大反響の黒川伊保子氏の「妻のトリセツ」について、書いてみたいと思います。
に終止符を打てるのならと、期待を持って本を手にしました。
読んでみるとなる程、女性の脳の構造はこうなっているのか、それであんな理屈
にもならない事を、さも得意そうに吠えられるんだなという事が、よおおおおく
判りました。
今まで特に理解できなかった事に、いきなり結婚当初の事を持ち出して、その時
あなたはああ言ったこう言ったと、もうあれから40年も経っているのに。しか
し自分の事は忘れるくせに、人の事になるとよく覚えているなあとしみじみ感じ
た事が、この本を読んで理解できました。
又ある時は、子供に都合の悪い事が起きると、すぐに私の性格のせいにして、私の
家系の悪い血のせいで、子供がダメになるみたいな事を言い出すに至っては、余り
の馬鹿馬鹿しさに、蹴りを入れてやりたくなる事が多々ございました。著者からす
るとこれも女性の性で、うまくかわさないといけないらしい。そしてこれでもかと
言うくらい、妻への夫としての対処方法が書いてあります。
正直ここまで読んで、ちょっと待てよと。よくよく考えてみれば、この著者の言っ
ている事は、女性脳を理解して、妻の機嫌のよくなる対応を学びなさいという事?
なに、妻の奴隷になれという事? と思い、猛烈に腹が立ちました。夫が女性脳を
理解する努力をするなら、妻も男性脳の勉強をして、お互いに思いやりのある結婚
生活を構築するというのが、筋じゃないのかなあと感じました。
確かに女性は特に主婦は、家事に育児にとストレスの多い時期がある事も確かです。
しかしそれを言うなら、夫だって会社や仕事でパワハラや難易度の高い仕事などを
押し付けられて、1度や2度は自殺しないながらも、重度のうつになった人は沢山
います。事実年間の自殺者数は、仕事の悩みや経済的理由で、自殺する男性の数が
圧倒的に多いのも事実です。
夫だってもっと過酷なストレスに毎日対峙してるんだバカヤロー。という反論感情
がむくむくと湧いてきましたが、そうするとそういう男性脳が妻の感情を逆なでし
てるのよと著者の格好の餌食になりそうなので、タイトルが「妻のトリセツ」なん
だから仕方ないかと怒りの矛を収めました。
ところが読み進むうちに、最後の最後、「それでも別れないほうがいい理由」という
章で察する事が愛だと思う女性脳。褒めて認めてもらいたい女性脳。云々かんぬんと
あって、男性からすると難儀な脳だが、女性脳が拗ねたり、怒ったり、口うるさかっ
たりするうちは、未だ夫に惚れている証拠。妻の為と思わずに、自分のリスクヘッジ
の為に、妻の女性脳を慰撫しようというくだりで、何かほっとする気がした。
それでは又。
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