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2017年09月29日
パタ西遊記(2)猪八戒、盤古羅漢登場!
ナツノナカノです。
予定より長くなりそうですが、パタリロ西遊記のお話をしばらく続けさせていただきます。
この作品は、説明分と会話文がかなり濃厚に入っているので中身のボリュームが多いですね。しかし私ごときがあんまり端折ってお話しすると、原作が台無しになってしまうような気がするのです。
ですので今日もゆらゆらとお話させていただきましょう。
【玄奘三蔵との出会い】
パタリロ悟空が五行山に閉じ込められた後、お釈迦様は悟空に“この山のふもとを通りかかる聖者に弟子入りし、修業しなさい”そう命じます。
そうして悟空は閉じ込められたまま、高僧をひたすら待ち続けました。そしてついに五百年後、五行山のふもとへ一人の高僧が現れるのです。
それが玄奘三蔵、マライヒです。
そして悟空は三蔵と共に天竺へ経典をもらいに行く旅にでることになりました。
ところがある日山賊の一味に襲われ、悟空が山賊たちを殺してしまったことからふたりは仲たがいをしてしまいます。
例え、山賊でも殺生をしてはいけない。
そう言う三蔵に悟空は、そんな甘っちょろいことで旅なんて出来るか〜〜!ともうやめた〜〜!となってしまう訳ですよ。
そして悟空が怒りにまかせて三蔵の元を離れたすぐその後、三蔵は妖怪に襲われてしまうのです。
【盤古羅漢登場】
三蔵あわや!というところでその危機を救ったのが、盤古羅漢(バンコラカン、つまりバンコランです)
ここの盤古羅漢登場シーン、すごくかっこいいんですよ。
小者の妖怪などすぐに蹴散らした盤古羅漢ですが、三蔵を美少年と見てとるや早速色々な事をやらかします…
さて盤古羅漢は観音様のお使いで悟空の頭につける緊箍(きんこ)を持ってきたのです。
悟空が悪さしたときに三蔵がむにゃむにゃとお経を唱えて、ぎりぎりと頭を締め付けるアレですね。
そして、家出したもののやっぱり反省して戻ってきた悟空の頭に緊箍をつけ、三蔵と悟空は再び旅に出るのでした。
バンコランは本編パタリロ!の方だとほぼダークなスーツ姿なんです。カジュアルな服とか着ないですからね。このパタリロ西遊記!では十六羅漢の装束を着ていてそれがすごく新鮮な気がします。
【八戒登場】
で、この後の展開ですが、まず“猪八戒”に会います。
八戒は元々天上界にて水軍を率いていて“天蓬元帥”(てんぽうげんすい)と呼ばれていました。ところが酒の席での失敗から地上へ落され、うっかり雌豚のお腹に宿ってしまったのです。
そうして体は人間、顔は豚と言う風に生まれてきてしまったのですね。
八戒は豚として生まれてしまったことに絶望し、ヤクザに身を投じていました。
しかしそこへ現れたのが盤古羅漢です。
そして八戒に、これから何百年か後に現れる高僧に師事し、身命を賭して守るように。
そう言って聞かせるのです。
八戒はその言葉を信じ、五葷三厭(ごくんさんえん)を絶ちずっと三蔵の事を待っていたのでした。五葷とはにんにく・ねぎ・しょうが・にら・らっきょう。三厭とは鳥・獣・魚の肉の事を言うらしいです。
そうしてつまり“八戒”を守りながら三蔵を待っていたので、名前を猪八戒(ちょはっかい)ということになりました。
八戒登場までさらりと説明してしまいましたが、随所にギャグがあり、アクションがあり面白い!
悟空と八戒の戦いは見ものですよ。
パタリロ西遊記! 全5巻 完結セット(白泉社文庫) (白泉社文庫) [ 魔夜峰央 ]
みなさんもぜひ読んでみてくださいね!
あぁやっぱり漫画って面白い!
次回もパタリロ西遊記!
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