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2020年08月21日

今日はコンピュータのお話し


 ハードディスクはお分かりですね。

昔のフロッピーディスクを高速、大容量にしたものです。
今ではコンピュータやHDレコーダーなどに使われていますね。

でもこれ、たま〜に壊れるんですよね。
私はパソコンで何度か、HDレコーダーにする前、テレビにつないだハードディスクが壊れました。
壊れると、パソコンだったらデータが読めなくなるし、テレビでも番組たちが失われてしまいます。

しかもあの、壊れたときの音、「カチン、カチン」というのが心臓に悪い。
いまもこの記事を書いているのはパソコンです。パソコンの良いところは表計算ソフトなどツールとして使えることはもとより、テレビ番組に限らず、映像、画像、音楽を記録/再生できることだと思います。

今ではハードディスクに代わる新しい媒体もだいぶ価格がこなれてきました。それでもハードディスクに比べると高価です。さらに、今まで使い続けてきたパソコンには膨大なデータが入っているので、新しい媒体に移植するのは時間も金銭もかかってしまいます。

 いま、ストレージ(クラウド)サービスというのがあり、GoogleとかMicrosoftとかAppleとか、各社のサーバー = ハードディスクにデータを預けることができます。もちろんパスワードを設定しますから通常、他人から見られることはありません。容量も15GB(ギガバイト)までは無料とか、100GBなら224円/月とか各社様々です。

このサービスを利用するには、ユーザー登録をしてインターネットでデータを送ります。
有料のサービスならもちろん、預けたデータが壊れたでは済まされませんから安心です。

ところでこの「バイト」なんですが、まだ未知の人もいるのではないでしょうか。
当然ですが、時給なんぼのバイトではないです。セコマだったら精算時の不足分は自己負担だとか。

 人は数を数えるとき10進数を使います。指が10本あるからだとかいわれています。
でもコンピュータに指はついていません。電気で動くから電気があるかないかのふた通りしか数えられないのです。これではYes/Noしか区別できません。

そこで電気がある/なしのポケットを8つにしてまとめます。なぜ8つになったのかはわかりません。
8つまとめることで、2の8乗 = 256通り区別できるようになります。同時に1〜256までの番号に使えるのです。(正確には0〜255)

この8つのかたまりが1バイトです。

ときどきニュースでもありますね。フロッピー何枚分の容量とか、新聞紙何ページ分、または何文字分のデータといった換算が。

これは何なのかというと、コンピュータで文字を扱うとき、文字は番号で管理されます。
たとえば「a」は97番とされています。大文字の「A」は65番です。アルファベットとか数字、ちょっとした記号は合わせても256文字もありません。ということは1バイトで番号を付けられるのです。

大変おおざっぱにいうと、文字の番号97を画面に送れば「a」と表示されます。
記号、アルファベット(大文字・小文字)、数字を表すには1バイト必要だということです。
そして、文字をハードディスクに記録するには、これらの文字たちは1文字1バイトの容量を使います。

じゃ漢字は?

漢字は何千文字とありますね。
2バイト使います。
ただ2バイトのうち、1バイト目を97にしてしまうと「a」になっちゃいます。
また、先ほどの記号、アルファベット、数字を全部合わせて256文字もありません。空きがあります。

そこで1バイト目には、記号、アルファベット、数字では使用していない空き番号をつけることで、続く2バイト目と組み合わせて漢字の番号に使っています。ちょっと難しいですか。

 ただ、この番号は誰が決めたんでしょう。
仮に「亜」という漢字に番号を付ける場合、AさんとBさんは同じ番号を付けるでしょうか。
まず、神秘的な偶然でもない限り、それぞれ別々の番号を付けると思います。

というように、文字の番号にはいくつも種類があります。
ただし、インターネットではこうだとか、Windowsパソコンではこう、といった統一性は持たせています。
それが何らかの理由で、まったく違う種類の番号で認識された場合、当然ですが不適切な文字が並んでしまうことになります。
これが「文字化け」です。

話は戻り、新聞紙何ページ分とか何文字というのは、この文字番号で使うバイト数から換算されています。
フロッピーディスク1枚だと記号、アルファベット、数字なら約1,400,000文字分。漢字・ひらがななら約700,000文字分です。

 さきほどからこのパソコンに入っている昔のテレビ番組データを、ネットでストレージサービスに送っています。画面を見ていると1秒間にどれだけデータを送っているのか表示されます。
だいだい5.2MB(メガバイト)/秒です。光回線です。
1MBは約1,000,000バイトです。

いま光回線が当たり前になってきました。
でもその昔、まだインターネットがアナログだった頃、1MBのデータを送るのに、だいたい15分かかったと記憶しています。わかりやすく言うと4GとWi-Fiの違いです。いやもっと、2GとWi-Fiくらい、まだひどい。

1MBで15分なのに、5.2MBだったら15 × 5.2で78分。1時間と18分です。それが1秒。
ということは、今から20年くらい前でしょうか。当時に比べると時間にして1/4680、速度は4680倍になったんですね。その上でいま、皆さんスマホを使っているんです。







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