「ばばあ2」
私自身今も会社員ですが、以前に勤めていた企業(某大手アパレル業)の上場以前に勤務しておりました。その時に自給がとても高く、応募に当たってちょっと不安に感じましたが、自給の高さに惹かれ受ける事にしました。
見事合格はしましたが、とてもハードで社員の方でも2年続かない方が多かったです、その中で体調を壊して辞める方が大半であった事も覚えています。私は子供の学校との兼ね合いと姑からの反対で、辞める事になりました。
しかし、今では世界的に有名企業になっています。その時の教わった事は今でも生かされています。どのように生かされているかご紹介いたします。
1.アルバイトでもパートでも学習させてくれる
色んな講習会(総務関係や労務関係)に参加をさせて頂き、マニュアルを読んでおいて下さい。ではありませんでした。本部の方からとても詳しく説明を受ける事でより、一層提出物の内容がわかりました。俗にいう有給休暇の取得方法や、何日働いて何日もらえるか、などを具体的に知りました。その他、年末調整など普通の企業では聞かないと教えていただけない事を研修などで教わります。
2.社員とアルバイト、パートの隔たりが殆どありません
社員との隔たりが無い=社員と同じことが出来なければならず、当然付いていくのが精いっぱいでした。パートでもテストで自給が上がります。日々、子供が寝てからはペーパーテストの勉強を続けていました。
3.高効率公配分
よく社長の言う言葉でした。出来ない人間が10人雇うよりも、出来る人間を5人で十分です。但し、その分高い時給を払います。言われてみたらよくわかります。出来ない人が何人いても進みません。俗に言われる言葉ですが「猫の手も借りたい」と、言いますが、猫の手では役に立ちませんし、出来ない人が一人はいる事により、エネルギーが倍必要になり、ミスも多くなるのです。スペシャリストだけの方がより一層仕事も進むのではないでしょうか。
4.社員もアルバイトもパートも自分が経営者と思いなさい
常日頃、言われていた言葉ですが、「行動を起こすとき、考えるときは自分が経営者ならばどうするか?を考えて行動をしてください。」と、言われ続けました。時給いくらのおばさん達に研修を受けさせてはいつも言っていた言葉です。
初めは反発的な人も多かったですが、今思えば家庭も一つの会社と同じで、給料に応じて家計を賄って行かなければなりません。子供が大きくなるにつれ、学費もかさみます。その時の言葉を思い出すと、良い事を学んだと思います。
5.家庭という会社の運営
より少ない経費でどのように家計を賄って行くか、会社預金(預金の増やし方)、節税(どのような保険にはいるか)など、数えきれないほど当てはまることがあります。まだお子さんが小さい方は実感が無いかもしれませんが、家庭も会社も一緒なのです。ただ主婦が自給をもらわずに働いているだけの違いなのです。 まとめ
・アルバイト、パートにも学習をさせる企業もあります。・今では派遣の方も多いかもしれませんが、社員、アルバイト、パートの隔たりのない企業で勉強してみてはいかがでしょう。
・高効率公配分とは少ない人数で沢山の仕事をこなす代わりに給料を高くすることですが、俗にいうブラックと言われるかもしれませんが、ブラックでも勉強になります。
・ 家庭は会社運営と同じ で経費を抑え、会社預金を作り必要な時にそのお金をまわす全く同じです。
私は働いていた当時はピンと来ていなかったのですが、子供の成長と共に学習塾や習い事、授業料とお金のかかる金額がどんどんかさんでいきます。そして、ひと段落すれば親の介護へとまっしぐらなのです。
そんな時期を向かえ、会社も家庭も同じなのだと気づきました。抑える事の出来る物はなるべく抑え、来るべき危機に備えなければならないという事が実感しました。まだ子供さんが小さい方はピンと来なくて当たり前です。気づくのには何年もかかる事ですし、早く気付くことが出来れば幸運と思ってください。