沙悟浄登場
ナツノナカノです。
さて、前回五行山に閉じ込められていた悟空が、無事にお師匠様である玄奘三蔵法師に出会い、喧嘩しながらも旅を続け猪八戒を仲間にするところまできました。
猪八戒、見た目は豚ですけれども、もとは天上水軍を率いていた猛者ですから、旅を邪魔する妖怪どもも簡単に蹴散らしていきます。悟空や三蔵にとって、非常に心強い仲間が出来たわけですね。そしてさらに、西海龍王の苦労知らずのボンボン息子が馬として仲間に加わり、一行は西へ西へと旅して行くのでした。
途中、うっかり“なまぐさもの”を食べてしまった八戒は、あまりにびっくりして豚から人の顔に戻ります。
これがずいぶんな男前なんですよ。
今までのドラマ化などでも、猪八戒の役はそれほど男前の演者さんじゃなかった気が…(すみませんっ!)あえて、男前の美青年に設定するところが魔夜先生ならでは…という感じがしますね。
しかしながら、女癖が悪すぎて八戒はたびたび事件を起こします。それはまた後ほど語るとして、一行がとても大きな川に差し掛かった時にまた新たな仲間と出会うことになります。
その名を 天兵軍総帥、捲簾大将(けんれんたいしょう)
天上界では名のある大将軍でしたが玉帝陛下から賜った“玻璃の杯”をうっかり落として割ってしまったことから、自ら地上に降り川の中で何百年も反省する日々を送っていたのですって。
真面目ないい人なんですよ。
首から骸骨のネックレスもぶら下げているんですが、これは川で亡くなった犠牲者を弔うためらしいです。
めちゃめちゃいい人じゃん!
そうして、捲簾大将は“川の砂で身を清め悟りに至る者”という意味で「沙悟浄」という名前になりました。沙悟浄が仲間になり、ついにフルメンバーです!
途中、何度も小物妖怪に襲われる一行ですが、もちろん一行の敵ではありません。
しかし天上水軍だの、天兵軍総帥だのすんごい強さの八戒と沙悟浄ですが、パタリロ悟空の強さはふたりも一目置くほど。
戦いのシーンでもギャグをかましながら、悟空は次々に敵を打ち破っていくのです。
こういうところが、本家パタリロ!とも違うのかな〜。
本家は頭脳勝負ですが、こちらは手技勝負といいますかアクションシーンがとにかく多くて、パタリロ悟空が様々な戦いをするのがすごく見ていて気持ちがいいです。
八戒と沙悟浄も、もちろん兄弟子ですから悟空に対して相応に敬意を払っているのですが、それだけでなく武将としても一目置くようになります。
そうしてこの三蔵、悟空、八戒、沙悟浄は少しずつ信頼を深め、お互いのピンチを助けながら天竺へと向かっていくのです。
ん〜。あとはまぁ色々な敵が現れましたが、なんとか天竺へ行きました…でもいいのかもしれませんが、やっぱり面白い作品なのでもう少しお付き合いいただきたく、また次回も「パタリロ西遊記」のお話をさせて頂きたいと思います。
ぜひ、みなさんも原作を読んで見てくださいね!
あぁ、やっぱり漫画って面白い!
次回もパタリロ西遊記!