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2020年04月30日
何故 安倍首相夫妻は国民の痛みが分から無いのか
何故 安倍首相夫妻は 国民の痛みが分から無いのか
〜現代ビジネス 麹町 文子 4/30(木) 7:01配信〜
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言は、期限である5月6日を延長して「第2クール」に突入する事が濃厚と為った。政府は補正予算成立を受けて緊急経済対策を実行に移すが、期限延長と為れば「1回限りの給付」で耐えられるのか不安を抱く人々は多いだろう。
「1カ月間は凌げるが、その先は無理」「お金をもう借りられ無い」 と云った声が漏れ、休業や営業時間短縮に踏み切った飲食店からは 「売上減で家賃すら払え無い」「もう倒産するしか無い」 等の悲鳴が響き渡る。
だが、こうした人々の「痛み」に寄り添う様なメッセージは安倍晋三政権からは聞こえて来ない。寧ろ、「王様」「貴族」とも揶揄される首相周辺から飛び出すのは、国民感情を逆撫でする言動の数々だ。終息が見通せぬ中、殆ど「丸腰」で第2クールに入る事を余儀無くされる国民の我慢は限界に近づいて居る。
「1人10万円」の趣旨に疑問の声も
「僕の所には90万円来るんです。可笑しいじゃないですか」
元大阪府知事の橋下徹氏は4月26日のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」で、政府の緊急経済対策に盛り込まれた「1人10万円の一律給付」の趣旨に疑問を投げ掛けた。安倍首相は当初「減収世帯に30万円」を給付すると決めたが、公明党が「全国民に10万円」に拘り、閣議決定後の補正予算案を組み替える異例のドタバタ劇を繰り広げた。
橋下氏は 「元々の目的は生活に困っている人にお金を届けるのが大原則」 とした上で 「僕の様に仕事をして居る人が受け取ら無いで 、本当に困って居る人に2回目・3回目の給付を遣りましょうって云うルールを定めるのが政治家の責任だ」と指摘した。
マルで自分達のお金の様
首相の「ちゃぶ台返し」で割を食ったのは生活困窮世帯だ。受け取れる筈だった「30万円」は補正予算案の組み替えに伴い取り止めと為り「1人10万円」に受取額は減った。加えて 「手を挙げた方に10万円と云う事に為る」 と 麻生太郎財務相が発言 し「受け取る人=卑しい」とのイメージも付き纏う事に繋がった。財務省を担当する全国紙経済部記者は次の様に解説する。
「首相や麻生財務相等は2009年に実施した『定額給付金』の効果が思う様に無く、今回は為るべくなら『給付金』を配りたく無かったと云うのが本音。しかし、元々は国民が納めた税金な訳で、マルで自分達のお金と思って居るかの様に聞こえてしまう。そう云う点が『王様』『貴族』の積りか、と批判されて居るのではないか」
昭恵夫人に向けられる冷たい視線
コロナ危機で各国のリーダー達が指導力を発揮し、米国や英国、韓国等では政権支持率が上昇する中、安倍内閣の支持率が低下して居るのは「1世帯に布マスク2枚配布」「優雅に寛ぐ首相動画の投稿」等を例に挙げる迄も無く、国民目線に立て無い言動が相次いで居る事と無縁では無いだろう。
新型コロナ関連の経営破綻が全国で約100件に上り、国民生活も厳しさを増す中で、冷たい視線は安倍首相の昭恵夫人にも向けられて居る。浮世離れして居ると指摘される昭恵夫人への批判は「モリカケ問題」でも見られて居たが、今回の行動は火に油を注いで居ると全国紙政治部デスクは話す。
「首相が外出自粛や在宅勤務等をお願いして国民は我慢を強いられて居る中で、昭恵夫人は何時もと変わら無い様な行動をして居る。余りにも『KY=空気を読めない』だ」
コロナ危機迄国会で不透明な招待基準が追及されて居た首相主催の公的行事「桜を見る会」には、昭恵夫人の出身校の関係者と見られる参加者が招かれて居た疑惑が発覚。最近でも、3月に旅行に行った事や芸能人との食事会を開催して居た事が週刊誌等で批判されて居る。
連日更新される感染者数や国民生活の困窮振り、閉塞感を強める飲食店の様子等が報道される中で、首相夫人の「自由奔放」さには芸能界も厳しい。元宮崎県知事の東国原英夫氏は 「『森友』ナンかでもこの方が震源地だった訳じゃないですか。その辺の反省とか何も無い」(3月27日放送のフジテレビ系「バイキング」) と呆れ、お笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴは 「奥さんすら上手くドライビング出来無いのに、国民の心判る訳無いやんと思ってしまう」(4月18日の読売テレビ「あさパラ!」) と批判した。
第2次政権から顕著に為った「暴走」
そもそも首相夫人、詰り「ファーストレディー」は、ファッションや気品溢れる立ち居振る舞い等に羨望の眼差しが向けられる存在だった。日本では伊藤博文首相以来、ファーストレディーが不在だったのは、西園寺公望・岡田啓介・平沼騏一郎・小泉純一郎の4人のみで、中曾根康弘首相の蔦子夫人や福田康夫首相の貴代子夫人等は各国首脳の夫人を堂々と持て成し、円満な外交に寄与した「ファーストレディー」としての識見や力量を兼ね揃えて居た事で知られる。
森永製菓社長を務めた松崎昭雄氏を父に持つ昭恵夫人も2006年からの第1次安倍政権発足当初は「明るく、控えめな印象もある首相夫人に過ぎなかった」(自民党閣僚経験者)との印象を持たされて居た。
ただ、その裏側ではもう1つの「顔」を覗かせて居た様だ。昭恵夫人の活動をサポートする首相公邸連絡調整官は第1次政権時に設置された(後に廃止)が「当時から活発に外出し、夜遅く帰ることもあった」(当時、首相官邸担当だった民放テレビ記者)と云い、居酒屋経営や安倍政権に批判的な人々との幅広い交遊も話題に為った。第2次政権以降、その「暴走」振りは顕著で2013年9月の産経新聞のインタビューでは 「首相夫人はこう有るべきだとか、そう云うのに嵌め込まれるのは嫌なので、外れて行きたいですね」 とも語って居た。
世界に目を向ければ、クリントン米大統領の夫人でオバマ政権の国務長官を務めたヒラリー・クリントン氏や大統領にも為ったファーストレディーも居る一方で、古くはフランス国王ルイ16世の王妃、マリー・アントワネットの様に軽率な言動や我儘を繰り返し、民意が離れる事に繋がった「ファーストレディー」も居る。今回のコロナ危機で国民の行動が制限される中 「ファーストレディーの型に嵌め込まれない昭恵夫人」 は人々の目にどのように映って行くのだろうか。
その産経新聞は2018年3月、安倍首相に近い事で知られる 田北真樹子記者 の署名入り政治コラムで、昭恵夫人に苦言を呈した事がある。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決算文書改ざん問題を巡り、昭恵夫人への風当たりが強まって居た時のものだ。
昭恵氏の不用意な言動は、政府・与党内だけで無く安倍首相を支持する層にも広げ、政権の足を引っ張りつつある。首相夫人に対して大変僭越ながら、ここは行動を自粛なさってはいかがだろうか。
自由奔放、天真爛漫、純情・・・昭恵夫人に対する評価は受け手によって異なる部分が有るのかも知れないが、3月14日を最後に更新されて居ない夫人のフェイスブックには「チャンと自粛してください」等批判的なコメントが多く寄せられて居る。2年前は産経新聞の「警告」を真に受け留め無かった昭恵夫人だが、コロナ危機下で安倍首相は「人と人との接触機会を極力8割削減する」事を呼び掛け、国民は必死に為って国難を乗り越えようとして居る。自分だけの為では無く、国民の為に今、最も「行動自粛」をすべきなのは首相夫人で有る事は間違い無いだろう。
麹町 文子 政経ジャーナリスト 以上
日本政府のコロナ経済対策は 『風雲!あそう城』
こんなクソゲーは 今直ぐ止め様 <ダースレイダー>
bizSPA!フレッシュ 4/30(木) 8:45配信
Markwaters
「コロナ禍での政治批判はやめて、一致団結しようと云う言説に付いて」 〜
「批判は辞め様」著名人が呼び掛け
経済対策の遅さや、全世帯へのマスク2枚の配布等、コロナ関連の日本政府の対応に厳しい声が集まる中、著名人が「批判を辞め様」と云った主旨の発言をし話題と為って居る。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんは4月8日、自身のブログで 「文句が止まら無い方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員に為って総理大臣に為れば好い。家で、関連の番組見てると文句ばかりが目立つ。今は、先ず一致団結してコロナウイルスを遣っ付ける事で同じ方向を見ないと乗り越えられ無いですからね」 と綴った。
又、ミュージシャンの山下達郎さんも、4月12日放送のラジオ番組『サンデー・ソングブック』(TOKYO FM)で 「今、一番必要なのは政治的なものを乗り越えて、団結では無いかと思います。政治的対立を一時休戦して、如何にこのウイルスと戦うかを、国民の皆で、又世界中の皆で助け合って考え無ければ為ら無い時です」 と呼び掛けた。
こう云った著名人の呼び掛けに、SNS上では賛同の声も多く見られたが、一方で「可笑しい事には声を上げるべき」等、疑問を呈する声も少なく無かった。ダースレイダー氏 ? はこの騒動をどう見るのか?
サンドウィッチマン伊達氏 炎上の理由
・・・著名人のこれ等の発言が炎上してしまったのは何故でしょうか?
ダースレイダー(以下略) サンドウィッチマンの伊達さんのブログが炎上している理由は色々有ると思うのですが、僕はツイートではこう言いました。
《アノブログを読むと 「5月6日迄耐えましょう」 と云う事が書かれて居る。確かに、緊急事態宣言の期限はソコで切られて居る。それを受けて伊達さんはこう云う言い方をした訳だけど、読者としては 「5月6日迄頑張ればソコで色々なものが終わる。詰り我慢も終わる。だから今はそれ迄黙って頑張ろう」 と云うニュアンスをどうしても感じてしまう》
ソモソモ、緊急事態宣言の「5月6日に終わる」と云う計算は何故で来たのか。これは、接触を8割減らすと2週間後をピークに感染者数を減少させる事が出来ると説明がされて居て、この感染者数と云うのが「何人から何人に減るのか」だとか「何人に為ったら減った事に為るのか」とか、そう云った根拠はボヤっとして居る。
僕達が良く耳にして居た「此処から2週間が瀬戸際です」もそう。その2週間が経った時に「この政策をした結果こう云った成果が出ました」と言った検証が出来て居ないママ、次の2週間に繰り越しされて居ると云うのが僕の認識です。
ハーバード大学「外出制限は2022年迄続く」
これを収録して居るのは4月23日ですけど、5月6日が近づいて居る中で、結局「接触8割減」は実現出来て居ないと云う話が出て来て居る。実現出来て居ないならどう為るのか。そう遣って大きい意味での目標を設定し無いママ、2週間と云う細かい期間で「此処迄行けば大丈夫」と云うのを設定され、それを幾らクリアしても延々と同じ面が現れるみたいなゲームに迷い込んでしまった感覚があります。
逆に言うと、ハーバード大学の研究チームが最近出した研究では、外出制限等の対策は2022年迄続ける必要が有ると(米科学誌「サイエンス」4月14日)只、自粛の期間が2022年の5月6日迄に為った処で 「それ迄頑張ろう、批判するな」 と云う言説が説得力を持つかと云うとこれは大変厳しいと思います。
ドイツのメルケル首相は数年掛かる事を前提に、3月時点で 「下手したら全ドイツ国民の6〜7割は感染してしまうかも知れない」 と言って居る。最悪のゴールを設定した上で、ソコから逆算しこう云った事を遣ら無ければ行けないと云う説明をして居ます。
日本の場合は「この2週間が瀬戸際です」と言って直近の目標設定だけして、その先何処に辿り着くのかと云う地図が明示されて居ない。それにも関わらず、2021年の7月の終わりにはオリンピック・パラリンピックを遣りますと云うゴール設定は有る。詰り、その時には当然収束して居ないといけない。
ちなみにコロナを巡る事態の収束と云うのは日本国内の感染者数に関わらず、世界中のアラユル場所で収束して居なければ、何処からウイルスが遣って来るか判ら無い事態に為ってしまいます。
「五輪開催」にゴールを置く根拠は?
日本国内やオリパラに参加する様々な国でコロナが落ち着いて居たとしても、皆が集まる事に依って又感染が拡大してしまうかも知れない。そう言った意味ではオリンピックを2021年に遣るには、それ迄にアラユル国でコロナを巡る問題が解決して居て、コロナに罹ったとしても騒ぐ事が無いと云う状態に為って居ると云う事が必要。これが今の所の日本政府の唯一の大局的な目標だと思います。これが正しいのかどうか。
さっき言った、ハーバード大学の2022年だったり、メルケル首相の数年掛かるで在ったり。この数年と云うのは多くの国のリーダーが前提として語って居る事です。何故そう言って居るかと云うと、現段階では様々な治験が有って、様々な薬への研究開発はされて居るが、有効なワクチンは出来て居ないからです。
ワクチンが出来たとして、抗体検査にも時間が掛かる。例えばインフルエンザの場合は抗体が出来ても、1年間でそれは無く為っちゃうので、又罹る可能性が有る。又罹る可能性が有るレベルの抗体しか出来無いのか? 日本政府はこう云ったデータが未だに無い状況で、2021年の7月迄に全部が終わると云う目標設定が何故出来たのか。そこにゴールを置くと云う根拠は何か。その説明も未だ為されて居ない。
日本の経済対策は『風雲! あそう城』だ
時事芸人のプチ鹿島さんと『ヒルカラナンデス』と云うお昼の時事番組をYouTubeで始めたんですが、そこで僕等は日本政府の経済対策に付いて『風雲! たけし城』(TBS)を捩って『風雲! あそう城』と名付けました。『風雲! たけし城』は幾つかのゲームを行い、たけし城を落城させると云う内容の僕も大好きな番組です。
ソンな麻生太郎さんと云う人がですね、どうも国民にお金を渡したく無いらしい。現在は取り下下られて居ますが「収入が減少した世帯への30万円給付」には、そう感じざるを得無いハードルが設けられて居たと。これは「一律10万円現金給付」で要約、住民基本台帳を使って夫々の家に申請書が郵送されると云う形で何とか手元に届きそう。
但しこれにも実は『風雲! あそう城』ですから 「受給対象は世帯主で、世帯のメンバーへ配るも配ら無いも世帯主の自由」 と云うカラクリが仕掛けられて居まして。日本の世帯がどう云う構造に為って居るか、世帯主が素直に皆に配る状況なのか、例えば別居家庭はどう為るのか。父親が世帯主だったとして、どうしても仲が悪い、子供が家出ばっかりして居る様な家では果たして、皆に行き渡るのか・・・と云うカラクリも用意されて居る。
貰う人、貰わ無い人で国民が二分
更に言うと、払う側の政治家が「私は貰いません」みたいな事を言い出して(菅義偉官房長官が4月20日の会見で発言)謎のハードルが上がって居る訳ですよ。本来はそう云ったハードルが無かったのに、急に貰う人貰わ無い人、2つに分かれる事に依って選択を強いられる事に為る。
ドッチを選ぶにしても「なんで」が付いてくる。この「なんで」を説明し無ければ、何と無くそれを選んだ人に対するプレッシャーに為って来る。これもゲームとしてはクソゲーですよね。「10万円貰います」と云ったら「俺は貰わ無いけどね」みたいな。ダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」じゃ無いですけど。「え、どうすりゃ云いの」と云う謎の分かれ道が用意されて居る。
しかも、言ったら多寡が10万円ですよ。しかもこれ、5月に申請開始して8月迄の間に申請すれば貰えるって云う。この間にコロナを巡る状況と云うのは今より良く為って居ると云う事なんでしょうかね。もう社会は普通に回って居て、仕事に行ける様に為って居て、そして僕等もライブをガンガン遣って・・・果たしてそう為って居るのでしょうか。
『 風雲!あそう城2』が始まって居る
更に広島県の知事がですね、県の職員は給付金を広島県に献上しろと(その後、自ら撤回)カツアゲみたいなものですね。県の対策費に充てるからと。何でコロナ対策の財源を県の職員の財布から出そうとして居るんだと。これも『風雲! あそう城』たる所以。
もともと最初は「収入減少世帯に30万円用意したよ」と言っていた。30万円という看板が出て、どうやってそこにたどり着くのか考えたら、とてもじゃないけどたどり着けない。「あそこまでたどり着く人、何人いるの?」みたいな高すぎるハードルが用意されていた。30万円用意してるんだから、取りに来なかったお前が悪いんだと。
これがあまりにも取りに行けなさ過ぎて批判が起こったから、しょうがないということで一律10万円になったんですよ。各個人、国民一人一人に届けに来るって話になったら、俺は受け取らないという話が出てきて受け取ることが変なプレッシャーになっている。
『風雲! あそう城2』が始まっているわけですよ。そもそも、この時点で気づくべきなんですけど、僕らはどうしてこんなゲームやらされているんだと。なんで『風雲! あそう城』チャレンジになっているんだと。
「批判しない」はクソゲーを遣らされてる状態
日本の経済を支えているのは大部分が中小企業ですから、中小企業やソコで働く労働者の為に雇用調整助成金と云うのを作って、休業しなきゃいけなく為った労働者を救う為に助成金出しますよと。これが又『風雲! あそう城』厳し過ぎて、何処の会社も全然審査を受けれ無くて、申請出来無くて、結局諦めちゃう。何でみんな、そんなゲームにチャレンジして居るんですか。
サンドウィッチマンの伊達さんの云う「全員が同じ方向を向かないといけない」「批判なんかしている場合じゃない」と云う状況コソ、僕らが遣りたくも無い『風雲! あそう城』ゲームを遣らされている状況ですよね。
勝手にスタートボタン押されていてるし。このゲームから抜け出すには「僕、このゲームやらないんで」って話をしなきゃダメですよね。これを言わ無かったら、ずっとゲームに囚われたままなんです。
構成 鴨居理子 撮影 山口康仁 bizSPA!フレッシュ 編集部 以上
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