が、 民主党政権で首相秘書官だった太田充理財局長に 「安倍政権をおとしめるために 意図的に変な答弁をしているのか」 と詰め寄る一幕があった。  太田氏は何度も首を横に振り、 「仕えた方に一生懸命仕えるのが仕事。 いくら何でもそんなつもりは全くない」 と色をなして反論した。  和田氏は質問で 「首相官邸や自民党が隠蔽(いんぺい)をこじ開けた」 と、政権を擁護しつつ財務省を強く批判。 こうした流れで、 野田佳彦前首相の秘書官として 消費増税合意などに携わった太田氏の経歴に触れ、 「増税派だからアベノミクスを潰すため」 だなどと批判した。  こうした和田氏の発言に対し、 同日の同委理事会で立憲民主党の蓮舫氏が 「思い込みを持った発言。公僕を侮辱する話だ」 と抗議した。
「いくらなんでも」 そう返す太田さんの気持ちも わからないではない。 しかし 前川前事務次官のやったことも 間違いなく 「いくらなんでも」 と思われることだったことは否めない。 だから 太田さんには非常に気の毒だが 和田さんが常軌を逸した発言をしたとは 思っていない。 和田さんは 太田さんの答弁という 「結果」に対して 「原因」を素直に探っただけだ。 あえて「素直に」と言いたい。 これは 「いくらなんでも」 のことを 官僚はやろうと思えばできる そして やった人がいる。 そして今だに 政権をおとしめる行動を続けている。 ということだ。 こういうことまで 疑がってかからなくてはならないのは もちろん気持ちのいいことではない。 しかし その 「いくらなんでも」 なことをやって 政権をおとしめた人がいて その人は 面従腹背の姿勢を貫き 事務次官にまで登りつめた。 そしてその人を 左派やマスコミが利用した。 それはまた 「いくらなんでも」 な話だ。 こういうことを経験した政権や自民党が 多少極端な状況まで想定することは 不自然ではない それは当然の危機管理なわけで 常道を逸脱したこととは思えないし むしろそれをしないことは 怠慢と言えなくもない。 そのくらいの力を 官僚は持っている。 力を持ってしまっているから それを政治がコントロールするのに 中途半端な姿勢ではできるはずもない。 モリかけとはつまり 公務員改革の一側面なのだ。 こういうことになるから 安倍政権の前の政権は 誰もやらなかった。 それをやったことは やはりすごいことなのだ。 社会全体の大きな利益になることだし 長い目で見れば野党にとっても 相当な利益のあることだ。 しかし 長い目で見ることも 全体を俯瞰することもせずに 目先の政権の粗探しに必死になっている。 人事権を奪われ官邸の力がませば 官僚の一部は 忖度・ごますりを高度に展開し 影に回っては 政権の攻撃やリークを繰り返す。 その官僚の保身のための 忖度などのごますり・リークなどの攻撃 それらが 大小整合性なく 複合的に繰り広げられたのが 「モリかけ」 なのだろう。 面従腹背と言って ゴマをすっておきながら ゴマすりをさせられたと言って 相手を責めているようなものだ。 そう言った大小様々な忖度というごますりと それと付いになって必然的に現れる怒りが 影の政権攻撃や リークを生み出したと考えると わかりやすい。 そこにどれだけの 官僚の悪意があったところで そこには政治の落ち度は基本的にはない。 監督責任のようなものがあったとしても 野党や左派系マスコミが期待するようなものは ないことは少し頭を使えばすぐわかる。 しかし 騒げば政権の支持率が落ちることを期待して 騒げるだけ騒ぐ。 (ちなみにそこで上下する支持率は 選挙の結果に影響するものではないようだが) 本当に冷静に考えれば 今こそ安倍晋三をリスペクトすべきなのかもしれない。 そして安倍政権は引くべきではない。 麻生さんも辞める必要はない。 相手は 政権の 落ち度を責めている のではなくて 責めることによって 落ち度があるように 人々に思わせることが目的だ。 文書の改竄の中身も 全く合理的なものではなく 具体的な意図があったものではなく 漠然とした不安に駆られて 打ち消すように削除したものだと思える。 実はそのほうが心理的な辻褄は合う。 野党は今だにゴールが見えないまま (ゴールを絞れないまま) なんとか安倍首相の落ち度が見つからないか 国会で時間を浪費しながら 模索を続けている。 むしろ和田さんは 合理的な論点を 提起しようとしている。 いつものことだが 野党は自らが論点を整理しきれていないために 非常に無駄な時間を使わせる。 本当に不快なことだ。 不快なだけで済めば良いが 冷静に見れば 本当にめちゃくちゃな進行をしている。 忖度はするがわが 悪い場合はあっても 忖度をされる側に 罪があるというのは おかしな話だ。

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