EUC(エンド・ユーザー・コンピューティング)でシステム化を行う場合、いきなり総てを作り上げるような計画は立てない方が良い。
先ずは、必要な事で、簡単に作成できる事から始めると良い。
例えば、ExcelやCSVファイルなどのデータの取込は、最初はマニュアルで行って居るかも知れない。
其れを少しでも自動化するならば、Macroの作成から始めると良い。
Macroとは、Accessのオブジェクトの一つで、処理を自動化する方法の一つだ。
VBAの様なコードを書かずに大抵の処理を行うことが出来る。
私も最初はMacroから始めた。
Importするファイルが決められたフォルダに格納され、データ事態のフォーマットも固定の場合は、Macroで自動的にImportすることが可能だ。
Macroには、データの抽出をするQueryの操作も出来る。
Importしたデータをデータ処理することも可能なのだ。
Macroは処理手中に沿って、処理を記載して行く。
実は、この形式のMacroはExcelにも存在する。
マッキントッシュ時代のExcelには、VBAでは無くMacroで処理を自動化していた。
Versionで言えば、Excel4.0である。
WindowsにExcelが入ってきたのは、Lotus1-2-3に対抗するためである。
VersionではExcel5.0である。
WindowsにExcelが入ってきて、Excelの自動処理はMacroはVBAに移行した。
しかし、Macroの作成機能は残っており、Excel97辺りまでマクロの作成が出来たのでは?
と記憶している。
Excel5.0からピボットテーブルという回転計算機能も新たに搭載された。
このピボットテーブルは、集計作業が簡単にできる優れものとして、重宝された。
因みに、Accessは日本に入ってきたのは1990年辺りからで、Versionは2.0からだ。
16ビットのAT互換機でデスクトップ型のデータベースは、正直、かなり力不足のソフトウェアだった。
Accessが一般業務で使える様になったのは、Access2000からだろう。
32ビットOSに対応したデスクトップデータベースは、ファイル共有型のデータベースとして可能性を広げていた。
私が本格的にAccessを使い始めたのも、Access2000からである。
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