2024年11月04日

最早アメリカは斜陽の国

最早アメリカは斜陽の国。
30年前なら、アメリカの軍事力を背景に、日本も軍備に加担して勝ち馬に乗れたかも知れない。
だが、現代は全く情勢が違う。
2014年にウクライナの内戦から始まったロシアのウクライナ侵攻。
当時、日本はロシアの行動に何も行動しなかった。
2022年、更なるロシアのウクライナ侵攻にNATO(北大西洋条約機構)拡大を目的に西側諸国はロシアに経済制裁という戦いを挑んだ。
特にG7はSWIFTというドル建ての輸出入の支払い制度からロシアを追い出したのだ。
西側諸国は半年くらいでロシアが経済制裁に音を上げると目論んでいたのだ。
しかし、ロシアは全く動じなかった。
それどころか、国内景気は軍需産業で潤っている。
SWIFTから追い出されたロシアは、BRICSという経済圏に塾足を移したのだ。
世界最大の市場とも言える中国は、ロシアから安いエネルギーを買う代わりに、貿易の支払いをルーブルや人民元などで行う事で、経済を支え合っていたのだ。
資源大国のロシアは石油、天念ガスを中国やインドに売ることで、外貨の調達も問題なく行っていた。
ロシアにはアメリカドルなど必要としていない。
更に、中国とロシアは金を買いあさり、西側諸国はロシアからエネルギーが入ってこないので、他国から3倍近く高いエネルギーを買わざるを得ない状況だ。
特にドイツなどは経済的に破綻しそうな状況にまで追い込まれている。
更に悪いことに、アメリカ国サインの債務負担が限界に来ている。
つまり、アメリカドルは紙くずになる可能性が高いのだ。
中国は数年前からアメリカドルを売り払っている。
アメリカの経済破綻で一番影響を受けるのは日本だ。
軍事的にもアメリカは世界の警察などと言われていたが、今では世界の資源を盗む強盗だったことが表面化している。
アメリカは敬愛的に軍事力を維持できない状態になり得るのだ。
また、今の米軍の装備は古すぎる。
ウクライナ戦争から3年近くになるが、その間に戦闘のやり空が大きく変わった。
米軍は空母を派遣して制空権を奪い、戦車で進軍するドクトリンを得意としていたが、もうその手は有効ではない。
少なくとも、中東では全く通用したいだろう。
テロ組織イスラエルのアイアンドームがイランの極音速ミサイルで簡単に破壊されてしまったのだ。
イスラエルのアイアンドームは米軍の最先端の軍事力の表れだったが、イランの極音速ミサイルの前では無力だったのだ。
更に地中海を越えて、ほんの20分で西側諸国の連合部隊の頭上を越えて極音速ミサイルが飛んできたのだ。
アメリカの空母は地中海には入れず、結局本国に引き返すしか無かったのだ。
制空権の無い米軍の陸軍など、地元のイラン軍には全く歯が立たないというのが専門家の見方だ。
栄枯盛衰と言うが、アメリカは衰退期に入ったようだ。
事実、アメリカの各都市部はスラム化が広がっている。
この200年近くの西側諸国の覇権主義は失敗に終わったと言える。
統一国家(国連)が持続可能云々と打ち出した事は、西側諸国の覇権主義に対し、持続可能な制作に転換を促すことになるだろう。


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