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2017年03月18日

読書の興味(小説&漫画:銀河帝国興亡史=ファウンデーションシリーズ:その一)




今日紹介するのはアイザック・アシモフ氏原作、サイドランチより漫画化もされた銀河帝国興亡史ことファウンデーションシリーズです。


SF語るならこの人を外せないアイザック・アシモフ氏、ロボット三原則を世に送り出し、様々な著名人たちや読者たちに影響を与えた偉人です。その中でも私がアイザック・アシモフ氏を強く興味を持つようになったのがファウンデーションシリーズと呼ばれる銀河帝国を主題とした物語です。
ファウンデーションシリーズとの出会いは2013年10月にサイドランチが出版した漫画版でした。
当時、タイトルに興味が惹かれた私は購入して読む日々でした。もちろん、興味が惹かれたのは頭の片隅にあった、ある程度の数学方式によって未来予測をすることができるということでした。
それがアイザック・アシモフ氏の架空科学である心理歴史学です。これは個々の人間における運動は予想できなくとも集団を気体として置き換えることによって未来を予測することです。
まず、物語の主役、精神的柱ともいえるのがハリ・セルダン、銀河帝国の元宰相にて天才的数学者、その彼が自身の心理歴史学を持ってこの先500年後の銀河帝国の滅亡と3万年という期間の暗黒時代を予測します。彼はこの混乱期を1000年に短縮するため、セルダンプロジェクトを立ち上げることにしました。
そのプロジェクトに不信感を募らせた帝国の貴族たちは、セルダンたちを銀河帝国首都惑星トランターから辺境の星、テルミナス(小説版ターミナス)へ追放され、しかもセルダン自身はテルミナスへ行くことなくこの世を去ってしまいます。ですが、セルダンは時間霊廟を残し、これから起こることを予測しながら人々を導こうとしていきます。それに応えるように第1ファウンデーションの心理歴史学者であるガール・ドーニックをはじめ、テルミナス初代市長サルヴァー・ハーディン、大商人ホバー・マロウ達が歴史を歩みながらセルダン危機と呼ばれる大事件を回避し、そして予測すらつかなかった出来事へ対処するため、第二ファウンデーションが彼らを手助けする。さらに予測もつかない出来事や人々の様々な思惑、セルダンプロジェクトを完遂させて人類の暗黒時代を避けることができることができるのか?


ファウンデーションシリーズは1950年で終息を迎え、1980年に復活、セルダンプロジェクト発足までのことが書かれています。アイザック・アシモフ氏の死後、妻のジャネット・アシモフ夫人の願い出によって審議が帝国興亡史が1997年に出版されました。そして、2013年日本で漫画家がされ、今でも多くの人に愛されています。資源の無いテルミナスで高い文明と科学力を武器に困難に立ち向かう姿は日本そのものにも例えられます。
現在、小説版が終了して漫画版は小説版の第2巻ファウンデーション対帝国の半分、第3巻まで出版されています。次巻ではセルダンプロジェクトの危機ともいえる出来事が発生します。
次を楽しみに思いつつ今日はここまでにしたいと思います。

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posted by G.FUJINUMA at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) |
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