広告
posted by fanblog
2019年06月05日
知らないっていうことは
発信業務をしていると、ごくごくたまに思い込みの激しい人が出てきます。
いちばん多いのは、
「いまどこの家でも食事中でしょう!」
という苦情。
確かに食事中、私のような知らない人間から電話が架かってくるのは迷惑です。
次に多いのは
「平日のこの時間、皆仕事に行っているだろう!」
という苦情でしょうか。
結論から言うと、そうでもないんです。
食事の時間なんて皆さんけっこうバラバラですし、逆に午後3時に電話しても「いま食事中」と言われます。
もっと言えば、食事の真っ最中でなければ夕方以降は在宅率が高く、電話もつながりやすいことがあります。
昼食時間もしかりです。
もし皆が同じ時間に食事を摂るのなら、ランチを提供する店は昼の1時間だけ営業すれば良いでしょうね。
また平日の昼間に仕事をしている人は多くいます。
でも仕事中に電話できない人ばかりかというと、そうでもありません。
自営業の人は時間に関係なく応対してくれます。
また、外食産業はじめ、土日祝は必ず仕事という人だって少なくありません。私がそうです。
もしそいういう人たちの意見を取り入れていたら私たち、休憩時間がとても多くなりますね。
そして実績も下がるでしょう。
そこまで考えて欲しいんですけど。
また、こんな人もいました。
発信しているとき、電話がつながると、まず私は相手の応答を待ちます。
「はい」とか「もしもし」とか。
そしたら先日、いきなり怒り出した客がいました。
「電話を架けた方からしゃべるのが当たり前だろう!」
と。
びっくりしました。
あまりにものすごい剣幕でまくし立ててくるから私など一瞬、
「そうなのか?」
と思ってしまいました。(笑)
少なくとも、いま架けている地方では。
争っても仕方ないので、私は
「わかりました。失礼しました。」
とすぐに終話。
終話してから考えてみても、そんなことはありません。
大抵、向こうから反応があります。
子供の頃、電話を受けた方が「もしもし」って出るんだよと教わりました。
反応がないのは9割以上、留守番電話です。
2〜3秒たってから
「ただいま留守にしています。」
この空白の2〜3秒の間に
「もしもし」って留守番電話を相手に話しかけるのは寂しいし、無駄です。
1日に架ける電話の大半が留守番電話なのですから。
その人、私がビックリするくらい、まくし立てる人だからきっと周囲もその人に合わせているのでしょう。
だから自分が正しいと思ってしまう。
でもどうでしょう。
留守番電話が多いから1日、発信して50人と話したとしましょうか。
1年で約250日働きます。
50人 × 250日 = 12,500人
発信は約6年やっているから、12,500 × 6 = 75,000人
ざっと今まで75,000人と話してきてそんなこと言う人は初めてでした。
それを「当たり前」なんて言われたくないですね。
私はなんだかんだ、コールセンターを10年やってきました。
いろんなセンターで発信、受信いろいろあります。
が、それなりの成績は上げています。
私から見て、ここに書いたことがだいたい“現実”だと思います。
そんな私が
「あれ?」
と思う人たちは、はっきり言って変わった人です。
思い込みは勝手ですが、(現実を)知らないっていうことは、それもまた迷惑だと思います。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8862648
この記事へのトラックバック