開始の挨拶で、第42回だが過去に年2回開催した年もあったので今年が40年目にあたり、祖師堂での開催は10年目になるとのこと。「Sizzle」は料理が美味しそうな音を立てているオノマトペで、感性に訴える美味しい音が今年のテーマとの話だった。
今夜は速報版としてレポートする。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
Part.1 11:00〜12:30 『音の味、音の食感』 MC:厚木 繁伸
TANNOY KINGDOM ROYAL CARBON BLACK(1020万円)、LINN EXAKT AKUDORIK/1(275万円)のスピーカーシステムを比較試聴した。KINGDOM ROYALの見た目通りの量感のある音は好みだと再認識した。
Part.2 12:45〜14:15 『3つのSizzle』 MC:柴田 学也
BOENICKE W8 SE(230万円)、FRANCO SERBLIN Ktema(425万円)、LINN KLIMAX EXAKT 350(750万円)の3つのシステムを比較試聴した。1曲目を再生しようとした時、突然ステージ上で炸裂音が響きバチバチと火花が飛び散った。たこ足配線によりオーディオタップが壊れたようだ。高価な機材にトラブルが無く何よりだ。
今日はLINNのEXAKTシステムが2セットも登場したが、休憩時間に参加者の会話が聞こえてきた。EXAKTシステムはLINNの音が好きで結婚した様なもので、もし途中で好みが変わったら一式売り払わなくてはならないと言っていた。いえいえ、DSMだけはネットワークプレーヤー兼プリアンプとして残しておけますよ。(^_^)
Part.3 14:30〜16:00 『国産4社比較』 MC:上遠野 健/天野 洋介
TAD、Accuphase、ESOTERIC、LUXMANのディスクプレーヤー、アンプのセットをTAD-E1TX(220万円)とB&W 802D3 PE(380万円)で比較試聴した。
TADのアンプでローリングストーンズの楽曲をE1TXと802D3で再生したところ、E1TXはパワフルなロックを聴かせてくれた。E1TXのデザインは黒いエンクロージャの傾きがエイリアンの後頭部を、白いCSTドライバが口を想像させる。私の感性がこのデザインを拒絶しそうだ。(^_^;;
その後Accuphase、ESOTERIC、LUXMANのアンプで802D3を鳴らすと各社の音の傾向を見事に表現して先ほどの勝敗はTAD純正組合せによるハンデが802D3にあったと分かった。ESOTERICのバランスケーブル接続とES-LINK Analog接続の音の差も分かるし流石B&Wと言えるモニター性能の高さだ。
私は女性ヴォーカルが優しく聴こえるLUXMANが好みかなあ。お財布的にも他社より少し優しいし、と思う試聴会だった。
Part.4 16:15〜18:35 『H.A.L.’s Szzle Sound Recipe』 MC:川又 利明
Sonus faber Aida II(1380万円)、HIRO MODEL-CCCS(1938万円)のスピーカーシステムを比較試聴した。今日もALI PROJECTを掛けたが参加者の好みには合わなかったようだ。
dCS Vivaldi One(777万円)のCDをアップサンプリングしたDSDの音とMSB TECHNOLOGY Reference DAC(540万円)の44.1kHz/16bitの音のどちらもCDとは思えないくらい情報量豊かに音楽を聴かせてくれて魅力的だった。
マラソン試聴会は試食会の様なもので好みの音を見つけ御来店下さいと話し、無料のサウンド診断も御利用下さいとの締めの言葉で試聴会は終わった。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image