<第32回目>※重要:発達障害当事者の慢性疲労のもう一つの原因?@

みなさまお疲れ様です。

台風の影響か名古屋の方でも天気が不安定で雨ばかりです(´;ω;`)


さて、今日はかなり大事な記事になります。

僕が以前からノドの上の方に強い炎症があったり、慢性的な

鼻炎体質のため、常に酸欠状態であることを報告いたしました。

治療の過程でそれが大幅に改善されました。

僕の場合はこれでだいぶ日中の眠気を回避できるようになりました。

たっぷり寝たのに午前中から眠いとか、異常なほど疲れていらいらすることは

少なくなりました。



しかし、

実は、慢性疲労にはもう一つ大きな原因があると言われています。


それは低血糖症です。


低血糖とは、読んで字のごとく、血中の糖分が異常に少なくなることです。

本来の低血糖症は糖尿病を罹患されている方が、長時間空腹状態になったり、いつもより

食事の量が少ないと、 血糖を下げる薬が効きすぎてしまうため に起こります。


しかし、近年では糖尿病ではなくても、食後に血糖値が乱高下する方が

相当増えているようです。

原因としては例えば精米技術の向上やパン、パスタなど小麦類の摂取、

気軽に食べられるお菓子の量が激増して砂糖の摂取量が増えていることなどが

挙げられます。粗食が多かった日本人には考えられないほど急激な

変化です。

この変化の悪影響の部分が最近強く出てきたように思います。

イチゴパフェのイラスト.png



具体的に低血糖の症状としては、

・異常に眠かったり
・生あくびがでる
・体が重くてだるい
・元気が出なくなる
集中力がなくなり、特に理由もないのにキレやすくなる




これ、発達障害の方がよく抱えている不定愁訴に非常によく似ていませんか?


そう、今目の前のことに関係ないことでイライラしてしまったり、やたら疲れる原因の一つには、

低血糖が考えられるのです。


低血糖は今のところ食習慣を直していくほかなく、薬を飲めば

元の健康体にすぐ戻れる、といったものではありません。


おそらく栄養士さんから指導を受けるとしたら、

糖質制限を勧められると思います。

糖質を急激に多く取る習慣をなくしていけば、血糖値の乱高下も

防げるというわけです。

しかしこの糖質制限というのが非常に曲者です。


中途半端なやり方をすると余計に低血糖になってしまったりするので、

次回の記事で僕が普段の食事の中でどのように取り組んでいるか

書いていきます。

ちなみに僕自身は徹底的な糖質制限、いわゆるケトジェニックダイエットには反対です。


僕の考える糖質制限とは、糖質を摂らないということではなく、

上手に糖質と付き合うことで血糖値をいい具合にコントロールすることだと考えます。



これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!



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2019年07月18日

<第33回目>発達障害当事者の慢性疲労のもう一つの原因?A

みなさまお疲れ様です。

自分の中でかなり重要なトピックと考えてるので、連投します。

1.低血糖とは?
2.治療の本質は?
3.じゃあ具体的にどうしたらいいの?
4.補足:なんで陽キャは元気なの?
5.結論



1.低血糖とは?

前回申し上げたように、発達障害当事者の不定愁訴である、

慢性疲労の正体のひとつに低血糖が挙げられます。

低血糖のメカニズムは、「糖分のドカ食いなどをすると短時間で血糖値がはね上がり、

それを正常な状態に戻そうと、体内でインシュリンが過剰に放出され一気に血糖値が下がること」

で発生します。


おそらく検索エンジンで調べると、糖質制限を勧める方がほとんどだと思うのですが、

糖質制限は一般的に考えられているほど簡単ではありません。




2.治療の本質は?

糖質制限をすることで血糖値を上げないことを目標にしているのだと思いますが、

低血糖治療の本質は単純に血糖値が上がるとか、下がるとかではなく、

急に


糖質は悪者のように考えられていますが、脳の唯一の栄養であることに変わりありませんし、

筋力トレーニングをする人ならわかりますが、糖質を下手に抜くと力が出ません。

糖質制限をして、その分しっかりたんぱく質や良質な脂を摂っているならまだいいですが・・・


ありがちなミスが、我流の糖質制限で一食のみ極端に糖質を抜いたりしますよね。

実はこれが一番まずいのです。

たしかにその食事は糖質を制限できているかもしれませんが、

問題はそのあとです。

例えば昼食で眠気を催したくないからと、サラダチキンと野菜にしたりする方も

いると思います。

しかし、そこでおやつとかを何も摂らないまま、6時間後の夕食にチャーハンやラーメン、

カレーやパスタを食べると、 血糖値が爆騰します。

そうすると体がびっくりして血糖値をとにかく下げるために、インシュリンを

大量に分泌するようになります。そして急激に血糖値が下がります。

これが異常な眠気や疲れを誘発するのです。

こういう食事パターンの方はかなり多いのではないでしょうか?


糖質制限はオールorナッシングです。

やるなら三食とおやつすべて厳密に、全力でやらないと意味がありません。

サラダにかけるドレッシングに含まれる糖質ですら、

削っていかないと慢性的な糖質不足の状態では血糖値を動かしてしまうからです。

コンテスト前のボディビルダーのような、極限のストイックな食事。

いわゆるケトジェニックダイエットが必要になってきます。

これは僕ら普通の職業の人間で長期間やり続けるのは現実的ではありません。




3.じゃあ具体的にどうすればいいの?


では具体的にどうしたらいいのかというと、血糖値の数字そのものより、

乱高下を防げばいいのだから、三食以外に3時間前後で軽めの糖質を摂ればいいのです。

僕はファミマのPBの小さなクッキーを二枚だけ食べるようにしています。

そのほかでどうしてもお腹がすいたらアーモンドを食べるようにしています。

これによって、極端な血糖値の上昇下降にはならず、

最低限のやる気やエネルギーレベルを維持できるのです。


望まないタイミングでの眠気や、異常なほどの疲れ、イライラはかなり解消されると思います。

もしハードな筋力トレーニングや立ち仕事、体力仕事をしているのなら

3時間にこだわらず、2時間半とかで調節してもいいでしょう。


4.補足:なんで陽キャは元気なの?


補足ですが、休みの日に全然体が休まらない、疲れが取れないという方は、

この糖質の摂り方がまずい可能性があります。


例えば、前日いつも通りの時間に就寝しても、休みだからと昼間まで寝ていると、

糖質を全く摂らないまま10時間とか経過してしまっているわけです。

そこからいきなり外食しにいったりして炭水化物を胃にぶち込むと・・・

結果はわかりますよね?血糖値の乱高下を招くんです。

いわゆる陽キャで、休みも予定をたくさん入れてる人がなぜか元気なのは、

普段と変わらないペースで無意識に上手に糖質をこまめに摂って

いるからかもしれませんね。


そういう人たちだけが特別何かを食べているわけではなくて、

たまたま食事のタイミングや間食が血糖値をいい具合に納めているのだと思います。

タピオカミルクティーを飲む女性.png



5.結論


結論、糖質は削るというより、摂る間隔が重要だということです。

何時間も食べずお腹がすいて気持ち悪くなったり、理不尽にイライラし始める前に

本当に軽めのものでいいので何か口に入れましょう。

そこであまりたくさん食べてしまうとそれこそ糖尿病になってしまうので、

限度をわきまえてやりましょう。


低血糖の症状は非常に強力で、一度なってしまったらサプリメントごときでは

解決しません。

なにを試しても体調がすぐれないのが続く場合は、低血糖を疑ってみてください。

もしきちんと医療機関の診断が欲しければ、5時間糖負荷検査を行っている

病院を探して、受診してみるといいでしょう。

保険が効かないのと、前日21時から食事制限があることや、名前のとおり当日最低5時間以上は

拘束されるのでちょっと厳しいですが、やってみてもいいと思います。


糖分にたいする体の反応は人によってまちまちなので、自分の体の癖を

しっかり把握するためには有効な検査だと思います。



これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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↑僕が飲んでいるプロテインです。めちゃくちゃ飲みやすくて安いので、

ボディビルダーの方々にもファンが多いです。ぜひ試してみてください(*´ω`*)



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初めまして。ガチアスペのおっさんです。 微力ながらADHDやASPに悩む方の力になりたいです。 早稲田大学卒業後、銀行に就職。 マルチタスクに耐えられず挫折。 その後もしばらく自分の障害に気づかないまま迷走。 診断後、一念発起して自分の障害と向きあい、治療に専念する。 現在ある程度克服し、接客業で三年勤続。
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