「セル範囲に含まれる数値すべてを合計します」
というExcelのヘルプの通り、指定したものすべてを合計します。合計できる対象は最大255ですが、たとえば"A1:A30"といった範囲も一つの対象として数えます。また、「SUM(A1:B30)」といった、複数列、複数行も対応できますし、「=SUM(A:A)」や「=SUM(2:2)」とすれば、A列すべての値、または2行目すべての値を足し合わせることもできます。もちろん、「=SUM(A:D)」とすれば、A列からD列すべての値を足し合わせることができます。
このとき、漢数字含む文字や記号類は無視されて、数値だけを対象とします。
多い使われ方としては、統計の合計欄でしょうが、まあ、ほんとにいろんな場面で使われる関数です。
下では月の来館者数を出すためにSUM関数を使ってみました。8日から21日はスペースの関係で折りたたんでいます。
月の合計を、セルC33に出したいので、C33に「SUM(C2:C32)」と入力します。日曜日は「-」と表示されていますが、記号類は無視されるので、気にする必要はありません。
これが一般的だと思われますが、月の来館者数であればそれほどでもないですが、表の中の行数がよく変動する表などもあると思います。基本的には、行を挿入したり削除すると、それに合わせて範囲も変動します。
2月用に29日から31日までの行を削除してみました。すると、「=SUM(C2:C29)」となりました。(数式バー参照)ただ、追加方法によっては必ずしも対応してくれなかったり、思いがけないずれ方をする場合もあります。そういうのを回避するためにわざと来館者数の一番下ではなく、表の横に合計欄を作る方法もあります。
「=SUM(C:C)」とすれば、C列全体を対象としますので、どんなに行の追加や削除を行っても「=SUM(C2:C29)」のように狂うことはありません。いつでもこの方法が使えるわけではありませんが、こういう使い方もある、ということはSUM関数以外でも使えるので、ケースバイケースで使い分けてみましょう。
【このカテゴリーの最新記事】