中国碧桂園、国内債償還の3年延期を要請 5.38億ドル=関係筋
[北京/香港 14日 ロイター] - 中国の不動産開発大手、碧桂園は9月2日に満期を迎えるオンショア私募債の償還を3年延期するよう求めている。関係筋が14日明らかにした。
データ会社ウィンドによると、同社債の残高は39億元(5億3796万ドル)。
中国の不動産大手が日本円にしたら780億円ぐらいの債権の償還を3年延期させろと、、、
中国の不動産バブルの崩壊って話が本格的にやばくなってきましたね。
尚、中国経済ではもっと大きな問題が隠れています。
それが 融資平台(LGFV) (ゆうしへいだい)
中国の地方政府が傘下に置く投資会社の事を言い、資金調達とデベロッパーの機能を持つ。
地方政府の信用力をバックに、銀行からの借り入れや債券発行を行い、公共住宅や社会インフラなどを建設しています。
背景には地方政府は財政規律を維持するために地方債の発行が原則禁止されている為、地方のインフラ開発の為抜け穴として「融資平台」が発達した。
中国経済が減速する中で融資平台は隠れ借金として地方財政の不信感を高める要因となっている。
(11日の北京ロイターの報道では)
国は、地方政府のインフラ投資会社である融資平台(LGFV)の債務などバランスシートに掲載されない債務を返済するために地方政府が債券発行を通じて約1兆元(1400億ドル)を調達することを認めると、米ブルームバーグ・ニュースが複数の関係筋の話として11日に報じた。
1400億ドル、、円にしたら20兆ぐらいですか??
要は20兆ぐらいの債権が焦げ付いてにっちもさっちもいかないので、地方政府の名前で債券を出して借り換えを実施するって事でしょ??
以前から、中国の税制不安(特に不動産)には触れてきましたが、導火線に火が付いた爆弾をぐるぐるぐるぐる回してる気がして怖いです。
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