信用取引の委託保証金には「最低保証金率」が定められています。これは信用取引をしている金額に対して、最低でも常にこれだけは維持しなければならないという保証金の割合のこと。代用有価証券が値下がりしたり、信用取引をしている銘柄に含み損が生じたりした場合、委託保証金がこの「最低保証金率」を保つために必要な額を下回った時には不足分の保証金が追加で必要になります。これが追証です。
（楽天証券： https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/special/beginner/margin05.html ）
証券会社から請求された保証金を追加できなかった場合は、証券会社によって強制売却されます。
強制売却が発生した場合は、額が大きくなると現物の株価にも影響を与えます。
先週の市場のように、株価が大きく動いた場合は、追証が多く発生していることが考えられます。
一度大きく動いた後には、強制売却が発生する日に、市場が大きく動くことが考えられます。
強制売却が発生する日は、証券会社によって異なります。
主要なネット証券会社の強制売却日は次のようになっています。
・松井証券：1営業日の11:30（維持率10%未満）、2営業日11:30（維持率20%未満）
・楽天証券：2営業日の12:00（維持率20%未満）
・SBI証券：2営業日の12:00（維持率20%未満）
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