ずさんなパソコン調達でお蔵入り続出 年金機構のムダを検査院指摘
日本年金機構が市町村などに貸し出すために調達したノートパソコンについて会計検査院が調べたところ、2018〜19年に調達した約3千台のうち約1300台が活用されていなかったことがわかった。少なくとも1億円以上がむだになったとして、検査院は26日、機構に改善を求めた。
一方、機構は取材に対し、「部署間の情報共有や、市町村のニーズの把握が不十分だった」と説明。本部で保管していた約1千台のうち約300台は、調査後に貸与のめどが立ったほか、残り約700台は在宅勤務の職員に貸し出しているという。機構は「年金情報などの個人情報は閲覧できない設定にしており、用途の変更に問題はない」としている。(後藤遼太)
ヤフーニュース(記事元朝日新聞)
日本年金機構は今月、別人の年金支払額などを記載した年金振込通知書を約97万人に誤送付する不祥事が6日発覚しています。
2018年には年金機構が個人情報入力を委託した業者が、中国企業に無断再委託をしていた事件が発生しました。
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2015年5にも日本年金機構は125万人分の個人情報が漏洩しました。
しかも2007年にも前身組織の社会保険庁で約5100万件の漏れが見つかった「消えた年金問題」が発覚しています。年金業務を担う社会保険庁のずさんな体制も明らかにななっています。
社会の目が消えた年金問題から厳しくなったので問題が発覚していますが、海外に個人情報のデータを委託して委託先がやったから関係ないと責任逃れ、今回は不必要なパソコンを1000台単位で倉庫に寝かせたままにしており契約をした企業との怪しい関係も伺えます。
消えた年金問題のときもほぼ責任を取らず給料も下がらないまま組織名だけ変わっただけなので、腐敗状況が改善されていないのが伺えます。
格差が広がり老後に不安を抱えるこのご時勢お金は大切に使って欲しいものです。
こういう問題をニュースで見ると不用意に税金や保険料をあげて庶民の自由に使えるお金を減らすより、まずは徹底的に腐敗と無駄を排する厳しい監視の目を構築しなければと考えます。
こういうのって罰則がなくてはいはい反省しましたーてポーズですむからなくならないと思うのですがどうでしょうか?民間だと出世の道はなくなるわ、ボーナス減らされるわ下手すると辞めなくちゃいけないはなのに公的組織はノーダメージなのがひどい。
人員不足で目が届かないならそれこそ年金機構の職員を増やして、よくわからない委託企業から海外委託へという問題をなくすコストということにすればある程度許容できるんじゃないでしょうか。
ついでに監査人員も常駐させたいですね。遊んでる役員の給料を減らして職員5人は雇えます。
そんなことを思う今日この頃です。