バックパックなどを見ると、アジア人だけみたいだ。誰も起きてはいないが、その女性だけは起き上がってきた。シャワーを浴びてからミラノ観光に行くとの事だった。6時前に宿を出てみたが、店はシャッターが開きオープンする準備をしていた。中央駅に向かい中へ入ると天井も高く、これぞヨーロッパって言う西洋の造りをしている立派な建築物でもあった。ここから地下に行けば、地下鉄が利用出来るので地下へと向かった。ほとんど誰もいない連絡通路ではあったが、アフリカ人移民は見受けられなかった。夜光性なのかと思ったが、移民が夢を持ってヨーロッパに入って来ても仕事がないので夜中に引ったくりなどをして生計を立てている話を聞いた事がある。純粋なイタリア人にはいい迷惑だろう。自由な行き来が出来るようになって、アフリカ人まで入国してしまったら、ヨーロッパ圏内はどこでも行けるのも変な感じだったが、ユーロの各都市でも同じ事が起きているんだろうから仕方ない話だ。早速、1日フリーパスを券売機で購入英語表記も出来るのだが、何か難しく書いてあって少し困ったが、ドゥオーモに向かって電車は走り出した。