WHOが行ったこの分析の結果は、9月2日発行の米国医師会報(JAMA)に掲載された。
・同ステロイド薬を使用した治療を受けた患者678人の 約33%が、28日間の観察期間中 に死亡。
・標準的な治療またはプラセボ治療を受けた 患者1025人については、約41% が同期間中に死亡した。
さらに複数の研究結果を統合して解析を行った結果、副腎皮質ステロイドを使用した治療の場合、患 者が死亡する絶対リスクが 約30%減少 する ことが示された。
ガイダンスは副腎皮質ステロイドの使用について、COVID-19の重症患者には効果があるようだとする一方で、非重症患者には同じ効果はないようだと強調。
中等症の患者にステロイド薬を使用した場合、かえって悪影響となる可能性がある としている。
◇糖尿病・肥満治療薬、新型コロナにも有効な公算−デンマーク製薬会社(Bloomberg)
研究では糖尿病や肥満といった健康問題を抱える人たちが新型コロナに感染すると重症化しやすいリスクを抱えていることが分かっている。ノボのマッズ・クロスゴー・トムセン最高科学責任者は、血糖値を抑えるのに 有効なGLP−1受容体作動薬が糖尿病を持つ新型コロナ感染者の治療を助ける上 で「非常に有意義な治療薬」となり得る可能性が、電子医療記録の初期分析から示されたとインタビューで述べた。
同氏は、新型コロナウイルスがインスリンを作り出す細胞を攻撃する例が見られていると指摘した。
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