防水リュックで安心快適！防水リュックのある生活。

2021年05月25日

リュック生地の「 PVC」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

リュックの素材・加工欄で目にする「 PVC」。防水性とともに記載されていることが多いこのワードですが、
素材？それとも加工？性能も含め、気になるところです。

「PVC」はポリ塩化ビニル

「PVC」（polyvinyl chloride）は　「ポリ塩化ビニル」　の事です。

略して［塩ビ」、柔らかいものは「ソフビ」と呼ばれたりします。

優れた耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐溶剤性　を持つこの素材は、

もともとは硬質の素材ですが、柔らかくする可塑剤と劣化を防ぐ安定剤を加えることにより製品に応用。

添加する可塑剤の量によって硬質にも軟質にもなります。

さまざまな用途に使われるPVC

「 PVC」（ポリ塩化ビニル）は、その経済性や耐久性、加工性の良さなどから、金属やガラス、木材、天然繊維などに代わる軽くて丈夫なプラスチックとして、生活のさまざまな用途に使われています。

＜硬質＞
上下水道などの配管、カード類（クレジットカードなど）、建築資材（建具、壁装材、雨どい、床材、窓枠、デッキなど）

＜軟質＞
農業用資材（農業用フィルム、ビニールハウスなど）、ラップフィルム、電線被覆（絶縁材）、玩具（おもちゃ）、人工皮革（合成皮革、合皮）、ビニル系床材や壁紙・ホースなどの住宅用品、シャンプーボトル、消しゴムなど

性能と特徴

「 PVC」（ポリ塩化ビニル）のおもな性能・特徴は以下の通りです。

＜長所＞

・強度、耐久性に優れている
・耐水性に優れている
・耐薬品性に優れている
・電気絶縁性に優れ電気を通さない
・難燃性である
・加工性に優れている

＜短所＞

・有機溶剤に弱い
・耐熱性に弱く、65℃～85℃で軟化
・低温時の衝撃強度が低い
・応力集中による強度低下が起こる（穴・キズ等が割れや破損の原因となる）

などが挙げられます。

リュック生地としての「PVC」

posted by みっひー at 07:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 用語（素材）

2021年05月24日

本格ミリタリースペック！マグフォースの16Lワンショルダーバッグ< MAGFORCE MF-0431 Archer >

MAGFORCE（マグフォース）は、本拠地が台湾のタクティカルギア（ミリタリー装備品）メーカーです。
「HARD-USE GEAR EVERYDAY!!」をコンセプトに、耐久性と機能性を徹底追求した製品を開発しており、
[ 高品質 ]・[ 軍用規格に基づく高耐久 ]・[ 機能的で拡張性のあるデザイン ]で、世界中の多くの法執行機関でも採用されています。

そのマグフォースの、16Lワンショルダーバッグが、本格ミリタリースペック。
OBM(軍需品の品質基準)に基づいて開発されており、ハードな使い方を前提とした耐久性と防水性をそなえています。

< MAGFORCE MF-0431 Archer >　　　 → 楽天で見る

　※楽天リンク先の候補に、ミニサイズ< MF-434 mini Archer >も混在して表示されているので、区別が必要です。

頑丈な造り

本体生地には丈夫な1000デニールのナイロンを使用。
負荷がかかる個所には徹底してダブルステッチ（二重縫い）、ボックスアンドエックスステッチ（交差縫い）で補強し、細部にわたって耐久性を確保しています。

高い防水性

生地の表面には、防汚性・撥水性に優れたDupont社テフロンコーティングを2回加工。
生地の裏面には、防水性のポリウレタンコーティングを3回加工。
両面からの加工で、高い防水性を発揮します。

なお、雨量が多い場合など、ファスナーや縫い目からの浸水を防ぐため、レインカバーを併用するとより安全です。

ワンショルダータイプ

ワンショルダータイプながら、たすき掛け＋わきの補助ベルトで安定して背負うことができます。
また、サイドの取っ手を引っ張り背中からクルリと回せば、本体を体の前に横向きで抱えた状態になります。
自転車やバイクなどで、座ったままアイテムの出し入れができ便利です。

ショルダーストラップにはパッドが内蔵してあり、肩にかかる負担を軽減してくれます。

多彩な収納

フロントポケットは、上下二つに分かれており、ジッパーで270度開く事が可能。縦向きでも横向きでも、物の出し入れが容易に出来るよう設計されています。
上のポケットは、オープンポケットに加え、小ポケットも用意されており、小物の収納に便利です。
下のポケットは、フタ側、本体側にそれぞれオープンポケットがあり、アイテムを分けて収納できます。

メインルームはA4サイズが収納可能。やはりジッパーで270度開く事ができ、内部は横向きに設計されています。
フタ側には、オープンポケットのほか、2エリアに分かれたジッパーポケット。
背面側には、2つのオープンポケット。
アイテムを機能的に分類して収納することができます。

バックルームにはハイドレーションリザーバー（軟質の水分タンク）が搭載可能。バッグ上部の穴からチューブを取り出して使用します。

サイドポケットには１Lナルゲンボトル（キャンプ用広口瓶）や500ｍｌペットボトルが収納可能です。

タフで高機能の、頼もしい味方。

マグフォースの16Lワンショルダーバッグ< MAGFORCE MF-0431 Archer >、お出かけアイテムにおすすめです。

リンク

　※楽天リンク先の候補に、ミニサイズ< MF-434 mini Archer >も混在して表示されているので、区別が必要です。

[ MAGFORCE ]の他の製品を見る　→

タフさも機能も軍仕様！マグフォースの防水バックパック< MAGFORCE MF-0521 TYD >

軍仕様のタフさと収納力！マグフォースの防水バックパック< MAGFORCE MF-0513 >

人気モデルのコンパクト版！マグフォースの12Ｌワンショルダーバッグ< MAGFORCE MF-0434 Mini Archer >

ハードなミッションもクリア！マグフォースの3WAY防水ブリーフケース< MAGFORCE MF-2222 TYD Combo >

posted by みっひー at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 製品紹介＜タウンユース＞

2021年05月22日

軽量で高耐久！マーモットの28L防水リュック< Marmot　Pterosur 28 >

　Marmot（マーモット）は、登山・キャンプをはじめとしたアウトドアの用品・ウェアを手がけるアメリカのアウトドアブランドです。
　1974年の設立以来、" FOR LIFE - 生還するためのプロダクト " の理念のもと、過酷な環境を想定した妥協しない製品造りは、多くの愛好家から支持されています。
　現在、多方面で使用されている高機能素材「GORE-TEX」を、アウトドア製品として最初に使用したことでも知られています。

そのマーモットの、トップロール式28L防水リュックも、軽さと耐久性を備えた一品。
トップロール式は、防水性を確保するとともに、容量も20～35Lの調整が可能。ロール部両端を連結してトートバックの持ち方も可能です。

< Marmot　Pterosur 28 >　　　 → 楽天で見る

高い防水性

本体生地は特殊素材「X-Pac」を使用。
網目が特徴のこの素材は、表生地・X-PLY（ポリエステルをより込んだ強靭な紐）・ポリエステルの裏生地を圧着した3層構造で、軽量で防水性・耐久性に優れています。

引張り強度も優れていますが、重量物を運ぶよりは、荷物を軽量に抑えて登山等で長時間を移動する用途に向いているようです。

開閉は、上部の入り口を巻くロールトップ形式で、開口部からの雨の侵入を防ぎます。
荷物の容量により20～35Lの調整が可能で、シーンによる使い分けができます。

全体の構成も、パーツ数を減らす「Zero Pattern」を採用。軽量性と耐久性を向上させています。

シンプルな収納

フロントにはファスナーポケット。よく使うアイテムの収納に便利です。
止水ファスナーを採用しており、浸水を防ぎます。

メインルームはシンプルな一室。トップの調整と合わせて、自由な使い方が可能です。

両サイドにはオープンポケット。ペットボトルや折り畳み傘の収納に便利です。
両サイド上部のワイヤにも、簡易的にアイテムを固定できます。

背負いやすい機能

幅広のショルダーベルトは方への負担を軽減してくれます。
チェストベルト（胸元ベルト）とウエストベルトのダブルホールドで、安定して背負うことができます。

落ち着いた3色

シンプルな3色は、カジュアルにも合わせやすい。

アウトドアはもちろん、日常使いにもよく似合う。

マーモットの20-35L防水リュック< Marmot　Pterosur 28 >、お出かけアイテムにおすすめです。

→ 楽天で見る

posted by みっひー at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 製品紹介＜アウトドア＞

2021年05月21日

レインウエアの技術が生きる！ピラルクの20L防水バックパック< pirarucu　GP-002 >

PIRARUCU（ピラルク）は、創業約90年の日本のレインウェアメーカーカジメイクのオリジナルブランド。レインウェアの防水技術を生かした防水性と、広く使えるデザイン性が人気のブランドです。

ピラルクの20L防水バックパックは、レインウエアメーカーならではの高い防水性。
自転車はもちろん、風圧のかかるバイク、またアウトドアやマリンスポーツにも使えます。
カジュアルなデザインで、タウンユースにも似合い、使い方が広がります。

< pirarucu　GP-002 >　　　 → 楽天で見る

圧倒的な防水性

本体生地は、ターポリンを使用。防水性・耐久性に優れ、テントなどにも使われる素材です。
接合も、高周波で圧着するウエルダー加工で縫い目をなくし、防水性と耐久性を確保しています。

開閉は、上部の入り口を巻くロールトップ形式で、開口部からの雨の侵入を防ぎます。

上部のバルブは、トップを閉めた後に余分な空気を抜くためのもの。気密性の高さがうかがえます。

シンプルな一室構造

仕切りはなく、大きな袋状の構造です。内部も防水・防汚加工のため、アウトドアを楽しんだ後の収納も心配ありません。

取り外しのできるインナーバッグが付属しており、アイテムの収納に便利です。

背負いやすい機能

幅広の肩ベルトは、肩への負担を軽くしてくれます。
胸元のチェストベルトは、フィット感をアップし、自転車でも安定して背負えます。

両サイドの下部には大きめの反射材がついており、夜間の安全をサポートします。

選べるカラー

落ち着いた黒のほか、明るい色もそろっており、ファッション性を考慮した選択ができます。

タウンユースからアウトドアまで幅広く使える。

ピラルクの20L防水バックパック< pirarucu　GP-002 >、お出かけアイテムにおすすめです。

リンク

[ PIRARUCU ] の他の製品を見る　→

雨具メーカーならではの防水性！ピラルクの25L防水バックパック< pirarucu　GP-011 >

気軽に使えるデイパック！ピラルクの20L防水バックパック< pirarucu　GP-009 >

posted by みっひー at 19:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 製品紹介＜アウトドア＞

2021年05月20日

リュック生地の「 D （デニール）」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

リュック選びで、材質や機能を見ていると、よく目にする「 D （デニール）」。数字ととも記載されているけど、何を示しているのか・・リュック選びのポイントの一つでもあるので、知っておきたい単位です。

デニール（D）は繊維の太さを比較するための単位

「デニール（D）」とは繊度、つまり糸や繊維の 太さを比較するための単位です。

どういう基準で示されているかというと、

「その糸や繊維が長さ9000ｍあたり、質量が何ｇか」

これにより、糸の太さを比べられるというものです。

例えば、
　　9000メートル600グラムの場合は 600デニール
　　9000メートル300グラムの場合は 300デニール

同じ長さで質量が大きい方が太い、つまり、

「デニール数が大きい方が太い」

ということになります。

身近なところではストッキング

ちなみにストッキングだと、デニール（D）数はどのくらいかというと、

　　春用：30 デニール位
　　秋用：60～ 70 デニール位
　　冬用：80～120 デニール位

ぐらいのようです。

細ければ肌触りよくしなやか、太ければ温かく丈夫、といったところでしょうか。

デニール数＝リュックの丈夫さではない

「デニール（D）」は線の太さの比較基準となるので、同じ材質であれば、数値が大きいほうが太いので丈夫です。
ただし、材質が変われば、繊維の強度も違うので、デニール（D）数だけでの比較はできません。

また、同じ材質、同じデニール（D）数でも、織り方や表面加工で生地の強度は変わります。

さらに、生地の重ね方や縫製の仕方で、製品全体の強度も変わります。

同じ材質における、繊維自体の厚み・強度の比較基準

ととらえたほうがよいかもしれません。

リュックのデニール（D）数は？

防水リュックで比較的多い、ナイロンやポリエステル繊維でいうと、

４０～１００ D
　　女性用の、小型のふわっとしたリュック。軽く、肌触りが良いグレードです。

２００ D
　　小型のリュックで、少ししっかりしたタイプ。小型のアイテムを中心に入れるグレードです。

４００ D
　　カジュアルな少し大きめのデイバッグ。ウエアや雑誌なども入れられるグレードです。

６００ D
　　通学リュックタイプ。教科書類などを入れ、重量が少し重くなっても耐えられるグレードです。

１０００ D
　　アウトドアや、少し重めのものを運んだりと、ハードな使い方にも対応できるグレードです。

１６８０ D
　　ミリタリー（軍隊）ランク。高い強度と耐久性を誇るグレードです。

　教科書を多く入れるなど、リュック重量も大きくなるのであれば、６００D（デニール）程度あれば対応できるのではないかと思います。
　それ以下でも、 表面加工や複層加工で補強されているものもあるので、加工も併せて確認するとよいでしょう。
　さらに、重量物などを入れ、ハードな使い方で長期の耐久性も確保するのであれば、１０００～１６８０D（デニール）のランクを選ぶのがおすすめです。

リュック選びの際の参考にしてみて下さい。

< 用語 > の他の項目を見る　→

リュック生地の「 PVC」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

リュック生地の「ターポリン」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「オーガナイザー」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「ベルクロ」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

「リュックサック」と「バックパック」の違いは？リュックに関する素朴な疑問。

リュック生地の「トラックタープ」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「ハイドレーション」とは？リュックに関する素朴な疑問。

「アルパイン」とは？リュックに関する素朴な疑問。

ポケットの「マチ」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュック生地の「TPU」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

「60/40クロス（ロクヨンクロス）」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「ハーネス」とは？リュックに関する素朴な疑問。

「保護等級ＩＰ」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「ベンチレーション」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「デイジーチェーン」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュックの「コンプレッションベルト」とは？リュックに関する素朴な疑問。

リュック生地の「PU」とは？　リュックに関する素朴な疑問。

posted by みっひー at 02:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 用語（単位）

最初へ 1 2 3 4 5 .. 最後へ