女性ばかりの国「西梁女人国」
ナツノナカノです。
さて、パタリロ西遊記!も4巻(コミックス版)までやってきました。
パタリロ西遊記!(第3巻) (白泉社文庫) [ 魔夜峰央 ]
4巻は「西梁女人国(さいりょうにょにんこく)」のお話が中心となっております。
この国の名前…そうです。女性しかいない国なんですよ。
女性しか生まれないから。
じゃ、どうやって人口を増やすか…というと、なんと妊娠するための水が湧き出ていて、それを飲むことで妊娠するらしいのです。
そしてその泉の水をうっかり、三蔵法師と八戒が飲んでしまうのですよ。突然の腹痛に襲われる二人。その水を飲んで妊娠すると3ヶ月と10日で出産に至るらしいのですが、二人の場合は男性のせいか、すぐに陣痛がきてしまいます。
実は妊娠する泉があるように、落胎泉という泉もあります。妊娠後、どうしてもやんごとない事由がある場合のみ、その泉の水を飲むそうなのですが、数年前からその落胎泉を我が物顔で牛耳っている道士がいるということでした。
その道士の名は 「如意真仙(にょいしんせん)」といいます。
そして本来なら無料である泉の水を、コップ1杯もらうために相当な金品を要求されるというのです。
三蔵と八戒のためにすぐにその如意神仙の元へやってきた悟空。
そこで悟空は驚きます。
紅孩児は3つ子なんですって。
兄は青該児、弟は黄該児です。そして如意神仙と名乗り暴利を貪っていたのは黄該児でした。
水を操る黄孩児には元天上水軍の八戒が戦いを挑みます。しかし力が拮抗して勝負がつきません。するとそこへ偶然、悟空が空から落ちてきて黄孩児の注意がそれた瞬間、八戒は黄孩児の腕を切り落とします。しかしトドメをさすことが出来ずに黄孩児には逃げられてしまいました。
そして黄孩児を取り逃がしたことから、三蔵一行にはさらなる苦難が待ち受ける事となるのです。
さて悟空はなぜ空から落ちてきたのでしょうか。
ちょっとお話を巻き戻しますと、如意神仙が紅孩児にそっくりなことを知った悟空は如意神仙の正体を見極めるために天界へ「照魔鏡」という宝物を
しかし天界へ行ってみるとそこには“紅孩児”がいました。そして盤古羅漢の愛人“なた三太子“も。前回、盤古羅漢に眼力を浴びせられすっかり心を奪われた紅孩児は天界に来ていたんです。そしてさらに悪を捨て仏門に帰依することを誓っていたのですよ。
愛の力ですww
そして盤古羅漢とついに深い仲になった自分は彼の本当の恋人だと主張し始めるのです。もちろん本来の愛人であるなた三太子が黙っているわけがありません。天界で二人はものすごい喧嘩を始めるのです。そしてその様子を三蔵たちの元へ戻った悟空はペラペラと喋ってしまうわけですよ。するとすでにお手つきで、しかも前世では盤古羅漢と深い仲だった金蝉老師こと三蔵法師が、ものすごいヤキモチを焼いて悟空にその話をもっと聞かせろと迫ったのです。そして嫉妬に狂った三蔵から逃げてきたために、戦闘中だった八戒と黄孩児の元へ落ちてきた…という訳なのですね〜
もう(疲)説明が大変なほど、バンコランのプレイボーイっぷりは健在です。
むしろ近場で食い荒らしている感もありますけどね。
それにしても…パタリロ!シリーズにおいてマライヒのヤキモチは定番中の定番なので普通に読んでいましたが、パタリロ!を読んだことのない方はびっくりですよね。
なぜ三蔵法師が嫉妬に狂っているのか…とか全員男なのになぜ恋人の座を争っているのか…とか。
その疑問はパタリロ!シリーズを読めばきっと解けると思います。
寝る前の一冊にもパタリロはおすすめですよ。
私の個人的な見解です!アニメ版もとっても楽しいですよ
あぁやっぱり漫画って面白い。
次回はいよいよ、牛魔王の妻「羅刹女」が登場です!
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