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Seoul (98)
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2014年10月10日

Seoul Men @Seoul

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カフェでくつろいだものの、疲労が癒えていなかった。

直前まで〆切と格闘し、寝不足で飛んで来たことを身体が引きずっていた。
満腹と午後になって増した湿気がそれを割増で感じさせた。
宿に帰って、ベッドに埋もれてしまってもよかったが、
夜に目覚めても困ってしまう。

思い立って、地下鉄の駅を目指した。

ランチをした場所に近い梨大(イデ)駅へ戻る。
このあたりは梨大(イデ)延大(ヨンデ)弘大(ホンデ)西江大(ソガンデ)など、
ソウルの有名大学が集まっているエリア。
都内でいうと御茶ノ水、という感じかな。

カジュアルなブティックやリーズナブルなショップが連なり、
クレープなどのスイーツの屋台や出店が並ぶ。
こころなしか屋台のメニューも他とは異なり、カジュアルなイメージ。

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雑誌に掲載された靴下が手に入る 〜 靴下屋 公式通販サイト



駅から程近いところにあるヘウ・サウナに飛び込んだ。

「サウナ」といっても日本の「スーパー銭湯」のような感じ。
観光客向けの汗蒸幕や薬湯はなく、普通の人が気軽に利用するものだ。
韓国には「違う方面」のサウナもあるので、目指す方は気をつけてね。

エレベーターで地下に下りる。
エレベーター・ホール横の入口で5,000Wを支払い、入場。
入ってしまえば、日本の銭湯とほぼ同じ。
靴を下駄箱に入れ、ロッカーのカギをもらって、あとは浴場に向かうだけ。
荷物がある観光客でも気楽に使える。

韓国の人は仕事の前の朝に入っていく人が多く、
また日中、時間ができるとひと汗流しにくる向きも多い、という話しを聞いたことがある。
風呂で充電してまた仕事へ、という感じらしいのだ。
平日の昼間、充電中の人が意外にも多くいた。

スーツの若者やおっさんに混じって、浴場へ。

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あなたのお宝をお売りください! BUY王(バイキング)



大きな浴槽、洗い場、ミスト・サウナに普通のサウナ、
パクリなんじゃないか、と思うぐらい似ている。
歴史的にはこちらが古いでしょうから、モチロン日本のスーパー銭湯がパクリです。

異なるのは浴槽と同じサイズの水風呂浴槽かなあ。
サウナから出てきた人はみなザブザブ入っている。
これが胸元まであるぐらい深い浴槽なのだ。

この「水風呂」、筋肉疲労には抜群の効果をみせます。
サウナに入らなくても、そのままでもOK。
スポーツの後などは効果てきめんですよ。
野球のピッチャーがやっている「アイシング」と一緒の効果があるのです。

取材で出向いたNFL(アメリカン・フットボール)のサマー・トレーニング・キャンプでは、
練習終了後にわたしよりもはるかにデカイ大男が、
子供用プールより少し大きいプール、しかも一面氷が浮かんだプールに入っていきます。
トレーナーが一定の時間を計っていて、決められた時間、コレに浸かって、
全身をアイシングしないと怒られるのですね。

巨漢の男どもがユニフォーム姿のまま「氷のジャグジー」に浸かってます。
「かきまぜるんじゃねええ」とか
「氷を入れるな、氷を」とかコワモテの男が、
子供みたいにキャアキャア騒ぎながら氷風呂に入ってます。

彼らもプロですから、それをやらないと翌日の筋肉がどうなるか、わかっているのですね。

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1の付く日はわくわくセール! 韓国食品・食材通販-韓グルメ



みなさんもお疲れのときはお試しください。
あ、心臓が弱い方、血圧高い方はご注意です。
水風呂苦手な方は、下半身だけとか、手首と足首だけとかでも代謝が上がるので、効果的ですよ。
冷え性を抱えている女性の方には特にオススメです。
ご自宅なら冷水のシャワーでも効果があります。

水風呂でリフレッシュしながら、
学生街のランチ、シャレたカフェのコーヒー、ビジネスマンが充電するサウナ・・・
同じ5,000Wでもずいぶん違うものだなあ、と思いをめぐらせていた。

見知らぬ土地では物価の価値観がグラグラする。

6月17日−DAY2
写真1; 店先のグリル。チキンかなあ、ポテトかなあ。通りがかりなので、中身不明。
写真2; クリーニング屋さん。営繕もしてくれるのですね。
写真3; 突然果物屋。役所の前だろうが、交差点だろうが、唐突に商売している。
写真4; 店先の蒸し器。饅頭や団子など、点心に似た蒸し物は人気がある。




posted by delfin at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月09日

Seoul Beautiful @Seoul

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ランチの後、人気のスポットという「街路樹通り」に流れた。

街路樹を表す「カロス」と通りを意味する「キル」を合わせ、
「カロスキル」と呼ばれているエリアはその名のとおり、
通りを街路樹が覆い、両側をカフェが埋め尽くす、というストリート。
オシャレな狎鴎亭(アックジョン)に近いエリアなので、膨張して波及しているのでしょう。

地下鉄を乗り継ぎ、新沙駅へ。
駅からワンブロック歩くと、濃い緑の街路樹が出迎えてくれた。

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1の付く日はわくわくセール! 韓国食品・食材通販-韓グルメ



普通の対面道路がクルマで埋め尽くされている。
どうやらカフェの裏手に駐車場が併設されていて、
出入りのクルマや空くのを待っているクルマが混雑の原因らしい。

ハジからハジまで歩いて10分もかからないこじんまりした通りは、
軒並みカフェが並び、オープン・スタイルのテラスと個性的な内装でそれぞれが雰囲気を醸し出している。
おなじみのチェーン店からオリジナルのカフェまで、バラエティの富んだ店が連なる。

通りを埋めるカフェの数は20軒弱。
オシャレなブティックもあるのだが、カフェの合間にブティックがある、という印象。

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こだわりのコーヒー・紅茶やお菓子・パン作りの専門店 「おうちカフェのお店」

どのカフェもけっこう人が入っていて、なんとも不思議。
旅行者のこちらはあたりまえのように歩いているが、時刻は昼間。
がっつり平日なのに、ホトンドのカフェのテラス席は埋まっていて、
気持ちのいい陽光におしゃべりも弾んでいる様子だ。

オープン・エアのカフェがホトンドで、
中には二階にもテラスがあったり、食事ができる場所になっていたり、
まさに「カフェ天国」。

ランチ後のコーヒーがほしかったので、小休止。

アイス・コーヒー5,500W。
モチロン「アイス・コピー」じゃなく、ちゃんとしたのがでてきたけど、
さっき食べたランチより高いのが笑える。

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ソウルで人気のホテル予約はエクスペディアで!


オープン・エアの席から店内の客や道行く人々を眺めていると、
流行りのスポットだけあって、服装もキマッている若い世代が多い。
いわゆる「ニューリッチ」が徘徊しているのかな。

大卒ですら就職先がない、なんてこの国ではいわれているが、
街角の風景は実情と違うのか、あるいはこのエリアが異質なのだろうか。

6月17日−DAY2
写真1; アンティークショップの店先
写真2; Wi−Fi完備らしくテラスでPcを広げる人も多い
写真3; どこの店も新しく斬新なインテリアで客を惹きつける
写真4; 通りのちょっとしたアクセサリー・ショップ




posted by delfin at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月08日

Seoul Eater @Seoul

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そういえば今回は雨の出迎えがなかったな。

曇り空で涼しい風に吹かれながらそんなことを考えた。
梅雨なので、雨を覚悟で来たのだけれど。

知り合いになった日本人とランチで合流しましょう、とソウル駅の待ち合わせ場所に出向く。

そういえば昨夜の夕食は結局、疲れと睡魔が食欲に勝っていたので、
テイクアウトのテンプラを2つまみでいいや、と買い求めて宿のキッチンに戻ったら、
長期滞在の日本の人が「カレー食べます?」とウレシイお誘い。

誘惑に乗っかって、アッサリ食欲が勝利して、胃袋が疲れと睡魔を押しやった。

誰だよ、年取ると食欲が落ちる、とか言ったの。
摂生、という言葉には程遠くアクセル全開で走りつづけているぞ、うちの食欲は。

「海産物のおいしい店があるんです」という言葉に乗っかり、
地下鉄を乗り継ぎ、学生街でもある弘大(ホンデ)へ。
「ひょっとしたら昼間はやってないかも」という言葉が的中し、みごと開店準備中。

IMG_0318-2945d.jpg
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韓国の場合、「昼しかやらない店」「夜しかやらない店」がクッキリ分かれている。
そのくせ「24時間営業の食堂」なんてのも多くて、日本の食習慣とはまったく異なっている。

寂しく閉ざされた店先によだれを垂らし、海産物が泳ぐ水槽に後ろ髪を浸しながら、
ランチ営業している店を探す。
「ランチ・スペシャル5,000W」のカンバンを出していた今風の内装を施した小奇麗な店を発見。
「昼だからなんでもいいでしょう」とわけのわからない妥協をしつつ、突入。

鶏肉のコチュジャン煮込み、
牛肉の甘辛チゲ、
ビビン・メンミョン(混ぜ冷麺)と
カブらないようにランチ・メニュー3品を注文。

キムチやナムルなど6つの小皿がテーブルを覆い、食欲を煽る。

開いているスぺ−スにアルマイトの弁当箱が2つ置かれ、
冷麺にはボールに入ったご飯が運ばれてきた。
新書サイズの弁当箱を開けると、古米に目玉焼きが乗っかっていて、ちょっとしたドカ弁。
一方、謎の「ボールご飯」は海苔も混ざった味つきご飯、
手袋が添えられていて、小皿もついていたので、どうやら自分でオニギリを作るものらしい。

人数がいると一人では見られないものまで見られるのが楽しい。
一人旅だと、意外にもちゃんとしたものを食べないのですね。

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隣のテーブルでは男子学生5人がチゲをシェアして、弁当箱のご飯をかっ込んでいる。
彼らもいろんな味が楽しめる賢い戦法。
学生街なので、安くてガッツリ食わせる店が人気なのか、
次から次に新しい客がやって来る。

こちらのテーブルにもグツグツと音を立てながらトリのチゲと牛のチゲが運ばれ、
イッツ・ア・ランチ・タイム!

6月17日−DAY2
写真1; 韓国おなじみの付け合わせ。昔を知る人にいわせると「品数が減った」らしい。
写真2; ビビン・メンミョンはよく混ぜて食べましょう。
写真3; みなで食べるとテーブルはニギヤカに。




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2014年10月07日

Soul to Seoul −6月の「毎月ソウル」−

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機内ではフル・フラットでオヤスミなさい。

といっても優雅なビジネスクラス、というわけではないのですね。
アシアナ航空の安いチケットは、
残念ながら事前のシート・リクエストができない。
チェックインの際に希望、となるわけですが、
その時に「お隣さん」がいない通路側をリクエスト。
2−4−2席の配列の「4」の通路側だ。

混雑状況を尋ねたら
「100席ぐらいあいている」とのこと。
着席して、あとはひたすら祈った。

ドアが閉まり、祈りが通じたことが判明。
並びの席には誰も来なかった。
シートベルト・サインが消えると同時に横になり、
エコノミーで4席確保の「フル・フラット」で熟睡、というわけ。
181cmの男も4席あると足が伸ばせる。

ラウンジでしこたまブランチとコーヒーを流し込んできたので、
機内食もパスして、寝続けた。

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「ベルトしてください」という声が身体を揺する。
寝ぼけ眼で眺めると、アテンダントが忙しそうに去っていった。
着陸の時間である。

ボケた頭のまま、15分遅れで仁川空港に到着した機を降りると
ゲートに行列ができていた。

どうやら健康診断。
のんきな韓国、いまさら問診表と体温チェック。
ヨーロッパでの発病増加を受けてかな。

先月も問診表は配られていたが、体温チェックはなかった。
耳で測るカンタンな体温チェックを3人だけでやっている。
あんたたち。。。
300人から乗れる飛行機を3人でさばくのかい?

空いているフライトだからちょっとの辛抱ですぐにやっつけられたが、
満席だとしたら、ウンザリだぞ。

入国、ターンテーブルをサラリと通過し、
お決まりの最安値ルート、列車乗り場へ。
途中、両替所を眺めたら、¥10,000=123,000W。
このあたりでウォンの高騰も落ち着くのだろうか。

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金浦空港行きのAREXも宿までの地下鉄もお構いなしに寝続けて、
地下鉄を降りるとウンザリするほど蒸し暑い陽気が出迎えてくれた。

久しぶりに明るい時間に宿を目指す。
いつもの駅、いつもの安宿、3ヶ月連続の同じ道。

さあて、晩御飯は何を食べようかな。




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2014年10月05日

GONE GONE @Seoul −完−

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地下鉄、AREXを乗り継ぎ、空港に到着。

東大門の東にある新設洞の駅から金浦空港まで1時間弱。
金浦と仁川空港の空港間特急AREXが30分。
出発前のちょっとした小旅行だが、
4,000W(≒¥300)ほどのコストならそれもあまり気にならない。

自動チェックインのマシンでボーディング・パスを受け取り、
預ける荷物もないので、そのまま出国へ向かう。
なんだかんだと時間は出発時刻の2時間前、8時になっていた。

今回もプライオリティ・パスを有効に使い、ラウンジへ。
無条件でビジネス・クラス・ラウンジが使用できるのは、
最安値の「格安航空券」で飛んできた身にとってはとても助かる。

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格安航空券のエコノミー・クラスでもビジネスクラス・ラウンジが使えるのは、
「プライオリティ・パス」のおかげ。

海外の空港なら90ヶ国、500ヶ所で利用可能、というメンバーの特権を今回もシッカリ利用。
(興味がある方はリンクを辿って、情報をご覧になってみてください)
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国内も海外も旅行にはこの1枚

『プライリティ・パス』は普通に申し込むとメンバー資格が4万円ほどしますが、
楽天のゴールドカード「楽天プレミアムカード」にはこのPriority Passが付帯してきます。
楽天ゴールドカードの年会費は10,500円。
空港、ラウンジによっては、家族や友達など数名の同伴が無料になるところもあります。
乗り継ぎの際にも利用可能なので便利です!

「楽天ゴールドカード」のサービスに<手荷物宅配サービス>というのも付帯してきます。(年3回利用可能)
通常、空港からの宅配は1回¥1,500〜2,000ぐらいはするのでx3回なら¥5,000程度の価値があり、
3回の渡航で往復6回ラウンジを使用可能なので、元が取れてしまうと思いませんか?
出発前の時間にラウンジでゆっくりコーヒーやお酒を飲んで
帰りには重いスーツケースをガラゴロと運ばなくていいわけです。

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事前に調べたところ、以前から利用していた
『ASIANAラウンジ』『HUBラウンジ』の他に『Matina』というラウンジがあることを知った。
どうやらトランジット・ホテル併設のラウンジらしく、今回はそこを目指す。

フロアはホテルのロビースタイルで、
利用できるのは朝食レストランのようなレストラン・スペース。
用意されていた食事は他のラウンジと同じようにブッフェ・スタイルだが、少し品数が多い。
トランジット・ホテルの朝食もたぶんここで供されるのでしょう。

空腹のまま、ゲストハウスを発ってきた身としてはありがたく、
コーヒーを片手にがっつり朝食を詰め込んだ。
旅先ではなにはともあれ、朝食。
ツアコン時代もホテルのブッフェを総なめで食べていた。
早い時間だとお客さんと同席しなくてはならないので、
出発の用意をして、出発時刻から遡って、レストランへ出向く。

ツアー・コンダクターという仕事は昼食、夕食はお客さんと同席で食べるため、
朝ご飯ぐらい好きなコーヒーを飲みながら、気を使わずに食べたいのだ。

ちなみに同席は義務付けられているわけではないが、
メニューの確認という仕事があるし、
お客さんとゆっくりコミュニケートするには日々、テーブルを変えて話し込むのが一番なのです。

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楽天プレミアムカードなら宅配サービスも無料!


自分の旅では朝食もつかない安宿ばかりに泊まっているが、
それでも朝食は欠かさない。
キッチンがあればパンやコーヒーでカンタンに済ませるし、
なければ、近所のコーヒーを出している店に飛び込む。
朝の食事の時間、というのは地元の人しかいなかったりして、それはそれでおもしろい。

朝のラウンジで充電完了。

あとは2時間半のフライトとそれと同じ時間の私鉄の旅を残すだけだ。

2009年5月のソウル 

—完—

追記; お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが、
    今回の旅のブログ・タイトルは、RCサクセションの曲名で統一しました。
    他にもイイ曲、有名な曲はたくさんありますが、なるべくブログに沿ったものを選択。
    5月2日、逝ってしまった清志郎に敬意を表して。
    合唱、そして合掌。

写真1; ラッシュ時の地下鉄構内。人の多さは東京に負けていない。
写真2; 駅前の通勤風景。軍服の人が紛れているのが日本と違うところか。
写真3; ラウンジ入口。
写真4; ここのラウンジの雰囲気はホテルのレストランそのままでした。





posted by delfin at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月04日

モーニング・コールをよろしく @Seoul

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6時を少し回った時間に宿を発った。

10時のフライトには早すぎたが、ラウンジでゆっくり朝食を摂ろうと思い、
シャワーで目を覚まして、宿に別れを告げた。

早朝のゲストハウスは無人なので、フロントにカギをドロップして
オートロックを開けて、出立。
ホテルのチェックアウトと異なり、シンプルでコンビニエント。

ただしゲストハウスなので、ウェイクアップ・コールはない。
持参の目覚ましと携帯電話のアラームがその代役。

ちなみに「モーニング・コール」は日本製英語、海外のホテルでは通じないのでご注意を。
フロントに頼む場合は「wake-up call」で通じます。

喫茶店などで朝食を指す「モーニング・サービス」も和製です。
英語圏で使うと「礼拝」や「喪服」を示す意味になっちゃいます。
JAZZの曲でもありますが、「Mourning」がそのスペル。
礼服を指す「モーニング」のアレですね。
朝食を食べたいなら「Breakfast Special」かな。

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ひと気のない通りを抜け、地下鉄の駅に向かう。

駅に近い露店や売店は忙しそうに開店準備を整えている。
店を半分開けた状態で、店先の品物を整えていたおばちゃんに声をかけ、缶コーヒーをもらう。

コーヒーを飲みながら、駅の階段を下りるとホームには意外にも人がいた。

早い時間の通勤客に紛れて、荷物を抱えて、地下鉄を待つ。
荷物、といっても大きめのデイパックにキャスターがついたタイプのものなので、
他の客のジャマになることも冷たい目で見られることもない。

金浦空港まで40分ほど。
その後、AREXに乗り換え、30分で仁川空港に着く。

郊外で仕事する人や空港で仕事する人たちだろうか、
地下鉄の席は結構埋まっていて、驚かされる。
大都会ソウルは朝の6時台から元気に動いているのだ。

席に腰掛け、文庫本に目を落としていたが、
頭の中では昨日出会ったテキサスのオースティンからやってきたアメリカ人の話を思い出していた。

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そういえば彼らとあったCOEXをトウキョウに置き換えると、
銀座や青山といったオシャレっぽいエリアで、
彼らがいうところの「アサクサ」はソウルに置き換えると明洞や南大門みたいなものか。

彼らは「アサクサ」のオドロキを口にしていたが、
果たしてあそこがトウキョウらしい場所なのだろうか。
トウキョウの今がある場所だろうか。

観光客が集うところはその国の匂いが消えて、観光客向けに特化していく。
観光用にデフォルメされて、「らしい」空間が出来上がっていく。
しかしその都市の「らしさ」「今」はもっと別の場所にあるのだ。
土産を買う必要のない地元の人は、有名観光地に足を向けないので、
日常から生まれてくる「流行り」の食べ物や「人気」のスポットは残念ながらそこにはない。

有名な場所では食べ物は「名物」「名産」に特化されていくし、
売られるものも観光客が喜ぶ土産物が増えていくのが必然。
世界各地で、観光客の好み、リクエスト、購買意欲に合わせてデフォルメされていくのだ。

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最安値宣言実施中!あの人気ホテルが最大半額以下



「名物」にもおもしろいものはあるが、地元の人が毎日食べている「普通」のモノが知りたい。
「名産」に特筆するものは多いけど、みなが食べているものに同じ評価を下して、満足したいわけじゃない。
珍しいものとか、スゴイものに出会いたい、というわけではなく、
普通の「生活」、普通の「日常」、そんなところに埋没しているものに巡り会いたいのだ。

アサクサの話を聞いて、そんなことを改めて、再認識。

写真1; どこの街角でも一本裏に入ると小さい食堂が軒を連ねている。
写真2; 古いタイプのT-moneyカードのチャージ・マシン。
      カード置いて、金額押して、お金入れて、金額押して、と馴れないとややこしい。
写真3; ここ数ヶ月で急速に増加中のチャージ機の新型。画面も大きく、不慣れでもわかりやすい。
写真4; 大都市ソウルは夜でも交通量が多い。それでも以前よりも排気ガスの量が減った気がする。




posted by delfin at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月03日

ねむれないTonight @Seoul

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前日の夜にうたた寝をしてしまい、深夜の変な時間に目が覚めた。

寝直したものの、寝付けず、深夜の読書で夜を明かしてしまった。
オマヌケな話で寝はぐれたわけで、結局、午前中は寝てつぶした。
まったく罰当たりな旅行者だ。

午後になって動き出し、また街歩き。

3月から繰り返し来ているので、土産や買い物がまったくといっていいほどない。
旅先で「買い物」というパーツを取り除くと、けっこう持て余してしまうもので、
街歩きも飽和状態。
う〜ん、このあたりも旅先に身を置く身分としては罰当たりだなあ。

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江南(カンナム)・三成(サムソン)を歩く。
COEXとも呼ばれるこのエリアは今や明洞を押しのけ、ソウルっ子一番の人気スポット。
東洋最大、といわれる「COEXモール」は200以上のテナントを抱え、飲食店も60を優に数える。
水族館、百貨店、免税店、映画館、ホテルという周辺施設も抱え、なにしろバカデカイ。

オフィス・アワーが終わると、その巨大なモールにどっと人が繰り出してくる。

同僚と飲む人、友達と連れ立って食事する人、恋人と待ち合わせそぞろ歩く人・・・。
新しくてきれいにキラメくショッピングモールは熱気を帯びて、違う表情を見せる。
道行く人の話し声を聞かなければ、
ここは銀座? あるいは新宿? そんな錯覚に襲われる。

明洞の幼さとは異なり、ソウルの社会人たちが街を彩っている。

社会人たちの日常にお邪魔して、食事を摂る。
トンカツにリベンジする勇気はなく、ベタにプルコギの定食をチョイス。
そういえば足繁く通っているソウルであまり焼肉を食べてないことに気づいた。
一人の食事で焼き網をつつくほど、思い切った勇気はないのです。

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日常から離れた極上の休日【JTB】露天風呂付客室


隣のテーブルから英語が飛び込んできた。

白人男性3人が日本のことを話題にしているらしく、
盛んに「アサクサ」という単語が耳に入る。
それが少し気にかかったので、声をかける。

「日本から来ているんだけど、話ししていいかな」

「問題ないよ。僕らは先週、休日で日本観光してきたところなんだ」

いろいろ訪ねると、そのうちの2人はテキサスから英語教師としてソウルに赴任し、
バカンスとして5日間ほど日本観光をしてきたところらしい。
ソウルに戻ってきたところで、テキサスから友人が合流し、ソウルを案内しているそうだ。

「さっきから『浅草』と頻繁に言っていたけど」

「ああ、こいつに日本観光の説明をしてたのさ。
アサクサがクールでねえ、僕ら、シビれたんだ」

「雷門? 人形焼き?」

「そうそう、それそれ。トウキョウではアサクサが一番よかったよ」

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【じゃらん】料理、温泉、おもてなし…クチコミで選ばれた人気宿ランキング



「インフルエンザの騒ぎで大変だったろう? どう思った?」

「う〜ん、マスク姿は奇妙だったねえ。
ニュースで騒いでいたし、しているのはわかるんだけど、
あれは拡散防止なのか、プロテクトなのか、不思議な光景だったよ」

「土産に買ってくればよかったんじゃない?」

「あはは、それはいいアイデアだったかも」

食事のテーブルで思わぬ出会い。

写真1; 地下鉄構内。ターミナル駅では夕刻になるとどっと人が押し寄せる。
写真2; ここ数ヶ月で一気に最新式の券売機が導入された。
      T-moneyカード(Suicaみたいなもの)のチャージも簡単にできる。
写真3; COEXモール。日没時刻になると賑わいを増す。
写真4; プルコギ定食。これもそうですが食べてから撮影を思い出し、慌てて携帯撮影。










posted by delfin at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月02日

夜の散歩をしないかね @Seoul

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ソウル3日目の夜。

夕食にスンドゥブ・チゲなどを満喫。
韓国って、定食スタイルが多いので、一人メシには適している。
金額も一人前5〜7,000Wぐらいで食べられちゃうので、手ごろ。
「一人旅男」にはかなり助かる。

地下鉄ネタをもうひとつ思い出した。

日本の地下鉄とソウルに限らず、海外の地下鉄で大きく違うところに気がついた。
それは「物売り」。

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直前航空券+出張向ホテル多数!変更取消手数料0



ここソウルでも例に漏れず、忘れた頃に突然、物売りが現れる。
ドアのそばで声高らかに説明していたりするので、
ハングルがわからないこちらとしては
「『変わった人』が現れたのかな?」なんて思ったりするが、
商品説明なのですね。

説明が終わると、アチラコチラからお呼びがかかり、
商品とお金を手渡しする光景がよく見られる。

意外と売れているんです、これが。

まあ、商品のホトンドは100円ショップで売っているような「発明・便利品」だから、
食いつきがいいのかな?
それほど高くないので、ヒヤカシ半分かな。

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そういえばメキシコの地下鉄でも代わる代わるやってくる物売りが不思議な光景だった。
演奏してCDやテープを売りさばく人もいたし、
マッサージ・アイテムを売る人、お菓子を売る人と、バラエティに富んでいた。

NYでもホームで演奏している人はいるし、車内でものを売り歩いている人もいたっけ。
ホームのミュージシャンはもはや「NYの風物詩」でもありますね。

フランスでもバイオリン片手に乗り込んできて、
そそくさと曲を奏で、小銭を入れろ、とばかりに帽子を差し出す、なんていう光景もよくあった。
意外とお金を入れる人が多くて、パリは「芸術家」には寛容なんだなあ、と勝手に感心。

欧米は駅のホームや鉄道は「公共スペース」「自由な空間」って認識なのだろうか。
ミュージシャンや新聞売りなど普通に目にする。

振り返ってアジアはというと、韓国だけ?
シンガポールに住んでいたときもそんな人には合わなかったし、
バンコクにできた地下鉄も物売りはいなかったなあ。

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旅ならるるぶトラベル



日本はなにかルールでNGなんですかね?
車内で演奏する人には会ったことないよね。
あれはパリだからよかったのかなあ。
空いている時間帯の車内がなんとなく和んだ気がしたのだけど、それは旅行者だからか。
たまに目にするからものめずらしかっただけか。

日本でも開放すればいいのに。
叫び続けるホームの放送も止んでくれるでしょう。

「駆け込み乗車はおやめください」って、そう叫ぶから、間に合うと思って、人は走るんだよ。


写真1; 夕景の漢江。手前は高速道路。
写真2; 地下鉄の自動改札。日本とほとんど変わらない。
写真3; 夜のホームはさすがにひと気がない。
写真4; スンドゥブ・チゲ。スンドゥブ=豆腐、チゲ=鍋。
      いつもそうなのだが、食べてから撮影することを思い出す。
      今回も例に漏れず、慌てて携帯で撮影。食事前に欠かさず写真撮る人、尊敬です。




posted by delfin at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul

2014年10月01日

キモチE @Seoul

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朝からすっきり過ごしやすい陽気になった。

昨日までの纏わりつくような湿気が去り、心地いい。
外で湿度の少ない風を受けると「大陸なのだなあ」と勝手に感じたりする。
とはいえ、暑いなら暑いで地下鉄にしろ、ショッピングモールにしろ、
しっかりエアコンが効いているので、表を歩く以外はそれほど過ごしづらくもないのだけれど。

日本のように微妙な温度で運転されているエアコンと違い、
韓国もエアコンはフル稼働。
こんなところは「アジアなのだなあ」と感じ入ってしまう。
夏を前にお願いです。
「弱冷房車」じゃなくて「強冷房車」作ってください、日本の鉄道会社サン。

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どうでもいいけど「エコ」の名のもとに、エアコンの設定温度を上げたり、
割り箸をやめてみたり、ブラスティック・バッグを有料化してみたり、
お為ごかしのご都合主義はやめにしませぬか。

掴んでしまった文明を手放すことはできないんだよ、ベイビー。
割り箸のほとんどが森林伐採には関係なくて、
エコバッグを作るのにどれだけ石油を使っているのか、
コストをケチっている経営者の顔だけが見え隠れするのだよ、ベイブ。

今回のインフルエンザ騒ぎと一緒で、メディアに踊らされすぎだわさ。
彼の国からソウルにやってきて、そのことをつくづく感じた。
マスクをして歩いている人なんかいやしない。

ウィルスのサイズはホトンドのマスクを通過してしまい、
飛散防止には効果があるが、予防効果は期待できないんだそうだ。
どうもマスクをしている人を見ると、
「病気の人はそばにこないで」と頑なな拒絶反応にしか見えませぬわ。

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ソウル滞在には便利なのが地下鉄。

いつの間にやら整備が進み、駅のプラット・フォームを覆うガラス戸やフェンスが設けられた。
ホームでも冷暖房を完備するためらしいが、自殺防止の裏側もあるらしい。
日本のTVニュースでもよく流れていたが、鉄道での転落事故が多い。

あまり伝わってないことだが、韓国は実は自殺大国。
実数で世界1位に至ったこともあるほど。
民族性なのか、儒教の影響か、文化的なものなのか、わかりませんが、
そういう結末を選ぶ人が多いようです。
そういった状況で鉄道が利用されることも多いそうで。

初乗りは900W。
観光スポットの明洞周辺ならこの金額で充分行き来できる。
明洞から金浦空港を目指しても1,300Wなので、驚く安さです。
公共交通機関はこうでないとね。

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地下鉄名物ではないのですが、
朝晩の通勤時間になると駅周辺では無料の新聞が配られる。

手渡しで配る人が居る場合もあるし、スタンドに並べて置かれていることもあり、
乗車客は当たり前のように受け取り、あるいは自らもらいに歩み寄り、車内で読んでる。
無料で日刊なのがスゴイ。

歩いているとコチラにも例外なく手渡されるのだが、渡されても読めないんだよねえ。

写真1; ターミナル駅ではこれから設置です
写真2; 都内の地下鉄と同じような感じでホームは覆われている
写真3; こんな感じで数紙あります。タブロイド紙スタイル
写真4; 黄色のベストの人は配布員。まとめて数紙持っていく人も




posted by delfin at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Seoul
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