一律同じ料金で最後に本数を数えて支払う、とてもシンプルな構造だ!とりあえず、ビールとお茶で乾杯!学生はお酒が飲めなかった。串を鍋に何本か入れて食べるのだが、赤いスープに入れた串はやたら辛い!そうだった、ここは四川省だった!でも、この辛さ悪くないな。と食べていると、店員が台湾人か?と聞いてきた。日本人ですよ。と答えると、間違えました。とレストランの中へ入っていった。台湾と中国って、ほとんど同じ言葉かと思ったが、中国は広いから訛りも相当あって分からないのかな?と、みんなで考えてしまいました。お腹いっぱい食べてビールも飲んで、1人あたり350円ほど。やすっ!物価が安いのか、この店が安いのかは分からなかったが、いい店を発見したな。と近くの小さいスーパーでビール、水、菓子を買って宿へ戻った。宿に戻ると、同じ年の彼がシャワーへと行った。自分はビールを開けて飲んでいると、学生は勉強していた窓際のテーブルを片付けて、ここで飲んで下さいとテーブルを譲ってくれた。俺たちがくる前は誰が泊まってたの?と聞くと、オーストラリア人のカップルが先にいて、うちらがチェックインする朝に出て行ったとの事。チベット仏教を勉強しているが、宗教が好きなの?と聞くと、卒業のリポートを出すのに、ちょっと変わったのを出したくて本屋に行ったら、たまたまチベット仏教に目が入ったので旅行も出来るしいいかな?と思ったくらいだと言う。学生は明日の昼にチベットに行くと言う。陸路はキツイから、空路だと言う。数年前は自分も学生だったけど、学生は金持ってるなー。って言葉を耳にするが、こういう事なのかな?と思った。自分にはチベットと言う響きには興味が全くなかった。西に行けばチベットなのだが、そっちに行こうとは思わなかった。この時、西安から南下して成都に来たのはいいが、当てのない旅になってしまったので、どこに行くか決めないと。と思ったが内心、行った町で次を決めればいいや。とスケジュールのない旅が、俺にはあってると思い、焦らずに一歩一歩どこかに向かえばいい。と決めた。日本に置いて来た彼女(美智子)の事が気になったが、住所を忘れてしまい手紙を出そうにも出せないでいた。自分の病気を伝えられないまま、日本を出てしまったが、海外で旅をしていれば治ると自分に言い聞かせ旅を続けた。
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