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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2018年07月07日

手術当日 10 


 長い 長い夜が始まった


 酸素マスクをつけられ 
 電気毛布に 二重に包まれている状態


 背中を浮かそうにも 痛みで身体的感覚がはっきりせず
 自分の体なのに 上手に動かせない




 寒さは相変わらず続いていて 
 酸素マスクの中に結露ができてしまい
 滴った水滴が 首筋まで垂れて また冷える




 ここはICUではなく普通の個室なので
 術後 2時間おきくらいに 
 尿量・ドレーン・点滴状態・血圧・酸素量・体温等
 看護師さんが 確認に来る



 ウトウトしたかと思うと 機器確認の時間で
 落ち着いて眠れない






 何時になったのか 皆目わからない



 痛みに耐えきれそうもない

 傷口がベッドに触れないよう 右半身を浮かしたかった

 やっとの思いで どうにか少しだけ左向きに身体を浮かした

 このまま 少しでも左向きに寝ることができたら・・・





 ちょうど 入って来た看護師さんが

 「勝手に動かないでください!!!
  きちんと仰向けになっていてください!」



 思いのほか 強い口調でたしなめられた


 あ 夜勤の人に変わったんだ!

 手術当日の夜に そんな厳しく言わなくても・・・


 そして 元に姿勢に戻された!






 でも やっぱり痛さに耐えられない


 看護師さんによって仰向けにされた体を
 右半身がベッドにつかないように
 また 少しずつ ずらした



 繋がれている管や 計器に反応が出ないように 
 ゆっくり ゆっくり


 それでも 痛い  少し動くだけでも痛い



 けれども またあの看護師さんが入って来て
 無理やり 姿勢を変える・・・・





 3度目に 変えられそうになったときに


 「痛いんです! 本当に辛いんです!
  傷口がベッドにつかないように 浮かしていたいんです!」


 半泣きで 訴えた!!!



 すると その看護師さんは無言で出ていってしまった!



 えっ???  
 まさかの放置?  なに?  どうなるの?








 ものの数分も経たないうちに 看護師さんが戻って来た

 枕を1つ手に持って



 「これを 右半身の下に挟んでみます。
  角度は ご自分で指定してください」



 恐る恐る ゆっくりと右半身を上げ
 ・・・と言っても ほとんどミリ単位か?という動きだが

 枕を挟んでもらい 位置の調整をしてもらった




 あぁ〜〜 やっと傷口がベッドから離れた!

 体重をかけなくてもいい状態になった!




 たったそれだけの事なのに どのくらいの時間が経ったのか


 けれど 痛みが半分になったほどの感覚


 そして やっと寒さが落ち着いて来た

 毛布を一枚だけにしてもらう





 ホッとして 浅いながらも ウトウトと眠りにつくことが出来た



















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