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2020年04月28日

日本に残された道は ロックダウンしか無い理由 神戸大・岩田教授が警鐘




日本に残された道は ロックダウンしか無い理由 

神戸大・岩田教授が警鐘


〜ダイヤモンド・オンライン 4/28(火) 6:01配信〜


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神戸大・岩田教授



※ 聞き手 ダイヤモンド編集部 津本朋子 *インタビューは4月23日に行いました

「第1波」すら 抑え込めて居ない

・・・東京等7都府県に緊急事態宣言が発令されてから今日(4月23日)で16日が経ちました。現状をどう評価して居られますか?

2週間と少し前、政府は 「8割の外出を辞める事で、2週間後には感染者を大きく減らします」 と云うプランを発表しました。指数関数的な感染者増加・・・所謂 オーバーシュートと云う事態を避け無ければ為ら無い と。しかし、欧米と違って日本は 強力なロックダウン と云う方針は取りませんでした。その後の経過を振り返ると、半分は好かった・・・しかし半分はダメだったと私は評価して居ます。
 オーバーシュートは起きて居ません。これは好かったですよね。只、当初の目論見通りに患者数をドンと減らせて居るかと云うとこれは出来て居ない。少し減って来て居ますけれど大きく減っては居ません。詰り 「悪いシナリオは回避出来たけれど、良いシナリオにも為ら無かった」 と云う事です。

 東京では、新規感染者数は横バイに近い推移ですが、これをどう評価すべきか?私は、拙い状況だと考えます。 COVID-19・以下新型コロナ は経過が長い病気なんです。軽症者からもナカナカウイルスが無く為ら無いし重症者も呼吸不全のママ、人工呼吸器に繋いで何週間も治療し無ければ為ら無い様な長期戦に為る。
 そんな長期戦の中で、東京だと毎日100人以上の 新規感染者 が出て入院者も増えて行く。加えて、医者や看護師が感染すると云う 院内感染 もアチラコチラで起きて居ます。

 すると、患者数は増える一方で医療サイドのマンパワーは減って行く・・・このダブルパンチが医療崩壊を招きますから、東京の 「新規感染者数横ばい」 と云うのは決して許容出来ません。矢張り 大きく減らす必要がある 。モッと 強力な外出規制 を実行しないとダメだと云う事です。
 第2波と云う言葉も出て来て居ますが、日本の場合、第1波すら抑え込めて居ません。コンな状況で、感染者が非常に少ない地域限定なら兎も角、全国一斉に 緊急事態宣言を解除 する等と云う事は考えられ無いでしょう。しかし「延長する」と云うのも違う。私は 「もっと強力なロックダウンをする」 と云う方針に転換すべきだと考えます。

ロックダウンこそが 経済を救う

・・・欧米並みのロックダウンは経済を破壊してしまう、と躊躇(ちゅうちょ)する声もあります。

 いえ、私は 「強力なロックダウンを短期間集中して行う」 事コソが経済を救うと思いますよ。武漢は集中してロックダウンを行い、比較的短期間で感染封じ込めに成功しました。イタリアやスペイン等も感染者数が大きく減って来た。
 しかし、日本の様に 「不要不急の外出は極力控えるように・・・」 等と云う緩い遣り方をすると延々とそれを続け無ければ為りません。此方の方が余程経済に悪影響を及ぼします。短期間に強いロックダウンを行って、その間は 政府が全力で企業や国民に経済支援等を行う ・・・コレが一番、経済に取ってはダメージが少ない筈です。

 新型コロナ対策か経済活動か・・・ドチラを取るかと云う話では無いのです。新型コロナを抑え込ま無いと、経済活動は再開何て出来無いんですから。ここを間違わ無い様にしないといけ無い。勿論、或る国や地域で抑え込めても、外から持ち込まれます。これが第2波・第3波と呼ばれるもので、日本でも北海道で今起きて居るのは第2波です。
 一度は抑え込んだのに、又東京等からウイルスが持ち込まれてしまった。だから、ロックダウンは空襲警報の様なものだとイメージすると好いと思います。空襲が来たら警報が鳴って防空壕(ごう)へ入る、そして警報が解除されれば外に出て活動すると云う事です。この繰り返しに為る、と云うシナリオもあると思います。

・・・第2波・第3波に備えるべく、 集団免疫 の獲得(人口の5〜6割程度が免疫を持てば感染は収束する)を期待したり、ワクチンや治療薬の開発が進められて居ます。例えば、日本でも抗体検査の早期実施に向けた動きも出て来て居ます。抗体が出来て居る人は、新型コロナは怖く無いと云う事に為るのでしょうか?

 そう簡単な話では有りません。抗体とは、感染した人の体内で出来る 免疫グロブリン と云う・・・微生物を攻撃する タンパク質 を指します。しかし、 抗体が出来る と云う事と 免疫が出来る と云う事は必ずしもイコールでは無く、屡々抗体は出来て居るのに免疫は出来て居ない・・・と云う現象が発生します。

抗体=免疫では無い 過度な期待は禁物

 抗体が有れば 「新型コロナに一度罹った事が有る」 と云う事はホボ言えますが 「もう二度と新型コロナには罹ら無いお墨付きが得られる」 と云う事には必ずしも為ら無い。
 これは非常に重要なポイントで、免疫が有るかどうかはもう少し調べ無いと判ら無いのです。例えば、ハシカは抗体が出来たら二度と罹りませんが、HIVは抗体が出来たって体内からウイルスは無く為りません。よって、抗体が出来た人が5〜6割に達すれば必ず集団免疫が獲得出来る・・・と云う話には為ら無いのです。又、免疫が出来た人でも、その状態が3カ月続くのか・1年なのか・一生なのかは未だ判りません。

・・・では、集団免疫がズッと出来無い、と云う状況も考えられるんですか?

 スペイン風邪は集団免疫が獲得出来たケースですが、新型コロナもそう為るかどうか現状では判ら無いとしか言えません。運良く 集団免疫 が出来れば感染は放って置いても収束する。しかし、運悪く出来無かったら同じ事の繰り返しです。実現するかどうかも判らない集団免疫獲得を目標に据えて作戦を立てると云うのは非常に拙いです。

・・・ワクチンや治療薬に付いては、どうお考えですか?

 これも 「出来たら好いな」 と云う話です。好くワクチンを作るのに十数カ月掛かる、と云う様な話が出て居ますが、そもそもワクチンが作れ無い可能性だって有るんです。現に、HIVはもう40年間も研究して居ますが未だに成功して居ない。SARS・重症急性呼吸器症候群のワクチンも有りません。治療薬もパッとし無いものばかり・・・と云う未来だって有り得ます。
集団免疫獲得やワクチン・治療薬の開発成功 と云うのは、飽く迄も 「そう為れば好いな」 と云う希望であり、現段階では「物語」でしか無い。だって実現するかどうか判ら無いんですから。我々の様な現場の医師は、幾つものシナリオを考え、夫々に対する準備を進めます。楽観的シナリオだけを想定して動いて、もしモッと悪いシナリオが実現したら、身動きが取れ無く為る。 最も悲観的なシナリオに対しても準備をして置く べきなのです。
 楽観的シナリオが実現する可能性も勿論有りますよ。僕だってそう為って欲しい。だけど、それだけを念頭に置いて準備をすると云うのでは困るのです。

「最悪のシナリオ」も 念頭に置いて準備をすべきだ

・・・仮に、集団免疫が獲得出来ず、ワクチンも治療薬も無いと云う事に為れば、現状がズッと続くと云う事ですが、そう為ると先程仰った 「空襲警報の様にロックダウンを繰り返す」 と云うシナリオも現実味を帯びて来ます。

 しかし、今の日本はロックダウンすら出来て居ませんからね。昨日(4月22日)Zoomでテレビ番組に出演しましたが 「ヤッパリ外出し無いと云う事が大切なんでしょうか?」 何て云う質問をして来る人達は放送局に居る訳です。貴方達が外出して放送局に行くのが、ソモソモ好く無いんですよと。
 スタジオから放送した方が、カラフルなCG何かも使えて見栄えが好いでしょうけれど、今は緊急事態です。多少美しく無くても、内容さえチャンとして居れば好いじゃないですか。結局、不要不急の外出だらけで、満員電車が無く為ら無い。これでは感染者を大きく減らせません。
 厳しくロックダウンを実施すれば、少なくとも自国(地域)内の感染を抑え込む事は出来ると云う事は、既に諸外国のデータが示して居る通りです。但し、世界の何処かで新型コロナが蔓延(まんえん)して居る間は、第2波・第3波は防げ無い。此処がパンデミックの厄介な処です。
 だから、集団免疫もワクチンもダメで、治療薬もイマイチと云う事に為れば、空襲警報の様にロックダウンを繰り返すと云う悲観的なシナリオも有り得ると云う事です。辛いシナリオですが、目を背けるべきではありません。「絶対に大丈夫」と云う様な安心材料は、少なくとも現段階では無いんですから。

致死率で見ると判断を誤る 新型コロナは「どれ程怖い」病気か?

・・・「新型コロナは大して怖い病気じゃ無いから、ロックダウンは遣り過ぎだ」と主張する人達も居ます。只、致死率(死亡者数÷感染者数×100)は国に依って大きく違って居て判断に困ります。

致死率 は余り考えるべきではありません。 分子 分母 の数が変われば大きく変動しますから。ドイツとイタリアで、何でアンナに致死率が違うんだと云う話ですが、患者のカウントの仕方などが違えば当然そう為るんです。
 見るべきは、 死亡者の実数 です。例えば、米国では既に5万人もの人々が亡く為りました。無症状の人も多いけれど実際に何万人もが亡く為る病気なんです。無症状が多いなら感染者が増えたって好いじゃないかと思うかも知れませんが、感染者が増えれば確実に死者も増える。これが怖いのです。

・・・死者数で言えば、米国では多い年だと季節性インフルエンザで6万人もが亡く為って居ます。数字だけで見れば、新型コロナは特別に怖い病気なのか?と戸惑います。

 数字だけ見ればそうですよね。しかし、現場で重症者を診て居る我々は、この病気は簡単では無いと痛感させられて居ます。治療法は今の所無いしアッと云う間に悪化するケースが有る。そして若い人でも、一部ですが重症化する人が居る。無症状者が多いと云う点だけ見れば、大した病気じゃ無いとも言えるけれど、その分感染者を 隔離し難い から病気がドンドン広がって行く。非常にタチの悪い病気なんです。

・・・2009年に流行った新型インフルエンザは、未だに毎年、患者を出して居ます。

 第2波・第3波処か、第11波とかそんな状況ですよね。新型インフルエンザは幸い、大した病気では無かったので注目され無く為って、第〇波等と誰も言わ無いですが何度でも波が来る。パンデミックとは、そう云う事なんです。
 新型コロナがタチの悪い病気だと云う事を踏まえると、今回は 100年に一度の大災害 と云えるでしょう。今後「新型コロナを諦める」と云うか、もう仕方無いから受け入れると云う感じに社会が変わって行くと云うシナリオも有るのかも知れません。現状では日本も含めて、どの国も諦めて無いですけどね。
 だったら、 外出自粛 何て云う緩い方法では無くて、より強力なロックダウンを遣るしか選択肢は無いと思います。ロックダウンには2つの要素があります。 「域内外の移動を制限する」 事と 「域内での移動を制限する」 事。後者だけだと、東京で外出禁止なら茨城迄出て行って遊ぼうと云う話に為ってしまうので意味が無いのです。但し、全国一斉では無く 対象地域を絞り込む のは有りでしょう。

ロックダウンに必要なメッセージは2つだけ

 昨日(4月22日)政府は「人との接触を8割減らす 10のポイント」を発表しましたが、アンナのは複雑で覚えられません。単純に 「外出はダメ」 そして、どうしても外出が必要な人・・・警察官や医者・看護師・救急隊員等は 「人と2メートル以上距離を空ける」 ロックダウンに必要なのはこの2つだけで非常にシンプルです。
 兎に角一般の人に対しては 「外に出てはいけ無い」 と言い続けるべきで、そうすれば新型コロナの患者さんはドンと減ります。そして医療崩壊は免れますから国民だって生き延びられる。医療崩壊が起きたら皆さん本当に大変ですよ。国民が外出さえし無ければ、マスクを配ったりし無くても好い訳で、政府は破産や自殺を防ぐ為の対策を全力で行えば好い。

 外出さえ徹底的に制限してしまえば、そう時間を掛けずに新型コロナを抑え込めますから、経済的損害を抑えると云う意味でも、ダラダラと緩い制限を加えるよりは余程好い。法的に強制力が無い等と言って居る場合では無く、緊急事態なんだから思い切った 戦略に転換 すべきです。


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話 岩田健太郎・神戸大学教授 聞き手・構成 ダイヤモンド編集部 以上






















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