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2017年03月31日

読書の興味(漫画:そば屋幻庵:その一)

前回の投稿の後、本格的に風邪ひいて昨日全快したのはいいのですが、昨日見ていた動画のあまりにもむかっ腹が来て(-"-♯)投稿するのを忘れていましたm(__)m
気分転換に、今日は鎌倉にも行ってきたときに思い付いたのを、重ねて投稿したかったものを今日は紹介しようと思います。


今回紹介するのはシナリオ梶研吾氏/作者かどたひろし先生の「そば屋幻庵」です。

さて、これを紹介しようと思ったのはとかく蕎麦を食べたいなぁ、なんて時にふらっと表れてほしいとついつい願ってしまう内容です。
そもそも江戸時代の江戸では夜泣きラーメンではく、もっぱら夜泣き蕎麦がメインと言っても過言ではないほどよく登場します。そんな夜泣きそば屋を主題としたのがこの「そば屋幻庵」なわけです。
さて、物語は1800年の(寛政もしくは享和?)江戸時代、一人の旗本、やがては勘定奉行が確実視されていた1,200石の旗本である牧野玄太郎はあることを決意して52歳の若さで息子である栄次郎に家督を譲って隠居を決めてしまう。この当時の引退は70歳ぐらいが当時の相場であったから、かなり早い隠居となる。
そんな彼だが、武士としての仕事よりも夢中であったのが蕎麦であった。勘定方に努めているさなか、鬼平よろしくのそば屋を駆け巡り、時間が出来たら自分の師である文平から蕎麦打ちを習っていた。
そんな中、師である文平の死、母をあまり知らない息子栄次郎の逞しい成長から、一部の人を除いて、家族にも内緒で師である文平の屋台を引き継ぎ、夜泣きそば屋として第二の人生を奉公人である平吉と共に歩むこととなる。
もちろん、彼が目指しているのは隠居趣味だからというわけでなく、職人としての江戸一の夜泣きそば屋を目指し、日々研究研鑽の日々である。
そんなこだわり深い彼だから、途轍もなく絶品なうえに、いい蕎麦が無ければ現れない、機会を逃すと食べ損なってしまう、と滅多に表れないことから誰が呼んだか屋台の名を「幻庵」と誰しも呼び、牧野玄太郎もこの名を気に入ってか幻庵と名乗っていたのである。
ここで様々な人物が幻庵との出会いによって物語が刻まれていくことになります。
おいしいお蕎麦はもちろん、尋常溢れるストーリーや、時々の牧野玄太郎の爆走(暴走?)にヒロインである芸者藤丸との、流行りか年の差の関係などそばに関しても、当時の江戸の話なども面白く含んでいるのでお勧めしたいです。


鎌倉と関係ない?そんな訳無し×。おそば屋で使われている庵という漢字一文字、これは寺方蕎麦をモチーフとした意味でもあります、お寺が多い鎌倉では今もお蕎麦が盛んでもあります。
もしお店で庵に興味があったら聞いてみるも手かと。


今回はこの辺りで
今後はそばもんと併せてその2を出していきたいと思います。




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posted by G.FUJINUMA at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月27日

読書の興味(漫画:銀平飯科帳:その一)

一昨日の当直も終わって、昨日家に帰って夜にブログ更新しようとするも、その前にお酒飲んで、疲れていたか酔って潰れていました。今日は呑兵衛のように懲りずに、そんな感じで話題のあるものを紹介しようとします。


今回紹介するのは河合単先生の「銀平飯科帳」です。


こういった料理系や居酒屋系もいろいろ出ていますが、今日は変わり種として、〆のメニューもいろいろあったり、役立つものも結構あるので紹介します。
主人公である武藤銀次は、友人である平賀に、あることを認められながらもうだつの上がらなく、集客もうまくいかない東京神田の馬喰町で居酒屋を個人経営している料理人です。彼は後に有名店となる店で修行するも長く続かず、何かと上手くいかないのでした。
うだつの上がらず、中途半端な状態で店をたたむことを考えていた彼は、馬喰町にある弧穴稲荷で神頼みをしていると、突然の雷雨にあい、拝殿の中へ避難すると、あるものを見つけます。それは古井戸でした。
こうなると高橋先生の「犬夜叉」を彷彿させるとおり、彼は落雷に驚いて古井戸に飛び込むと、そこは暦は文政3年の江戸時代へとタイムスリップしていたのであった。
当時、限定貿易による鎖国状況に近いので、江戸時代の人たちからすれば突然南蛮の格好をしている銀次を役所に付きだそうとし、彼は辛くも逃げきって、森下、菊川あたりに迷い込んでしまいます。
そこで突如匂ってきた焼き鳥の匂いに誘われ、とある屋敷に迷い込んで、火を付けたままほったらかし状態の焼き鳥を我慢できずに食べてしまい、そこで彼はごまかそうとするも、?身の武士に刀を突き付けられます。彼がごまかそうとして作ったネギ間に興味を抱き、彼にもう一品何かうまいものを作れと脅します。
現代の調理家具に慣れている彼は、竈を使うのをあきらめて、今ある材料でマヨネーズを作って納得させると、痩身の武士の兄が現れ、自分たちが膳奉行であることを話し、食事をご馳走します。
武家の兄は醤油が旨くなる以前の調味料、煎り酒の作り方を伝授した後、あることを提案します。
まず、自分たちの家が長谷川平蔵の家で、2人は鬼平の孫であることも紹介されます。そんな膳奉行の、痩躯の人の名前は長谷川平蔵宣茂(のぶもち)、兄は長谷川主税(ちから)は祖父鬼平の作った、犯科帳ならぬ飯科帳(料理店の番付表)をその時の将軍である徳川家斉に新たな飯科帳作りという大仕事を任されました。
しかし、本来は兄である長谷川主税がやることであるが、兄は病によって味覚を失ってしまう状態である。
そこで主税は銀次の知識と力量を見込んで、報酬と脅し付きで飯科帳作りを手伝うことになります。銀次はその時代の廃れていた調理法を学んで現代へと復活させて力を付け、さらに様々な人たちとの出会いにより、様々な事件と出来事に巻き込まれていくことになります。
本書に乗っている料理の数々は現代風にアレンジされ、紹介されます。お酒の肴にも、〆にも食事にもとてもおススメです。


ちょっと体調も悪いので今回はこの辺で







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posted by G.FUJINUMA at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月24日

読書の興味(小説:彷徨える艦隊:その一)

今日もお仕事は大変でした、色々ありますが、今日友人の一人が退職していく様でしたので、今日の空模様のように複雑で曇りがありました。友人には頑張って新たな門出を迎えて欲しいと思います。


今回紹介するのはジャック・キャンベル先生の戦争SFスペースオペラ「彷徨える艦隊」です。


さて、今回選んだ理由は色々ありますが、正直知っている限りでは、あまり数の少ない宇宙艦隊の物語だからです。
現在、同じくハヤカワ文庫で第1部が終了した鷹見一幸先生の「宇宙軍士官学校ー前哨ー」や週刊ヤングジャンプにて原作田中芳樹先生、漫画藤崎竜先生の「銀河英雄伝説」が連載され、さらに「宇宙戦艦ヤマト2202」が先行上映などされてたのですが、それでもこういった軍事SF、特に少ないといっても過言ではないのがやはり宇宙艦隊主体のものなんです。
こう紹介して何か増えると期待はしたいですが、まずは紹介したいと思います。
まず、始まりとしては主人公たちのいきなりの危機です。主人公である星系同盟アライアンスに所属するジョン・ギアリー中佐は、戦争の始まりともいえる戦いにて自身の座上する重巡航艦マーロンと味方の危機を脱しさせ、マーロンが絶望的になった時、自身は逃げ遅れながらも、やや損傷のある救命ポッドに乗り込みマーロンを脱出、味方の救出が来るまで彼は冷凍睡眠で眠りにつくことになります。しかし、彼が救出されたとき、そこは彼の知っている時代、淡い期待を抱いた時でなく、100年後の未来、しかも彼は英雄に祭り上げられ、大佐となって現在に甦ったのであった。
しかし、この時アライアンス艦隊はシンディックと呼ばれる敵対勢力に対して直接首都星系に殴りこんで、ほぼ敗北状態という最悪の状況であった。
彼は艦隊司令長官であるブロッホ提督に後を託され、艦隊の最高責任者としてアライアンスの勢力星系まで逃げなければなりませんでした。
しかも、この時艦隊はすでにボロボロの状況で頼みの綱である工作艦を守り通しながら逃走しなければなりません。彼は艦隊の部下たちを説得しながら脱出しなければなりません。絶望的な雰囲気でも、彼は投げ出さず、100年前に教えられたことを駆使し、その時代にしかなかったものを駆使しながらアライアンス星系へと脱出するために奮闘していく物語です。
当然、絶望的な状況でどう生き延びるかに対して興味を抱きましたし、さらにこの技術はあっても未来的な技術はないという設定です。
肝心の艦隊戦はタイムラグを考慮し、一周でぶつかり合う、イメージ的には騎馬戦が私的には近いと思っています。銀河英雄伝説の様に万隻単位の凄まじい弾幕による砲撃の打ち合いによる応酬ではなく、宇宙戦艦ヤマトのような機動をより早くし、ダイナミックな戦闘をするので私にとっては最高の興味を持てるストーリーでした。想像よりも強力な武装は無いものの、十二分に楽しめる兵装、特に特殊な武器でる分解フィールドは近距離戦の切り札として強力な武装として活躍を見せます。さらに物語の主役軍艦は戦艦、ではなく巡航戦艦というのがまた面白く思えます。SFのロマン化、多くのスペースオペラストーリーには巡航戦艦のキーワードがあるうえで主役クラスとなっているので興味深く、面白く楽しめると思います。人間関係には時々、とは言わず、かなりイラつきもありますが、そこを含めて重要なファクターや感情があるのを忘れてはいけません。
本書は日本語版第11巻巡航戦艦レビヤタンで第2部の完結となり、いったんの休息に入っています。物語に追いつきたい方、また同様に鷹見一幸先生の宇宙軍士官学校と奇妙な共通点もありますので、これもまた別の機会に紹介したいと思います。

明日は泊りがけの仕事がありますので今日はこの辺りで〆たいと思います。良き物語との出会いがありますように。




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posted by G.FUJINUMA at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月23日

音楽の興味(洋楽:coldplay:その一)

今日はいろいろとぐさりと言われて、折れていた時に珍しいへぼもかましてしまいました(-"-)
まあ、いくら言ったところで整理付かないといけないのは解っていますので、今日は気分転換に本とは別なものを紹介したいと思います。


今回紹介するのはUKロックバンドのcoldplayです。


いきなり洋楽と言われても流石にはてなとなる人もいるかと思いますが、皆さんは知らぬ間に聞いているかもしれません。また、つい先月に行われたUK版グラミー賞ともいえるイギリス音楽祭典「ブリット・アワード」にもThe Chainsmokersというロックバンドと共に演奏し、また2016年にも最優秀賞を受賞しているグループであります。
cold playのメンバーはボーカル、ピアノ、ギターを扱うクリス・マーティン、ギター担当のジョニー・バックランド、ベース担当のガイ・ベリーマン、ドラムス担当のウィル・チャンピオンの4名で構成されています。


さて、coldplayというバンドを私が興味を持ったのは、当時仕事で赴いていた先の神戸でホームレスの自立応援するための雑誌販売、「ビックイシュー」でたまたま掲載されていたのを見て興味を持ったからです。
元々、私自身は20を過ぎても音楽、というよりもポップ&ロックやmetalなどに対して、あまり興味を覚えていなかったのです。しかし、興味を持ちたいとは常々思っていましたが、出会いともいえるものが中々無かったのが原因でもありました。もちろん、今は違いますがね。
やっと興味を抱けていたのが洋楽との出会いでした。当時、流行りであったアイドルグループなど知ったことかとばかりに邦楽に興味を持てていなかったのも原因でした。とはいえ、ジャンル以前に幅が狭い状況に新規が欲しかったのもあります。
そんな中でcoldplayに出会えたわけですが、最初に買ったアルバム「A Rush Of Blood To The Head」(静寂の世界)は、当時の感性では難しい音楽(少々勢いのあるものを探していたのもありました)でしたが、それでも落ち着いた気分になれる「In My Place」やピアノが独特の雰囲気を醸し、後に別の形でも聞くことになる「Clocks」、ミッドナイトを漂わせる「A Wisper」を主に気に入って聞いておりました。
この出会いの年末を迎えるViva la Vida 月の前に「Viva la Vida 」(美しき生命)との出会いは素晴らしいものとなりました。「Viva la Vida」は 非常に心響くものがあり、タイトル通りの美しき生命の命を、生きるを感じさせる音色は今も心打たれます。年明けの初めに「Life In Technicolor」(天然色の人生)を購入し、そして美しき生命の前作である「X&Y」のアルバムを購入してますますその魅力にどっぷりとハマりました。
特に「Speed Of Sound」は私の好きな時間帯である夕方に非常に合うと思っています。
その後、「Mylo Xyloto」に一昨年末に遅まきながら「Ghost Stories」、昨年初めに「A Head Full of Dreams」を購入、Ghost Storiesの「A Sky Full Of Stars」は湾岸首都高に絶対に合う曲だなぁと思い、A Head Full of Dreamsは朝とともに、または日没前に聞いても落ち込んだ時に楽しくさせてくれる曲だと思いながら、メインのお気に入り曲として聞いております。
手を出すときは迷いながらも自分の中でストライクに思えたときは非常に嬉しかったです。何せ、音楽情報はそれほどあてにはしていません。ふと聴いた時やカバーをしている人たちのを聴いた時に興味を持てた時は幸運です。タイトルだけで結構ビビッと来るときもあります。
You tubeでもcold playの動画は多くあります。その中で今日入れたタイトルは特にお勧めしたいと思います。


次も同じように運命的なバンドを選べたらと思いつつ、今日はここで〆たいと思いますm(__)m


アマゾンでポチリもどうぞ







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posted by G.FUJINUMA at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2017年03月22日

漫画の興味(漫画:Mr.NOBODY:その一)

厄介なお仕事も無事に終えて一息、今日はWBC準決勝がありましたが、残念ながら日本の惜敗に閉じました。守備のミスからありましたが、打線の方も残念な形にはなったと思うものの、それでもいいプレーがあったのはよかったと思います。守備のミスと思い出して、今日はこれを紹介したいと思います。


今回紹介するのは田邊剛先生の「Mr.NOBODY]です。

本来なら、先に先生が現在執筆中のクトゥルフ系神話の漫画も紹介したいのですが、その前にその連鎖以前のこの物語を紹介することが、田邊剛先生の魅力もよく解ると思います。
この漫画を知ったのは、当時田中芳樹先生原作、道原かつみ先生漫画の「銀河英雄伝説」を読みながらも様々な漫画を読んでいた時でした。
タイトル以前の前にその画力の魅力、田邊剛先生曰く、「画面の奥から漂う、気配のようなもの」を私も感じたからでした。その感じは大当たりとなって、現在クトゥルフ神話系に入るのですから興味を強く持ちました。
さて、この話の舞台はロシアというよりも冷戦時代のソ連というべきほどの圧迫感を感じさせます。
興進所の調査員である主人公の河合ススムは、結婚の約束をした婚約者の両親に挨拶を済ませ、その時うたったビートルズのレットイットビーに自分への違和感を感じながら帰宅し、その途中で所長の留守電を聞いた。気前のいい客に所長は大はしゃぎであったが、自分の過去への不信に彼はうなされていく。深夜クライアントから連絡が入り、仕事の内容を聞くときに、奇妙な会話をされる。
それは95年のとある県の甲子園出場をかけた予選決勝の話であった。その時エースピッチャーは9回裏でピンチとなり、レフトへと交代、その時、打たれたイージーフライを取ることができずゲームセットとなる
。だが、そのことを覚えていなかった、エースピッチャーであったはずの彼、河合ススムのこともである。その記憶の共有をできなかった彼は日ごろから不安を感じていたのであった。
そして依頼者は、興進所に多額の金を送り込んで、彼をモスクワへと誘う。
モスクワへ到着し、彼が指定されたモーテルへ行くとチンピラらしき兄弟2人、黒人男性1人、白人女性1里のメンバーであった。その時はじめて彼は依頼者のネーム「Mr.NOBODY」を耳にする。
彼らの依頼は簡単であった、
とある地点で停車する貨物列車の最後尾車両を開けるだけであった。一晩10万ドルの仕事に様々な反応を見せるが、河合ススムと白人女性ナスターシャは奇妙なつながりを感じた。
そしてその時は訪れた、彼らが指定の場所で待ちかまえ
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posted by G.FUJINUMA at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月21日

読書の興味(漫画:鬼切丸伝:その一)

昨日投稿した後、色々調べていたら「剣豪将軍足利義輝」舞台化されていた……知らなかったorz
見たくてしょうがなかったですが、とうに公演終わり、DVDはまだ発売されてなかった。
どうしょうもなかったのですが、あえて悔しさを現すならよくネットでネタにされている
「チクショーメーー!」
あるいは昨日見ていた動画で現すなら

(# ゚Д゚)オノォォレェェェーーーーーーーーーー!!!!

といった感じでしたm(__)m
まぁ、ともかくとして、今日は同じ時代を巡って、しかも舞台化もされているものを紹介します。


今回紹介するのは楠桂先生作の「鬼切丸伝」です。


さて、この漫画を見たのは当時の『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』で丁度当時漫画化されていた宮本昌孝先生原作、漫画長谷川哲也先生のの「陣借り平助」を読んでいた時でした。
と言っても、実は馴染みの本屋がまだ店を閉める前に、この前作である「鬼切丸」を見たことがあると思って、興味を持ちました。
そんなわけで読み始めると、そら恐ろしい話であるものの、その綺麗な絵や非常に興味あふれる内容でしたのでどんどん興味を持ちました。
さて物語の始まり、の前にこの物語は当時少年サンデー超増刊号で連載されていたものですが、その原点ともいえる話なので、そこから始めます。
その原点は平安時代中期、当時悪病悪鬼あふれる京の都にて、洛中に出没しては女を攫って行く酒呑童子を退治に行く話であります。このストーリーのモデルは日本の天下五剣であり、日本刀の始祖の大傑作ともいえる「童子切安綱」(もとは髭切とも)と鬼退治の代名詞的存在である源頼光がこの物語の始まりです。
当時、神仏のお告げがあり、酒呑童子を倒すもの、それは美しきおなごより誕生する神仏の子によってというお告げが出て、その美しきものを探すため躍起になっていた時、都を荒らしていた鬼の副将的存在である茨木童子を源頼光の配下であった渡辺綱の持つ名刀髭切によって片腕を落とすことに成功する。この時助けたのが身重であった顔に痣を持つ尼僧であり、その不思議と魂の美しい者に渡辺綱は惹かれていた。
結局、望みの美しきものは見つからないとはいえ、当時鬼を切ることが不可能と言われていたことに対抗できる手段として顕著になったのが渡辺綱の髭切であった。
こうして彼ら源頼光と四天王(渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光)は酒呑童子の住む大江山へと向かった。その道中、彼らは渡辺綱が助けた尼僧と出会う。
そこで尼僧は自らの素性を明かすことになる、自分が鬼の子を宿していることを。しかし、彼女はそれでも愛しきわが子として大事にしている姿の清々しさ、魂の美しさに、周りは疑いながらも渡辺綱は惹かれることとなる。彼女は神便鬼毒酒を彼らに授け、自らも同行し、いよいよ酒呑童子の住処へとたどり着く。
彼らは歓待を受け、その凄惨たるのを見るや悍ましさを感じるが、臆することなく酒呑童子たちに神便鬼毒酒を振舞う。
ここまでは尼僧のことを除けば退治のストーリー通りになるが、ここからが始まりとなっていく。
神便鬼毒酒に酔った酒呑童子はつまみにと尼僧を喰らおうとする。しかし、その不思議な気を感じた茨木童子はそれを止めるが、酔った酒呑童子は聞き入れなかった。尼僧は自分は食われても構わないからお腹の中にいるやや子を殺さないように願う。酒呑童子は聞き入れたが、母体を傷つけずに、丸のみにして食い殺してしまう。一触即発した渡辺綱は、髭切を振り回すが、茨木童子の策に嵌り、鬼の体に傷を入れること敵わず、死を覚悟した。
その時であった、酒呑童子の精気が腹の底から急激に奪われ、そして酒呑童子の腹を掻っ捌いて誕生した青年と一振りの刀が神仏より告げられた美しき女子から生まれ、祀られなかった神仏の子、角もなく、爪も牙もない神器名剣を振りかざし、同族を殺す名もなき純潔の鬼、鬼切丸であった。
彼は源頼光達に「なぜ母を見殺しにした!?」と激高し、強烈な殺気を放ちながら周りの鬼たちを一方的に切りまくり、茨木童子に深手を負わせた。
そして彼は人間を憎んでそのまま源頼光達から去った。
これが鬼切丸の始まりである。彼は時代を超え、やがて現代までその姿を現す存在となり、人間へとなるためへと同族を殺し続ける悲しきものとなってしまったのであった。
今作は平安時代から、戦国時代、江戸時代の序盤が舞台となり、様々な因果が彼と共に結びついていきます。作者である楠桂先生はその因果の結び付けで躍起となっておりますが(笑)、前作を見ずともそのストーリーの魅力さは溢れています。また、舞台公演もしていたのでそちらもお勧めしたいと思います。


長く書きすぎたので今日はこの辺で





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posted by G.FUJINUMA at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月20日

読書の興味(漫画&小説:剣豪将軍足利義輝(漫画:ー大樹ー剣豪将軍義輝):その一)

今日は散髪へ行き、道をふと歩いていて春の息吹と温かさを感じていました。そこでブログをどうしようかなぁと思いついたのは、紹介したかったものを紹介しようと思いました。


今日紹介するのは原作宮本昌孝先生、漫画東冬先生の「剣豪将軍足利義輝」です。


戦国時代関係は、主にゲームがブームとなり、そして何より昨今終了したNHK大河ドラマ「真田丸」が現在更なる火付けとなっています。
そんな中でも本日紹介したいと思ったのが戦国の序盤ともいえる天分の年号から始まり、大名でもなく、家臣でもなく、また在野の人でもないこの方から始まりを迎えます。
彼の始まりの名は足利義藤(幼名:菊童丸)、若くして室町幕府第13代将軍となり、また室町幕府最後の希望ともいえる人物でした。しかし、戦国の歴史から見ると、序盤に殺害された人物でもあるので、そう目立ってもいないでもありました。しかし、彼のエピソードを語るに剣豪の名がつくことを忘れてはいけません。いかに歴史書が語ろうと、彼は最後まで戦い続けた一人の剣術家でもあったのです。
私が彼に興味を持ったのは、彼のエピソードがか詳しく語られているわけでもない名刀図鑑から始まりました。というのもその凄まじすぎるエピソードが心に止まり、それは直後に現在第2期アニメ化が進んでいる重野なおき先生の「信長の忍び」でエピソードの一端が出て興味を持ち始め、さらに宮本先生のオリジナル架空戦国戦記である「陣借り平助」が発端となりました。
物語の始まりは、彼が初陣ともいえる勝軍山城での戦いからである。この戦いは先代将軍足利義晴が操り人形状態であったことを嫌って実権を欲し、最高実力者でもあった六郎晴元との確執が始まりでした。しかし、初陣であるはずの難攻不落ともいわれたその城は味方の火によって焼失せんとしていました。その無残ともいえる惨状に義藤は幼少の至りから戦場へ飛び出しましたが、火災によって倒れた大木によって気を失ってしまい結果として大敗でありました。気を失ったままツタに絡まった状態の彼に3つの運命的な出会いをします。
一つは道中犬神人(神社に隷属されていた死体を運ぶ者達)に追われていた塚原卜伝、彼の弟子でもある松岡兵庫の助と共に犬神人をあっという間に倒しながらも弟子の初手の未熟さを叱りつけたこの印象を先までもっていくことになります。
2つ目は生涯のライバルともなる熊鷹という名の巨躯の青年でした。彼は義藤を知らず、父の仇のように罵り、散々と痛めつけて義藤自身の未熟さを痛感させます。
最後にこの熊鷹を止めさせようとした同じく犬神人でもある真羽と呼ぶ少女でありました。この少女を義藤は保護し、様々なことを聞きながら彼の成長の手助けとなり、やがて精神的な支えともなっていきます。この真羽という少女の行方不明がきっかけとなり、義藤が剣術の才へ目覚め、やがて彼が剣豪と呼ばれる偉丈夫へと成長していく物語であります。
この物語はただのチャンバラ物語と言えず、宮本先生の作品の魅力を表す痛快がよく表れた物語とも言えます。そして、彼がいずれ会得する「秘剣・一の太刀」その謎めいた奥義を最も感銘受けるストーリーだと私は思います。
漫画の方は現在3巻で、休刊中でもあって、よくない噂も聞きますが、いつか再開してくれることを祈り今日は〆たいと思います。



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posted by G.FUJINUMA at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月19日

読書の興味(漫画:鹿楓堂よついろ日和 :その一)

日曜日、今日はまったりと本や動画を見ていましたが、動画のほうが荒々しくて荒みそうだったorz
そういうわけでちょっと癒しと落ち着きが欲しかったので今日はそれを題材に

本日紹介するのは清水ユウ先生「鹿楓堂(ろくほうどう)よついろ日和」です。


この物語はとある東京郊外にある古風な甘味処、和風喫茶店「鹿楓堂」を舞台としたヒューマンドラマ系の喫茶店漫画であります。
この古風な店は、とある理由で人気があり、連日老若男女問わずお客さんたちが訪れます。
まず、理由が一つ、店員さんがイケメンなところ。物語の主役ともいえる店員の人数は4名で経営しており、それぞれが料理屋九時、お茶を担当しています。
まず、店長でお茶と給仕担当のメガネが似合うイケメン、スイ(京極京水)、趣味が渋く、また天才陶芸家でもあった料理担当、八重歯が特徴の物静かなイケメン永江ときたか、女性がうらやむ食べても太らなく、人見知りがあるものの、顔ともいえる菓子を担当するキレイな赤毛が特徴のイケメン、中尾つばき、ランニングなどのアウトドアが趣味ながらも、同時にアヒルボートなど変わったものが趣味でムードメーカーで、ラテアートがある意味好評(笑)、コーヒー担当のぐれ(グレゴーリオ?)の4人が物語を引っ張っていきます。
ただし、ただのイケメンの集まりでもなく、それぞれの担当が最も人気を与える要因となっています。
その理由の一つにメニューの豊富さ、お客さんにも嬉しいボリューム感もあり、何でもない普通のメニューにも創意工夫がされているのが人気の理由です。そこに私も興味を惹かれました。
そして理由の一つが、お店自体の雰囲気です。それは店長のスイの言葉で「このお店が甘味みたいなもの」であるところです。ほっと一息つきたいときに手を伸ばしたくなるお茶やコーヒー茶菓子、小腹がすいた時の軽食などそれがあるだけで安心ができる場所だからでもあります。
色々コミカルなところあり、ハプニングあり、イベントあり、修羅場もありなど人間の思い悩みもありながらも、人間の温かみがそれを解決していく物語でもあります。
時々、ふらっと知らない場所を訪れた時、こういうお店を発見できたならと最近はよく思います。

まだまだ面白いところもありますが、今日はこの辺りで





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posted by G.FUJINUMA at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年03月18日

読書の興味(小説&漫画:銀河帝国興亡史=ファウンデーションシリーズ:その一)

昨日書いたブログでのアド・アストラの最新刊を今日買いに行って、うきうき読みながら他の新刊を買ってきました。そんな感じで今日も投稿します。


今日紹介するのはアイザック・アシモフ氏原作、サイドランチより漫画化もされた銀河帝国興亡史ことファウンデーションシリーズです。


SF語るならこの人を外せないアイザック・アシモフ氏、ロボット三原則を世に送り出し、様々な著名人たちや読者たちに影響を与えた偉人です。その中でも私がアイザック・アシモフ氏を強く興味を持つようになったのがファウンデーションシリーズと呼ばれる銀河帝国を主題とした物語です。
ファウンデーションシリーズとの出会いは2013年10月にサイドランチが出版した漫画版でした。
当時、タイトルに興味が惹かれた私は購入して読む日々でした。もちろん、興味が惹かれたのは頭の片隅にあった、ある程度の数学方式によって未来予測をすることができるということでした。
それがアイザック・アシモフ氏の架空科学である心理歴史学です。これは個々の人間における運動は予想できなくとも集団を気体として置き換えることによって未来を予測することです。
まず、物語の主役、精神的柱ともいえるのがハリ・セルダン、銀河帝国の元宰相にて天才的数学者、その彼が自身の心理歴史学を持ってこの先500年後の銀河帝国の滅亡と3万年という期間の暗黒時代を予測します。彼はこの混乱期を1000年に短縮するため、セルダンプロジェクトを立ち上げることにしました。
そのプロジェクトに不信感を募らせた帝国の貴族たちは、セルダンたちを銀河帝国首都惑星トランターから辺境の星、テルミナス(小説版ターミナス)へ追放され、しかもセルダン自身はテルミナスへ行くことなくこの世を去ってしまいます。ですが、セルダンは時間霊廟を残し、これから起こることを予測しながら人々を導こうとしていきます。それに応えるように第1ファウンデーションの心理歴史学者であるガール・ドーニックをはじめ、テルミナス初代市長サルヴァー・ハーディン、大商人ホバー・マロウ達が歴史を歩みながらセルダン危機と呼ばれる大事件を回避し、そして予測すらつかなかった出来事へ対処するため、第二ファウンデーションが彼らを手助けする。さらに予測もつかない出来事や人々の様々な思惑、セルダンプロジェクトを完遂させて人類の暗黒時代を避けることができることができるのか?


ファウンデーションシリーズは1950年で終息を迎え、1980年に復活、セルダンプロジェクト発足までのことが書かれています。アイザック・アシモフ氏の死後、妻のジャネット・アシモフ夫人の願い出によって審議が帝国興亡史が1997年に出版されました。そして、2013年日本で漫画家がされ、今でも多くの人に愛されています。資源の無いテルミナスで高い文明と科学力を武器に困難に立ち向かう姿は日本そのものにも例えられます。
現在、小説版が終了して漫画版は小説版の第2巻ファウンデーション対帝国の半分、第3巻まで出版されています。次巻ではセルダンプロジェクトの危機ともいえる出来事が発生します。
次を楽しみに思いつつ今日はここまでにしたいと思います。

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2017年03月17日

読書の興味(漫画:アド・アストラ:その一)

仕事場の当直仕事が終わって、今日一日のお仕事も終了してご飯を頂いて、ゲームの定期イベントをしつつ投稿します。
色々とお仕事方面でイベントが結構ありましたが、昨日は楽しみにしていたものが来ましたのでよかったです。


さて、そんなこんなで今日紹介したいのはどれにしようかなと思いついたのが、カガミノハチ先生の「アド・アストラ スキピオとハンニバル」です。

改めて、ハンニバルとスキピオはどういう人物かを知るには「アド・アストラ」が適切でした。
この漫画の始まりは一人の語り手から始まり、その追憶はハンニバル誕生から語られることになります。
そもそも、ハンニバルとはだれかと知らない人もいるのでしょうが、その名は聞いた人も多いとは思います。まずハンニバルは世界でも認められる戦術家で、特に彼が評価されている象徴の戦術が包囲殲滅戦法です。この方位とは囲むだけとは限らず、いかに相手を巧みに誘い出して、包囲していき、弱体化、殲滅する戦法であります。そのため、ローマは第2次ポエニ戦争初期において連戦連敗の屍の山を築いてしまい、最も恐るべき男としてローマ側においても敬意を抱かれて高く評価されています。
対して、ローマが対抗馬として出てき、彼を打ち破ったのが大スキピオことスキピオ・アフリカヌスです。
スキピオは戦争初期で父の窮地を救ったことでハンニバル側に警戒を抱かせ、ローマが壊滅的打撃を受けたカンナエの戦い以降にその姿が目立ってきたといえます。
彼は言葉巧みで元老院から地位をもらい、ローマ側の戦術の弱点を克服していき、戦略的にハンニバルを追い詰めて、ついには破る事へとなります。
その過程の過酷さからカンナエの戦いの後にスキピオが決意を込めた言葉(第6巻第36話)が本タイトルであるぺル・アスペラ・アドアストラ=困難を通じて天へ、ということわざです。
ハンニバル誕生から、最終決戦地ともいえるザマの戦いまでの過程に非常に興味を抱きながら、時に偉大なる人物との出会い、親友と戦友との衝突、己の呵責、様々な出来事が2人を待ち構えています。
現在この漫画は11巻で今日発売されました(私はまだ買えてません(´Д`)ハァ…)
両サイド側、2人の主人公の物語に今後も注目です。


今後、書くときは自分なりにハンニバルとスキピオの戦いを解説できればいいと思います。気まぐれな私ですが、ご了承を




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posted by G.FUJINUMA at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) |
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