どうも星です。
何を隠そう私、2014年に東京海洋大学に入学して以来、ただひたすらに都内の運河を駆け巡っては、シーバス(スズキ)釣りを楽しんで5年目になります。
たかが5年、されど5年。
5年間で分かったことも多々ありますが、そんな一個人の経験よりも、様々な方との出会い、また業界の方々から直接お聞きできる機会というのがここ数年立て続けにあり、そうした先人らのエピソードの検証といった形で、今の湾奥運河シーバスゲームを楽しんでおります。
ただ、楽しむだけでなく一石二鳥、三鳥(笑)目指して、要領よく様々なことをやりたいタイプなもんで、2017年秋からは日本ゲームフィッシュ協会(以下、JGFA)※Japan Game Fish Asociatioの取り組みであるタグ&リリース活動にも参加。
1年間で約130本の運河産スズキに標識を付け、結果。
1個体が漁師の網によって、3個体が釣り人によって再捕されたというデータが得られました。
データ数としてはまだまだ未熟で、不確定要素も多いものの、どうやら私の通う釣り場のデータが少なかったことや、同年代でこうした活動への参加が少ない(?)ためか、今年春に開催されたJGFAの新春パーティーにて「タグ&リリース活動 年間功労者賞」を受賞いたしました。授賞式の様子はJGFAのホームページにも載っています。
ほぼ、自慢話みたいな内容で恐縮ですが、私がこの東京湾奥でのスズキ釣りにどれだけ熱を注いでいるかなんとなくで構いませんので、知っていただけたらと思いこのような記事を書きました。
ちなみに、海洋大で扱ってる研究対象はクロマグロです。
卒論等でスズキには一切触れていません(笑)完全趣味の世界です。
そんな、東京湾奥のシーバス釣りについて、需要があるかどうかはわかりませんが、自分なりの見解をまとめようと思います。いくつかの記事に分ける予定です。
というのも、大都市東京というだけあって、我々アングラーが足を運ぶ「釣り場」でのトラブルが後を絶たないことは業界の方をはじめ、多くのブロガーさん、SNSをみていると明確な事実です。
事故にまでならなかったものの、自分もシーバスアングラーの不注意により危険な目に遭遇した経験があります。そうした体験談を含め、事故防止策やアングラーとしての心構えをこのページを通して発信できればと思っています。
できることならば、同じ問題意識を持ったアングラーと情報交換しながら世間がとらえる「釣り人」の邪魔、汚い、危ない、臭い、ダサい等の残念なイメージを払拭していきたいです。
書き方によっては、(おせっかい)(偉そう)(うるさい)と思われるような内容、人によってのとらえ方があるのは承知です。私が悪者扱いされて、都内の水辺環境の改善、アングラーの世間的イメージが向上するのであれば、結果として情報発信してよかったと思えます。
本気で釣りを楽しみたいと思っている真のアングラーになるために。そして少しでもそうした意識の高いアングラーが増えることを願って。。
今後ともよろしくお願いします。
星 2019.4.9
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2019年04月09日
漁業管理ならぬ遊漁(釣り)の管理の実態2019.4
現状、日本の政策の中では「漁業と足並みを揃えた管理」が最も妥当な策となっています。対象魚種の禁漁であったり、採捕量制限が発令された時点で、遊漁活動にも同じ制限が課せられます。
この辺は、実は昨年のクロマグロ管理にかかわる部分が多く、こちらから情報出せていないので恐縮ですが、簡単に説明すると
・都道府県毎に漁獲枠を設定、枠の消化率に応じて採捕停止命令有り。
・採捕停止命令後、クロマグロを漁獲した者(漁業、遊漁問わず)罰則有り。
※たしか懲役〜3年、罰金〜200万円
これが2018年夏〜のクロマグロ管理で釣りに関わるところの主要な点です。
遊漁者向けのポスターなどでは「採捕停止命令後にクロマグロを釣ると罰則が適用になる場合があります」とあるので、「クロマグロなんて簡単には釣れないのに釣り人に対して理不尽だ」と声を上げる方も多かったようですが、全体像を観ると上2行にまとめた通りです。
また、遊漁資源として管理、レギュレーションを定めるのであればそれに相応するデータを集めることが不可欠です。資源管理関係の職場の方は皆、口を揃えて人材不足と仰っているようです。
実は2006年までは毎年、遊漁採捕量調査というものを水産庁の遊漁室という部署でとりまとめていました。
都道府県ごとに、遊漁船、プレジャーボートでの採捕量の報告を集め、その提出率等を踏まえたうえで算出し、推定値を出したものでした。
あくまで推測ですが、延縄漁等と異なり、仕掛け、ルアー、エサ、船長の腕、釣り人の経験値←等(笑)遊漁の場合データへの変動を与える要因が多すぎるため、かなり複雑で難解な公式になります。また、提出率も決して高くはなかったようで、実際の数値とはかなり異なる前提のことであったと考えられます。
おそらく、以上が現在は行われていない理由でしょう。
公務員志望で水産庁勤務の方を批判したい訳ではありませんが、ほとんど釣りをしないような方にそうした数学的分析を任せているわけですから、酷な話ではありますよね。
以下、個人的な意見ではありますが釣り人側からできることとしては
行政批判の前に情報共有であったり、リテラシーの向上だと思うんです。
やはり、どうしても初心者の方は、たくさん釣れれば持ち帰りたいでしょう。もしくは、リリース前提の釣りであるとしても魚の扱いに慣れておらず、写真撮影してる間に殺してしまったりだとか。卵持ってるから逃がしてあげようとか。
リテラシーの向上、とういう書き方をしたのはスキューバダイビングであったり他のマリンスポーツって基本イントラがいて、教本、指導者ありきで始めますよね。でも釣りは?って考えると、何も知らないままでも漁師と同じ資源を扱う側になれてしまうんですよね(笑)良くも悪くも。
情報社会の中でよりいっそう、指導者無しに始められる遊びになってしまったことも、資源の問題のみならず、釣りが抱えるルールマナー、モラルの問題に関連していると感じています。
完全に方向性ブレてるので、ここらで。m(__)m
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この辺は、実は昨年のクロマグロ管理にかかわる部分が多く、こちらから情報出せていないので恐縮ですが、簡単に説明すると
・都道府県毎に漁獲枠を設定、枠の消化率に応じて採捕停止命令有り。
・採捕停止命令後、クロマグロを漁獲した者(漁業、遊漁問わず)罰則有り。
※たしか懲役〜3年、罰金〜200万円
これが2018年夏〜のクロマグロ管理で釣りに関わるところの主要な点です。
遊漁者向けのポスターなどでは「採捕停止命令後にクロマグロを釣ると罰則が適用になる場合があります」とあるので、「クロマグロなんて簡単には釣れないのに釣り人に対して理不尽だ」と声を上げる方も多かったようですが、全体像を観ると上2行にまとめた通りです。
また、遊漁資源として管理、レギュレーションを定めるのであればそれに相応するデータを集めることが不可欠です。資源管理関係の職場の方は皆、口を揃えて人材不足と仰っているようです。
実は2006年までは毎年、遊漁採捕量調査というものを水産庁の遊漁室という部署でとりまとめていました。
都道府県ごとに、遊漁船、プレジャーボートでの採捕量の報告を集め、その提出率等を踏まえたうえで算出し、推定値を出したものでした。
あくまで推測ですが、延縄漁等と異なり、仕掛け、ルアー、エサ、船長の腕、釣り人の経験値←等(笑)遊漁の場合データへの変動を与える要因が多すぎるため、かなり複雑で難解な公式になります。また、提出率も決して高くはなかったようで、実際の数値とはかなり異なる前提のことであったと考えられます。
おそらく、以上が現在は行われていない理由でしょう。
公務員志望で水産庁勤務の方を批判したい訳ではありませんが、ほとんど釣りをしないような方にそうした数学的分析を任せているわけですから、酷な話ではありますよね。
以下、個人的な意見ではありますが釣り人側からできることとしては
行政批判の前に情報共有であったり、リテラシーの向上だと思うんです。
やはり、どうしても初心者の方は、たくさん釣れれば持ち帰りたいでしょう。もしくは、リリース前提の釣りであるとしても魚の扱いに慣れておらず、写真撮影してる間に殺してしまったりだとか。卵持ってるから逃がしてあげようとか。
リテラシーの向上、とういう書き方をしたのはスキューバダイビングであったり他のマリンスポーツって基本イントラがいて、教本、指導者ありきで始めますよね。でも釣りは?って考えると、何も知らないままでも漁師と同じ資源を扱う側になれてしまうんですよね(笑)良くも悪くも。
情報社会の中でよりいっそう、指導者無しに始められる遊びになってしまったことも、資源の問題のみならず、釣りが抱えるルールマナー、モラルの問題に関連していると感じています。
完全に方向性ブレてるので、ここらで。m(__)m
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