ある研究ではPCの画面上の数字を見てクリックするような「シンプルな気晴らし」で創造性が豊かになることがあった一方で、別の研究ではその結果を再現することができなかったそうです。
研究者らは、この心の迷いこそが創造性を刺激するのではという仮説を検証していましたが、残念ながらその仮説は立証されませんでした。
アーヴィング氏は、上記の研究では気晴らしとして用意されたタスクで心の迷いを促してはいるものの、そのタスクが退屈であったゆえに心の迷いが非生産的なものになってしまっていたと指摘。
1つ目のグループは男性が洗濯物を畳んでいるだけの3分間の退屈な動画を、2つ目のグループはコメディ映画「恋人たちの予感」のワンシーンを3分間見た後、再び日用品の使い道を考えるタスクを実施しました。
言い換えると、集中しなくてもいい退屈な気晴らしでは心の迷いが生まれず、少しの集中が必要な気晴らしでこそ心の迷いが生まれ、創造性を刺激するということ。
https://gigazine.net/news/20221011-shower-effect-mind-wandering/