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2014年09月21日
Personal Supper -DAY4- @Seoul
結局、宿からスグの店がにぎわっていたので、戻って入った。
丸いテーブル席が4つ、その内の3つが塞がっていた。
表には牛のイラストがあったので、焼肉屋さんでしょう。
そう、ソウルに来てからまだ焼肉を食べていなかったのだ。
壁に貼られたメニューを見るが、やはり解読不能。
あきらめて、先客の男性2人が箸を躍らせている焼肉らしきものを指差す。
店のオバチャンはそれを見て、メニューを指差してくれた。
「それはナニデスカ?」
「コプチャン」
おお!それならわかるぞ、ホルモン焼きですな。
「一人前!」
オバチャンが笑顔で頷く。
「ビール?マッコリ?」
首を横に振ると水を置いてくれた。
黒毛和牛カレーもつ鍋セット 3〜4人前 500g
小さなコンロが置かれ、キムチや生野菜、味噌、スープなどが次々にテーブルに並べられる。
一人ながらもにぎやかな食卓。
しばらくすると、鉄板で調理されたホルモン焼きが運ばれてきた。
鉄板を運んできたオヤジサンが、冷蔵庫を指差す。
「ビール?マッコリ?」
マッコリのボトルを取り出し、様子伺い。
う〜ん、お酒はニガテなのです。
「ご飯クダサイ」
「了解」
唯一、まともに言えるハングルを口に出すと、
オヤジサンは奥のキッチンからご飯を持ってきてくれた。
ご飯を置くと、再び冷蔵庫を開け、サイダーを取り出す。
栓を抜くと、目の前に置き、コップを差し出した。
これ飲みな、という素振りだ。
【2人前ホルモンチゲ】完全手作りの『濃厚焼き辛味噌スープ』と『北海道産牛小腸)』のセット
鉄板の上の肉をオバチャンが調理してくれる。
小さい店でも韓国スタイル。
香ばしい煙とか香りが店に広がっていく。
焼き上がるのを待っている間、キムチやレバーの刺身、センマイをつまむ。
これがうまい!
レバーは新鮮で張りがあり、センマイはまったく臭みがない。
こいつだけでご飯一杯やっつけられそうなイキオイだ。
そこをグッとこらえ、焼き上がりを待つ。
「食べなさい」
と、オバチャンが鍋を差し出す。
こちらが食べている間も鉄板の上の肉が焦げ付かないよう、肉やジャガイモをひっくり返してくれる。
なんか親戚の家にご飯を食べに来たみたい。
コプチャンもうまい。
新鮮なのだろう、臭みがなく、張りがあり、味噌をつけたり、野菜と食べたり、
あっという間に白いご飯がなくなった。
おかわりしてもよかったが、それだと鉄板の上のコプチャンが残ってしまいそう。
グッとこらえ、肉に専念した。
箸休めに小皿をつまむ。
あっという間になくなっていたレバーとセンマイを見て、
オヤジサンが声をかけてくれた。
「おかわりいるか?」
たぶんそう言っていたのだろう。
ものすごく食べたかったが、すでにオナカが満杯状態。
涙を流しながら断ることにした。
まわりのテーブルでは、ビールやマッコリのボトルが次々空いていく。
どうやらこの店はご飯処じゃなくて、ホルモンをツマミに呑むところだったのかな?
紛れ込んだ変な客にも親切な対応がウレシイ。
残ったコプチャンと野菜、キムチを平らげ、ディナー終了。
「お勘定、オネガイシマス」
もう他のホルモンは食べられません松阪牛コプチャン【300グラム】【RCP】
コプチャン12,000W+ご飯1,000W。
¥1,000弱のホルモン焼ディナー、付け合せのうまさにシビれました。
あれ?オヤジサン、サイダーはご馳走してくれたみたい。
呑み客じゃない困った客が紛れ込んでゴメンネ。
ローカルエリアのこじんまりした店、一人ながらも楽しい夕食
写真1;豆や種類。スナックとしても、料理にあえても。
写真2;これが一人前。ご飯以外はすべて料金に含まれます。
写真3;自分でやろうとしたら、やってくれました。
写真4;食べている間も気を使って、ひっくり返してくれて。