子供の時のエピソード
実家の裏山には東北自動車道が通っていて、幼いときは暇があれば、高速道路を見物に行っていました。高速道路は看板も緑で文字体も一般道とはちと違います。
また、出入制限があるので、自動車しか走っていません。ガキの頃は「一級国民が通れる道路なんだべな〜」と思っていました。
親の実家が青森県内でしたので、盆や正月は高速を使う機会があり、仙台の泉ICから青森の大鰐弘前ICまで親父の話相手をしていました。
今思えば、親父にはまんまと騙されました。
私の親父曰く、「普段は身分の高い特別な人だけが通れる道路だけど、行楽シーズンや帰省の時には一般市民にも開放するんだよ。士農工商って知っているべ。あの名残だ。」と言っていました。笑いもせず真面目に話すので、私はすっかり騙されました。
私のお気に入りの路線
月日は流れて、私も自分で運転するようになりました。
私のお気に入りの路線は、仙台の「仙台西道路」、神奈川の「第三京浜道路」、「保土ヶ谷バイパス」、「横浜新道」、「横浜市道環状2号線」、新潟の「新新バイパス」、三重から奈良までの「名阪国道」、兵庫の「第二神明」です。いずれも無料あるいは低価格で通れる道路です。
特に「第三京浜道路」と「保土ヶ谷バイパス」は建設年度が古い割に高規格な道路です。さすが神奈川という道路です。
仙台西道路と仙台市街の道路
「仙台西道路」は仙台宮城ICからダイレクトに市街地へアプローチできる道路であり、大部分がトンネル区間です。
たまに、出張で東京からきた会社の後輩等に「小さな意地悪」をします。
鶴巣PAで運転を代わってもらい、泉ICで降りず仙台宮城ICで降ろさせます。
仙台宮城ICは山の谷間にあるICなので、大体の人は「やはり仙台は田舎だ。山だ」という印象を受けるらしいです。
そして、西道路へ誘導する。西道路は2000m強の青葉山トンネルと600m弱の川内トンネル、上下二層の仲の瀬橋から構成される路線です。トンネル延長も長く、一般国道のわりに、地元ナンバーはかなり高速度で走行しています。このトンネルで半数の人は恐怖を覚えるようです。
次のトンネルの先には分岐があるので、私は「この先のトンネルの中に分岐があるから、そこを左に行って!」と指示します。大体の運転手はトンネルの中に分岐?何を言っているんだ。」という顔をします。それを見るのが実に面白いです。そして、登り勾配の先はビル街。そのギャップに皆驚きます。
道が分からない人には更に意地悪をします。「そのまま真っ直ぐ行くと広瀬通り。で、アーケードを抜けるとデカい交差点があるので、そこも真っ直ぐな。」と指示します。
上記の指示は完全に罠です。多くの人は、空いている一番右車線を走るので、金魚の糞のように右側を走り続けます。右側を走り続けるといつの間にか交差点の右折レーンに入ってしまい、直進することは不可能。直進できんと判ったところで、「右に行っても行けますか?」と質問が来ます。
私は「ちょっと遠回りだけど、仕方ないね。曲がろう」と返答。実は右折しても対して時間はかからない。
私の会社の支社は仙台駅の東口にあるので、更なる試練を与えます。次はバスとの戦い。私は「じゃあ次の交差点を左に曲がろうか。」と指示。その路線はバスだらけ。運転手は「何でこんなにバスが多いんだよ」と半泣き状態。「で、次の通りを右な。」と指示します。
最後の試練は右に行った先の北目町ガードを通ることです。
大体の人はこのガードで参ってしまいます。なんせ車一台通れる幅しかなく、高さも人の背丈より少し高いぐらいしかありません。このガードを通っている途中で「ぶつけんなよ」とつぶやきます。
運転手はもう涙目。東北を舐めてはいけません。
宮城県仙台市 ブログランキングへ
日記・雑談 ブログランキングへ
平凡サラリーマン ブログランキングへ
ブログ王ランキングに参加中!
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image