小さい方を手に取る。
指先で広げて、無意識にレース生地の前後を確認している。
小さな生地を膝の前に下ろして、指先で広げる。
片足ずつ通す。
膝から腰まで一気に引き上げ、鼠頚部の小さな布を整える。
ベッドの上のもう一つの紅い塊、手にとって両腕を通す。
前屈みになって、カップを胸の位置に合わせる。
前屈みのまま、後ろ手に背中のフックを留める。
サイドとアンダーを微調整して、上体を起こす。
紅い上下だけで胸を張るワタシ。
ベッドの上のスーツケースに手を伸ばす。
荷物を探って、薄いパッケージを一つ取り出す。
手早くそれを開封する。
手触りのいい生地。
真新しいパンティストッキングを手にしている。
止むを得ず、この時期だけ重ね穿きしている。
両脚部を丸めると、注意して片足ずつ通す。
踝から膝まであげると、反対の足を同じように通す。
膝から引っ張るようにしながらお尻を覆うと、腰の上、お臍のあたりまで引き上げる。
両手指先を、腰からストッキングの内側に滑らせる。
押さえつけられた、紅いthongのレース生地を微調整する。
紅い上下にストッキングの格好で、クリーニングの袋を破く。
替えのシャツブラウスを、紅いbraだけの上半身に羽織る。
襟から二つ、ボタンを空けて、残りを一つずつ留める。
クローゼットのスーツ袋から、替えのタイトスカートを取り出す。
ストッキングの脚を、片足ずつ通す。
タイトなスカートを腰まで上げて、深めのスリットの位置を、左太腿やや内側に合わせる。
後ろに手をまわして、腰のフックを留める。
左手でスカートのお尻を押さえて、右手でファスナーをあげる。
ベルトを手にして、タイトスカートの腰に通す。
フィットするスカートでも、必ずベルトは締める。
身に着けるもの全てが、武器になるから。
クローゼットのハンガーから、上着をとって羽織る。
ボタンは留めずに、そのままバスルームに向かう。
大きな鏡の化粧台の前に立つ。
化粧ポーチを開けて、下地を整える。
毅然としたアイメイクを薄く施す。
軽くチークを入れる。
最後にルージュを引いて、グロスを塗る。
精悍なボディガードの出来上がり。
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