10月08日
【Parallels 16.5.1】Windows11にアップグレード可能なの?
Windows11がリリースされましたね!早速Windows10からWindows11へとアップグレードしてみたいと思います。
長らくInsider扱いだったPC正常性チェックツール( Microsoft )が公開されたので、まずはチェックしてみました。
「今すぐチェック」ボタン クリックで、すぐに結果が表示されました。
長らくInsider扱いだったPC正常性チェックツール( Microsoft )が公開されたので、まずはチェックしてみました。
「今すぐチェック」ボタン クリックで、すぐに結果が表示されました。
(↓すべての結果を表示にして、スクロール)
(MacBook Pro Mid2015 macOS Big Sur 11.6 Parallels 16.5.1の環境で動作中のWindow10 Pro で実行した結果です)
参考までにParallels 17を導入、セキュアブート、TPMチップを有効にすることでここまで変化します。
- 「PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。」警告が消えました。
- 「TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。」警告が消えました。
- 「プロセッサーは現在、Windows11でサポートされていません。」エラーは消えません。この状態で、Windows11インストールできました(Intel Mac)
判定は、『このPCは現在、WIndows 11システム要件を満たしていません』でした
プロセッサー(CPU型番)でNG でした。この結果は予測できていませんでしたよ。
黄色のびっくりマークと赤色の×マーク、色合い的に考えると
- 赤色は、エラーカラー、完全に非対応、Windows11へアップグレードできない
- 黄色は、警告カラー、アップグレードしてもいいけど、リスクがあるよ
と推測できます。ただ、「デバイスの仕様」ボタンをクリックするとWebページが表示されます。そこにはこのように「このPCはWindows11に対応していません」と明言されています。
Windows11は非対応のPCに無理矢理インストール可能?
むり でした。Windows11のインストール方法は3パターンありました。詳しくは「 Windows11をダウンロードする 」
- Windows 11 インストール アシスタント [再インストール] [クリーンインストール]
- Windows 11 のインストール メディアを作成する [再インストール] [クリーンインストール]
- Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする
1番目と、2番目を試しましたが、要件を満たしていないため、実際のインストール作業へ進むことができませんでした。3番目は2番目とほぼ同じだろうと予測できるので試していません。
上記は、Windows11のインストールメディアを作成するパターンです。Parallels 16.5.1でWindows.iso(ダウンロードしたメディア)からインストールを試みています。「このPCではWIndows11を実行できません」という画面が表示されていることがわかるかと思います。右下にある「次へ(N)」ボタンは残念ながらクリックできないDisableのボタンです。続けることはできませんでした。
これは難しそうだ・・と感じています。
レジストリを変更することでTPM要件をなかったことにする方法(試していません)があります。この方法が機能する場合、Parallels 16.5.1でもWindows11は動くかもしれません(どんな影響があるの?これがわかりません)。
softantenna: Windows 11のTPM 2.0チェックをバイパスする方法
Windows11評価版は動作する?しませんでした。
最新バージョンのWindows、開発者ツール、SDK、および準備が整ったサンプルを備えた仮想マシンを使用して、Windowsアプリケーションの構築をすばやく開始します
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/downloads/virtual-machines/
ここにはVMWare、 Hyper-V、 VirtualBox、 Parallelsに対応した仮想マシン(VM)パッケージが用意されています(Windows 11Enterprise-20GBのダウンロード)。Parallels版をダウンロードし、確認しました(2021/12/2 時点 WinDev2110Eval.Parallels.zip 展開前のサイズは18967493016バイト、ZIPファイルを展開するとWinDev2110Eval.pvmが出来上がります)。
- 展開したWinDev2110Eval.pvmをFinderからクリックするとParallelsで起動できます。
- 初回"WinDev2110Eval"をコピーまたは移動しましたか?と確認があります。移動済みとコピー済みボタンがあります。ここではコピー済みをクリックして続けています。
- Preparing Automatic Repair
- この後Preparing Automatic Repair表記がDiagnosing your PCに変わります
- しばらく待つと「Your PC did not start correctly」と表示されWIndows11は起動できませんでした。
- BypassTPMCheck、ByPassSecureBootCheckも試してみました。評価版には効果なしです。Continue後のタイミングでリセットされている感じです。
- WinDev2110Eval.pvmのコンテンツにWinDev2110Eval.appなるものがありました。単品では動きませんでした。
open /Volumes/parallels/WinDev2110Eval.pvm/WinDev2110Eval.app
The application cannot be opened for an unexpected reason, error=Error Domain=NSOSStatusErrorDomain Code=-10826 "kLSNoLaunchPermissionErr: User doesn't have permission to launch the app (managed networks)" UserInfo={_LSFunction=_LSLaunchWithRunningboard, _LSLine=2436, NSUnderlyingError=0x7ffb8ef1c2a0 {Error Domain=RBSRequestErrorDomain Code=5 "Launch failed." UserInfo={NSLocalizedFailureReason=Launch failed., NSUnderlyingError=0x7ffb8ef1bb10 {Error Domain=NSPOSIXErrorDomain Code=111 "Unknown error: 111" UserInfo={NSLocalizedDescription=Launchd job spawn failed with error: 111}}}}}
まとめ:Mid2015でWindows11を動かすためには?
現在の環境ではWindows10までのサポートであることがわかりました。Windows10は2025年まではサポートされます。Mid2015でWindows11を動かすには?
以下理由からMid2015でWindows11は動かせないだろうと思っていました。
Microsoftで公開された未対応のPCへWindows11をインストールするドキュメントの抜粋です。
Microsoft recommends against installing Windows 11 on a device that does not meet the Windows 11 minimum system requirements. If you choose to install Windows 11 on a device that does not meet these requirements, and you acknowledge and understand the risks, you can create the following registry key values and bypass the check for TPM 2.0 ( at least TPM 1.2 is required ) and the CPU family and model .
https://support.microsoft.com/en-us/windows/ways-to-install-windows-11-e0edbbfb-cfc5-4011-868b-2ce77ac7c70e
TPM1.2以上、かつ 対応したCPU をクリアできればリスクはありますがWIndows11をインストールすることができます。Parallels16.5.1やMid2015ではクリアすることはできません。Parallels 16 Pro/BusinessエディションやParallels17でTPM要件はクリアできます。上記URLにはレジストリを書き換える具体的な方法も合わせて記されています。条件をクリアできないので試してすらいませんよ・・・
Parallels17を導入することでWindows11が動作しそうです
Late2012でWindows11動きました。詳しくは こちら の記事でわかります。
Mid2015でParallels 17を導入、 Windows10Pro→Windows11Proへのアップグレード手順 がわかります。
Mid2015以外のIntel Macに目を向けてみると、こちらも厳しい状況のようです。
- TPMチップはIntel Macにも搭載されている(詳しくは corriente.top
)
- でもチェックツールで未対応になるそうです。
- Windows11正式版で実際どうなのかは不明なところもありますが、 corriente.top
によるとIntel Macでは動かせない情勢のようです。
Windows11からは「Mac BootCampでWindowsは動かせない」ことがわかりました。
ARM版Windows11は、「Apple M1チップのサポートをしない」( project.nikkeibp.co.jp )ことが明らかになっています。Paralells17でWindows11を動かすことはできます。動作しますがリスクもあります。
- 【Intel/M1】サポートされないマシンでの利用は多くの場合、自己責任で利用することが前提となります。
- 【M1】ドライバー周りで問題が発生した場合などに不安があります。
- 【M1】そもそもARM版利用者は少ない。問題にあった際、解決する道のりは険しいことが予想されます。
朗報としては、 Surface Pro X の存在です。ARM系CPU(Microsoft MQ)で、Windows11に対応しています。 同じARM系ですので関連情報を入手することが可能です。
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