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2018年03月28日

「男と女のミステリー時代劇」第4話「髪結い藤吉」








 3月27日の午後10時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、「男と女の水てリー時代劇」シリーズ第4話「髪結い藤吉」が放送されました。
 まず、おしま(笛木優子さん演じる)という女が登場します。彼女が江戸の町の中をふらっと歩いているときに出会った易者に、運勢を占おうと言われる。
 おしまは、何をやってもうまくいかず、自ら「八方ふさがり」だと言う程で、住む家もない状態だった。
 易者はそんな彼女に、権現様にお参りに行けば運が開ける、と言う。
 半信半疑ながらお参りに行ったおしまは、石段で転んでしまった。
 と、そこへ髪結いの藤吉(金子昇さん演じる)という男が来て助け、手当をする。
 おしまは藤吉に連れられ、ついには藤吉の家に住みつくことになる。
 それから数日経って、藤吉はおしまに、「若狭屋」という薬屋へ働きに出ないか、話をと持ちかける。それには条件があって、「若狭屋」のの主人・市兵衛(永澤俊矢さん演じる)の「囲い者」になるという条件がついていた。
 藤吉と一緒に住むようになってから徐々に惹かれていった彼女は「囲い者になるなんて」と、全く乗り気では無かったのだが、藤吉は実は同心の手下としても働いており、若狭屋が裏稼業として盗賊をやっているのだとにらんでいた。それでおしまを住まわせて、若狭屋が盗賊だという証拠を見つけて若狭屋をゆすろうと考えていたのだ。
 事情を明かされ、藤吉に説得されたおしまは、引き受ける条件として、うまくいったら自分と所帯を持ってくれ、と藤吉に言い、約束させる。
 そして、藤吉の妹として若狭屋に入ったのだが、藤吉は約束を守ろうというほどおしまを愛しておらず、利用しようとしていただけだったのだ。
 はたして、おしまの「働き」は巧くいくのか? 
 そしておしまと藤吉はどうなるのか?


 ミステリー仕立てというよりは「裏切るか?」「裏切られるか?」という展開の妙味と、思いを貫くおしまの一途さ、そしてラストで易者の正体が判るところが面白いです。


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