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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2020年04月15日

2016年 7月 2


 7月中旬を過ぎるあたりから
 夏の暑さがやってきた!


 この年は 梅雨時の雨はあまり降らず 
 通勤も面倒な思いをすることなく頑張れた


 仕事は相変わらずの忙しさだったが
 それがかえって気晴らしとなり
 夫たちのことはなるべく考えないようにしていた


 とにかく 何かとせわしく
 絶えず何かに追い立てられてるような時期だった


 研修は種類を変えて何回かあったし
 イベントも 一日ほぼ立ち通しで疲れた


 今もそうだが 仕事をしていて本当に良かった
 " 自分 " というものを失わずにいられるのは

 職場で第3者の視線を感じながら
 いつも 自分を俯瞰して見ることができるからだ


 別居して裁判を起こした頃 
 初めのうちは辛い感情ばかりだったが

 仕事をしていると 負の感情に浸っている暇はなく
 毎日を それまで通りのルーティンで過ごすことができた

 自分にとっては 
 仕事ができている、ということが最上の治療薬だ



 けれど O先生から腎機能の衰えを指摘され
 生活全般をしっかり見直さなくてはならなくなった


 両親のこともあるので 実家への往復はやめられない

 食生活と毎日の生活リズムか・・・・

 圧倒的に水分補給が足りないとの指摘を受けていた

 抗がん剤の点滴をしていた頃は 
 それこそ浴びるように飲んでいた水

 この頃は 喉が渇いた時にしか飲まなくなっていた
 腎臓を取ったので 水分摂取を怠らないよう言われていたのだが

 自分の体は自分で守らないと!!!



 母はといえば
 カテーテルの後 大腸カメラを入れた

 大腸にはなんの問題もなく
 下血のはっきりとした原因は特定できないままだったが

 体調も随分戻ってきて 少し足が弱ったくらいで
 以前の元気を取り戻していた

 それで 一時退院して 自宅待機となった


 父の喜びようといったら 見ていてこちらが照れるほど
 こんな老夫婦になりたかったんだけどなぁ


 母が帰宅したことで 
 父の認知症も ある程度落ち着いてきた

 日中の話し相手がいるだけで こんなに違うんだというほど


 自分の老後を考えるにつけ なんだか複雑な心境になった








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