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2017年07月25日

藤井四段、棋聖戦2連勝「夏休みは強くなれるいい機会」




藤井四段、棋聖戦2連勝「夏休みは強くなれるいい機会」/将棋



棋聖戦1次予選で2連勝し、
羽生善治棋聖への挑戦を目指しスタートを切った。
10連覇中の羽生棋聖と対戦するには11連勝が必要。
藤井四段は
「強くなることが最優先」
と“15の夏”は将棋漬けを宣言した。

 持ち時間1時間の早指し戦で、
まずは西川慶二七段(55)と対局。
先手で序盤から優位に進め、113手で押し切った。

「途中、無理気味に動いてしまって苦しくしてしまったけど、なんとか勝つことができてホッとしています」

15歳初Vを決めると持参した昼食をとり、
午後2時からは巨漢・阪口悟五段(38)と対峙。
先月7日の上州YAMADAチャレンジ杯で終盤追い詰められた強敵だ。

「前回は途中かなり苦しくしてしまったので、今回は内容重視で指そうと思ってました」

今度は後手。
序盤こそ一進一退の攻防で、先手の阪口五段も「途中まではいい勝負」と手応えを感じていたが、19日で15歳になった藤井四段は、14歳のときの苦戦を糧にできていた。
阪口五段も自嘲した「不用意な一手」を見逃さず流れを引き寄せると、
持ち時間7分を残し、90手で連勝。


「きょうはちょっと完敗ですね…」と肩を落とす阪口五段と対照的に、
「落ち着いて臨めたなと思います」と言葉少なに喜びを語った。

これで1次予選突破まであと2勝。
羽生棋聖に挑むためには2次予選3連勝、
決勝トーナメント4連勝で、
計11連勝しなければならない。

対局後、
夏休みの過ごし方を聞かれると迷うことなく“将棋ファースト”を表明した。

「夏休みは時間的にかなり余裕ができた。
強くなれるいい機会。まだまだ読みの精度、形勢判断の精度が足りない。
いまは強くなることが最優先だと思っているので、そちらに集中したい」

酷暑にも、15歳の進化は止まらない。



彼を早熟の天才と言ってしまうのは簡単だけど

そういうことよりも、

彼は見ていて何かとても気持ち良くさせるものがある。

それも一つ二つではない。

とりあえず一つ二つをあげれば

「ブレないこと」



「飾らないこと」。


将棋ファーストという言い方が良い言い方かどうかは別にしても

彼の頭の中は「将棋」と「それ以外」の二つしかなくて

一生懸命「それ以外」を減らして「将棋」を増やそうと常に頑張ってるのだろう。

彼のどの言葉を見てもそういう「将棋」に向かう姿勢がブレていない。

28連勝した時でさえそれを感じた。

28連勝はもちろん本人も嬉しいことだろうが、

その言葉を聞いていると

嬉しいけどその嬉しさはあたかも俗世間のことで

「将棋の中身の世界とは別」

と感じさせるほど

28連勝には何かあっさりしながら

「強くなること」には

貪欲の炎を絶やさない。


だから当然

「飾る」とか「良く見せる」とか

あるわけない。

彼にとってはありのまましかない

それ以上でもそれ以下でもない。

そしてそういう姿はそうそうお目にかかれるものではない。

別に無理して高校行かなくてもいいんじゃないか。







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posted by sachi at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | エンタメ
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