飛雄糸登場!ロリコンのあの人です…
ナツノナカノです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
感謝しつつ、今日はパタリロ西遊記!七巻をご紹介致します。
パタリロ西遊記! 5 (白泉社文庫)
三蔵一行は相変わらず小物妖怪に襲われ始末する日々です。
ところがふと三人は、自分たちの戦闘能力が落ちていることにきづくのです。前だったら一人で片付けられるような妖怪でも今は三人がかりでやっと勝てるくらいでした。
何かおかしい…
その原因は天界の百科事典を調べればわかるのではないか…と思った悟空は早速天界へ向かいます。
もちろん、いまだ悟空は出入り禁止ですからそこはこっそり 小さな女の子に化けて行きます。そして…はいそうです。 「小さな女の子」で出てくる人いますね。
ロリコンのあの人が今回も出てきます。
盤古羅漢の仲間、 飛雄糸(ひゅーいっと)です。
小さい女の子の匂いがする!と飛雄糸に飛びつかれ顔中舐め回され、悟空は気絶寸前。
しかしさすがに悟空が本物の女の子ではないと気づかれます。そして悟空は戦闘能力低下の事情を話し飛雄糸の同僚、羅漢酒切(らかんしゅきる)と三人で天界を調査することになったのでした。
飛雄糸も羅漢酒切もなぜ天界へいたかというと、実は百科事典の行方を調べるためでした。悟空が訪れるよりも前に百科事典は盗まれていたのです。そして調査開始後、悟空は盤古羅漢に化けたりと色々なギャグをかましながらも、核心へ迫っていくのでした。そもそも、本当に百科事典は盗まれたのか、本当は盗まれてなどいなくて百科事典こそ悟空たちを襲った戦力低下の原因ではないか…と。
そして、未だ敵が天界の誰かに化けている可能性もあるといい、魔をたちどころに照らす照魔鏡を使って天界中の人々を調べはじめました。
そうして歩いているうちに悟空、飛雄糸と羅漢酒切は天界の最高位の女官、典侍殿が女官たちとそぞろ歩く姿を見、何気なく照魔鏡で照らします。そして典侍殿を照魔鏡で照らした姿は、優しげな女官のものではなく妖怪そのものだったのでした。
すぐさま戦闘態勢に入った三人ですが、典侍殿に化けていたのはなんと!
羅刹女!牛魔王の奥さんで紅孩児たちの母親ですね。
羅刹女にとって、天界のものたちは皆敵ですが、なかでも斉天大聖孫悟空に対する恨みは凄まじく、とにかく悟空を狙って猛攻撃を仕掛けてきます。蛇のような羅刹女の触手にぐるぐる巻きにされる悟空。しかしすんでのところで、羅漢酒切に助けられます。
惜しくも羅刹女には逃げられますが、羅刹女の残した触手の切れ端があちらこちらでまるで生きているかのように動いているのでした。怖い…
羅刹女の外見は綺麗目のおばさんですね。典侍殿に化けている姿も素晴らしいのですが、自前の姿で戦っている様もなかなか美しいのですよ。
そして羅刹女が去った後、悟空たちは盗まれていたと思っていた百科事典が、羅刹女が化けていた典侍殿の部屋にあるのを発見します。そしてその辞典には大きな刀が刺さっていました。その刀を飛雄糸が抜くと、悟空や沙悟浄たちから一気に呪いが抜けていき、三人は元の強者へと戻ったのです。
今回はこれで解決しましたが、羅刹女の怒りはさらに激しく、三蔵一行をこの後も執拗に狙っていくのでした。
さらっと言ってますけど、ここにくるまでに三蔵たちはかなり苦労をして旅をしています。お釈迦様が用意したお経ならちょいちょい出てきたときに手渡せばいいじゃ〜〜んと思うのですが、修行の旅ですからね。三蔵たちも文句も言わず歩いて天竺へ向かっているのですよ。
にんにきにきにき♪…って感じです。
さて、今夜はここまでです。
次回もパタリロ西遊記!