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posted by fanblog
2015年09月13日
「おっさんレンタル」って何??1時間1000円?TVでも話題に!
「おっさんレンタル」なるものが注目を集めているという。
ホームページによると「イケてると勘違いしているおっさんを1時間1000円からレンタル予約できるサービスです」「遊ぶのも良し、話すのも良し、パシるのも良し、暇つぶしにいかがですか?」とのこと。
今回はその実情を探るべく、読者エディターのMさん(仮名・営業職・38歳)が「おっさんレンタル」を体験。そのレンタルの様子をレポートします。
待ち合わせ場所である都内のカフェに現れたのは、“おっさん”こと西本貴信さん47歳。
「イケてると勘違いしている」という自己申告から、チャラチャラして押しの強いキャラクターで登場するのかと思いきや、控えめな挨拶をする真面目そうな印象の男性です。
小さなテーブルを囲んで座ると「ちょっと近いですよね」と注意深くイスの位置を調整。
「依頼者さんが女性の場合は特に、不快に思われたらあかんしパーソナルスペースが気になるんですよ」と、関西弁で話し始めました。
フリーランスのファッションプロデューサーであり、VIPのパーソナルスタイリストとして長年活躍してきた西本さんの気配りは、実に細やか。
物理的にも心理的にも適切な距離感を見極めつつ、徐々にカジュアルさを発揮して依頼者の遠慮や緊張を取り払ってくれます。
「“おっさん”のイメージって良くないですよね。経験値が高くて素晴らしい人がたくさんいるんですが、頑固で説教くさくて、上から目線の武勇伝を語りがちな人も多くて」。
だからあえて“おっさん”としておもしろい活動をして、そのイメージアップをはかりたいのだと笑います。
「人生、楽しくいかなあかんと思います。年齢とともに守りに入ってくたびれていく人もいますが…。僕は、日々をおもしろがっているおっさんとしていろんな人に出会いたいんです」。
おっさんレンタルにはあらゆる依頼が舞い込むそうで、「お客さんの7割は女性で、恋愛相談が多いです。ほかにも、行方不明になった猫の捜索とか、おばあちゃんの散歩のお供とか、いろいろありますよ。『亡くなった父親の代わりに結婚報告を聞いてほしい』という人もいました」。
友達感覚が求められるライトなものもあれば、シリアスな難題だってある。予測不能な依頼の数々に、ただの“おっさん”として丸腰で挑むには覚悟も必要。毎回が真剣勝負です。
サービスを開始してからの3年間、たった1人で1600件以上のレンタルに応じてきたという西本さん。しかし、メディアで取り上げられ知名度が上がるとともにオーダーも急増。さすがに対応しきれなくなって仲間を募集しているのだと言います。
「これまでに70人以上の応募がありました。面接に合格したおっさんは、先月からレンタルされています」。
新加入のおっさん達には、会社経営者などの立派な肩書きも目立つ。「“時給1000円で働く”という感覚ではないんです。地位もお金も得たうえで今、“ひとりの人間として1000円で求められる価値があるか”ということを問いたいのかもしれません。『若い人たちの力になりたい』という、魅力的な人が多いですよ」。
ホームページによると「イケてると勘違いしているおっさんを1時間1000円からレンタル予約できるサービスです」「遊ぶのも良し、話すのも良し、パシるのも良し、暇つぶしにいかがですか?」とのこと。
今回はその実情を探るべく、読者エディターのMさん(仮名・営業職・38歳)が「おっさんレンタル」を体験。そのレンタルの様子をレポートします。
待ち合わせ場所である都内のカフェに現れたのは、“おっさん”こと西本貴信さん47歳。
「イケてると勘違いしている」という自己申告から、チャラチャラして押しの強いキャラクターで登場するのかと思いきや、控えめな挨拶をする真面目そうな印象の男性です。
小さなテーブルを囲んで座ると「ちょっと近いですよね」と注意深くイスの位置を調整。
「依頼者さんが女性の場合は特に、不快に思われたらあかんしパーソナルスペースが気になるんですよ」と、関西弁で話し始めました。
フリーランスのファッションプロデューサーであり、VIPのパーソナルスタイリストとして長年活躍してきた西本さんの気配りは、実に細やか。
物理的にも心理的にも適切な距離感を見極めつつ、徐々にカジュアルさを発揮して依頼者の遠慮や緊張を取り払ってくれます。
「“おっさん”のイメージって良くないですよね。経験値が高くて素晴らしい人がたくさんいるんですが、頑固で説教くさくて、上から目線の武勇伝を語りがちな人も多くて」。
だからあえて“おっさん”としておもしろい活動をして、そのイメージアップをはかりたいのだと笑います。
「人生、楽しくいかなあかんと思います。年齢とともに守りに入ってくたびれていく人もいますが…。僕は、日々をおもしろがっているおっさんとしていろんな人に出会いたいんです」。
おっさんレンタルにはあらゆる依頼が舞い込むそうで、「お客さんの7割は女性で、恋愛相談が多いです。ほかにも、行方不明になった猫の捜索とか、おばあちゃんの散歩のお供とか、いろいろありますよ。『亡くなった父親の代わりに結婚報告を聞いてほしい』という人もいました」。
友達感覚が求められるライトなものもあれば、シリアスな難題だってある。予測不能な依頼の数々に、ただの“おっさん”として丸腰で挑むには覚悟も必要。毎回が真剣勝負です。
サービスを開始してからの3年間、たった1人で1600件以上のレンタルに応じてきたという西本さん。しかし、メディアで取り上げられ知名度が上がるとともにオーダーも急増。さすがに対応しきれなくなって仲間を募集しているのだと言います。
「これまでに70人以上の応募がありました。面接に合格したおっさんは、先月からレンタルされています」。
新加入のおっさん達には、会社経営者などの立派な肩書きも目立つ。「“時給1000円で働く”という感覚ではないんです。地位もお金も得たうえで今、“ひとりの人間として1000円で求められる価値があるか”ということを問いたいのかもしれません。『若い人たちの力になりたい』という、魅力的な人が多いですよ」。