それの共通した意味に気づくと、そこから英語の世界が広がっていくことがあります。初めて見た単語でも、その共通部分の連想から意味が理解できるというわけなんです。勉強嫌いの中学生が目を輝かせていた、誰でも知っている言葉の例でご説明しましょう。
1. 何気なく使ってきた外来語を活用する
カタカナの言葉って身の回りに結構あふれてますよね。
その中には英語力に役立つものが隠れているんです。
例えば、みんなが知っている言葉。
・トライアングル
・トリオ
・トリプル
・トライアスロン
・トリコロール
これに共通するものをイメージしてみましょう。
2. 単語に隠れている共通部分に注目!
・トライアングル = 三角形の楽器
・トライアスロン= 三つの競技でレースしますね
・トリコロール= 三色使いのイメージ
・トリオ= 三重奏
・トリプル= 三倍
ボギー
↓
ダブルボギー
↓
トリプルボギー
って、何気に使っていたゴルフにも。
特に次の三つは、まさに熟語なのです!
・トライアングル tri+angle(3+角)
・トライアスロン tri+athlon(3+競技)
・トリコロール tri+color(3+色)
トリコロールはファッション用語でフランス語からカタカナになっています。
「コロール」となるところから、英語のスペルを覚えるのにも役立つという訳です。
スペルが頭に入らない子は、色→"Calar"なんて書いちゃったりするもの。
英語はカタカナで「カラー」だけど、語源的に"o"なのです。
3. 分解から応用へ
そんな共通点から、"tri"は「三」だなと、頭に定着しましたね。
そこで、三のつくモノを英語にする際に使えるわけです。
誰でも知ってるモノで言えば、三輪車を調べるとtricycleとあります。
tricycle(トライシクル)=tri+cycle
cycleに注目すると、他に知ってる言葉がありますね。
そう、bicycle。
バイシクルは車輪が二つあって、"bi"は「二」の意味なのです。
「バイ」がつく外来語もいろいろありますね。
バイリンガルとか、バイセクシャルなんて言葉も、「バイ」が「二」だと分かると、納得ですよね。
学術用語などにも三の意味でtriがつく言葉がいろいろあり、なんとなく意味が想像できたりするわけです。
因みに、カメラの三脚はtripod。
podは英語だと別の意味がある言葉ですが、遡るとギリシャ語、ラテン語に行きつき、「脚」を意味するそうです。
消波ブロックの「テトラポッド」も共通するものを感じませんか。
テトラポッドは4つ突起がありますね。
四本足という名前なのです。
4. 芋づる式にイメージ化
日本語と同じく、英語もいろいろな外国語由来の言葉が入り混じっているので、triやbiがついていても、三と二の意味ではなかったりします。
ただ、「これは確実にこの意味だ」と分かるものを積み重ねていくと、単語が定着しやすく、応用も効くにようになります。
聞き覚えのある外来語からつなげて、英語の世界を広げていきましょう。
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