「こういう家を建てたいです!」と言われた時、経験豊富な大工さんは木材の切り出しから、鉋かけ、溝堀りなどが頭に思い浮かぶらしいです。
一方で大工経験2,3年の大工さんはというと、図面通りに組み立てるだけだから、と何も考えないようです。
これは昔は家を建てる現場で、必要な大きさに木を切って、触り心地の良いように鉋をかけ、組み立てやすいように溝を掘ったりしていたのが、今では工場から家の材料である木材が出荷された時点でこれらの工程は完了しているからだそうです。
今でも現場で木を切って、とかの作業をするところもあるようですが、こっちの方が断然コストは高くなるようです。
この経験豊富な大工さんのような思考をあるある脳と僕は呼んでいます。
これはシステムの世界でも一緒で、「こういうシステムにしたいです!」と聞いた自分で組めるエンジニアはスクラッチ開発で考えがち。
でも既存のサービスやパッケージを使った方がコストも安く、機能を満たし、品質も高いという事が多々あります。
僕は最近、作るという事を先に考えなくなり、世の中にマッチするサービス無いかな〜??から入るようにしています。
職業柄しょうがないのかもしれませんが、あるある脳から脱却してみるのもビジネスの幅が拡がるかも知れません。
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